「素晴らしい型」ライアー×ライアー R41さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい型
漫画の実写化でしたか~ ですよね~
冒頭で、自分そっくりな人が世界には3人いるというセリフに騙されて見てしまった。
見終わる20分前までは見たことを後悔していた。
さて、
どう転んでも禁断とはいかないことは割と早々にわかるのだが、どうしてもBLの様な不快感があるのは否めない。
禁断ではないものの、そうなってしまう着地点もまた不快感が残った。
完全に個人的な生理感だ。
さて、、
しかしながらこの物語の型は中々素晴らしかった。
湊の性格 + 純粋さ
そのために起きてしまった成りすましの恋愛ごっこ。
どう考えても透は馬鹿なの? と思ってしまうが、その裏に隠された本当の透の心
その純粋さと絶望感
彼の持ってしまったその思いが、その純粋さが、湊の純粋さを超えてくるという驚き。
自分の中で死んだことにした湊
その代わりはどこを探しても見つからなかった。
渋谷でぶつかって倒れたギャル
湊にそっくりだったが、彼女はそれを否定した。
とうとう巡り合った「運命の人」
透の絶望が喜びに変わった瞬間と、是が非でもこの思いを失いたくない。
この彼の強い思いが最後に明かされることで、この物語の深みが広がる。
おそらくティーンズ向けの漫画
だから途中で我慢できなくなってしまう。
しかしよく出来ていました。
湊が好きだった烏丸くん
彼の渾身の作戦
物語の中に腹黒い人物が誰一人出てこないことがこの作品の世界観を際立たせている。
純粋さの中で起きてしまった人間関係の複雑さ
漫画には違いないが素晴らしいプロットだった。
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