劇場公開日 2020年10月16日

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「売国奴を美化したフィクション映画」スパイの妻 劇場版 eiga@comさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0売国奴を美化したフィクション映画

2021年3月14日
PCから投稿

①厳密には、夫はスパイではない
②妻に、やがてアメリカと戦争になり負けると言っていた夫
なのに、妻だけ日本に残し、一人アメリカへ亡命した夫
それを美談のように描いていることに、違和感を感じた
③実態人体は731部隊をモデルにしている
現実では、人体実験をしたという証拠資料は残っていない
しかし、劇中では実験映像のフィルムやノートが証拠として存在していることになっている
④当時の欧米では、毒ガスなどの生物・化学兵器開発が行われていた
また夫が亡命するアメリカでは、核兵器開発も行われていた
当時の世界の情勢を無視、日本国内からでしか物事が捉えられない井の中の蛙的な考え
見識の視野が狭い、一面的なものの見方しかできていない
⑤夫のようなコスモポリタン主義者は、現在のマスコミに引き継がれている
真偽が確かではない疑惑レベルの話を、さも事実のように脚色し貶める
結果、日本の国益を損なわせる
劇中では、国益ではなく多くの日本人の命を失わせた
⑥この映画は、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞、
カンヌ国際映画祭では万引き家族がパルム・ドールを獲得
近年の海外映画賞では、日本はこんなに酷い国ですよ、
とPRする映画が賞を取れる傾向にあるようだ

制作がNHK、編集に李英美に関わっており、鑑賞前の一抹の不安が的中しました
この映画は作り話フィクションですが、何も知らない人が見れば、
当時はこんなに酷いことが行われていたのかと、事実だと受け取るでしょうね

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eiga@com