PORTALS ポータルズのレビュー・感想・評価
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世界観のみ大作
SF映画の名作「2001年宇宙の旅」。それを象徴する物は何と言っても「モノリス」の存在だ。モノリスに触れた事で文明が進んだ事を示唆するシーンが強いが、未だに論争が巻き起こる不朽の名作である。さて、本作にもそれに近い物が現れるのだが、その目的や経緯は謎。冒頭である程度世界観を語られるため、期待値がグングン上昇していったのだが、興奮はそこで終わってしまった。 本作はポータルを介して様々な境遇に立たされる人々の運命を描いた物語なのだが、まさかのオムニバス形式で構成されている。それぞれに別の監督がついているのだが、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のエドゥアルト・サンチェス、「スカイライン-奪還-」のリアム・オドネル、「KILERS/キラーズ」のティモ・ジャヤント監督等の映画ファンにはもはや知った顔ぶれである。 ところが、本作の豪華な顔ぶれとは裏腹に、作品としてはかなり残念なレベルである。
本作のウリであるオムニバスという設定が何にも応用されておらず、ただ単にポータルという共通認識の中で罪なき人々が命を落としていく様を描いており、「人類消滅」という大きなテーマを抱えているにも関わらず、それぞれの話は繋がることなく、1作ごとのストーリーで完結させてしまうのだ。ある程度謎は残しておいた方がいい事もあるが、全く分からないというのは流石に観客をバカにし過ぎでは無いだろうか。いつもの知った顔で安心し切るどころか期待してしまった自身のミスもあるが、それにしてもである。日本版はいかにもSFっぽいパッケージだが、何故か頭部破裂や両目えぐり出し、ゾンビ等突然スプラッタシーンがやって来る。まぁこの監督勢ならばやりかねないだろうが。本作の監督らが多く参加した「V/H/S」シリーズのSF版と見れば良いのだろうか。
ホラー映画界もネタ切れか
ブレアウィッチプロジェクトのエドゥアルドサンチェスを含む4人のベテランホラー映画製作者によるB級ホラー、ホラー映画づくりもネタが尽きたのかSFに頼って怖がらせようと言う安易な魂胆。
謎のドアが主役、藤子先生が観たらさぞお怒りになるでしょう。
ブラックホールを匂わせたり、磁気嵐での大停電、パラレルワールド、異星人の人間狩りなどSF映画のエッセンスを脈略無くつまみ食い、SFに寄せてはみたものの脳をハッキングされて錯乱したりゾンビが出てきたり拷問もどきの卑劣な怖がらせ方は相変わらず、結局全ては謎のまま観客に丸投げ、B級映画だからと言ってそんな手抜きがまかり通るのは如何なものか。
理不尽で気味悪いだけ、怖くは無いが映画館でお金を払って観たとするとぞっとする。
モノリス
いや、ブラックホールも大停電も関係ないんじゃ??と、何だこりゃ感満載のオムニバス作品。冒頭と最後はジェームズとアナのインタビューで、最後には彼ら二人が実験に成功したと喜んでモノリス風の黒いどこでもドアに飛び込んでしまう・・・
アダムと妻と幼い娘のエピソードがメインのようです。停電が起こったその日、いつものように娘を学校に送る際、田舎道に突然黒い物体が現れ、車は衝突。妻と娘は消え、アダムは病院のベッド。いきなり左目摘出手術をすると言う医師。手術は成功したかのようだったが、アダムの左目は黒目になっていて、意思を持っていた。その目がやがてモノリスと同じようなドアになり・・・という話。
その「アザーサイド」。あちらの世界に行ってしまった妻と娘に会うため、アダムは決断を迫られる。ブラックホールというよりパラレルワールドかな?反対側の世界に行ける人と行けない人がいるみたい・・・なんのこっちゃ!
そのメインの間に「911コールセンター」のエピソードと「サラ」というエピソードがあるのですが、それがまたつまらない。サラなんてはっきり言ってゾンビの世界だし・・・
つまらない話ではあるけど、グロ映像も満載。あちら側の世界に行くと細胞が変化に耐えられなくなるのか、顔が溶け出したりして、ゾッとする。なんだか『ザ・フライ』みたいでした。
全く意味不明な映画だった。 別空間に飛ばす扉が出現し、中に入れたり...
全く意味不明な映画だった。
別空間に飛ばす扉が出現し、中に入れたり入れなかったりというシーンがあるが、何を基準に選別していたのか。
また、アメリカから突然インドネシアに場面が切り替わったのはなぜ?
なぜゾンビのような連中が襲ってきた?
ブラックホールを作り出した
突然、世界中でドアのようなブラックホールが現れる。
吸い込まれたり、跳ね飛ばされたりして人類はパニックに陥る。
4人の監督が作っているらしいが、一貫性がなくつまらない。
瞬間移動の扉では無く、意思を持つ異次元空間への扉
2020年8月5日ある研究施設にて人類初ブラックホール誕生。同じ日に全世界規模にて大停電発生。事件事故も増える様になり、またある物体が登場し人々は混乱する。
ブーンと言う音がする黒い(モノリス)的ドア状の物体。
あらゆる手を使い人間を取り込もうとする。
その物体に戸惑う人間達ですが、映画的にお金が掛かっているのはこの黒い物体だけであり、後は脚本で乗り切ろう感が否めない。
人々の戸惑い方や演出が安臭い。
意味もなく中心人物を変える。意味がない人物あり。
ドアがもたらす現象や人間関係も不十分。
目の病気や博士義眼などの表現は無視。手術の方法も現実無視。
人間もゾンビの様にしちゃって何したいの?
こういう手の映画って「本当にあったらどうしよう💦」と観る側を不安がらせる事に目的があると思うのだが?🤔
しかし、この映画には本当にあったらどうしよう感が産まれない。
予兆にも結果にも面白さが無かった。😓
レビューの最初を購入した動画配信サイトの予告文書を一部拝借し書かせて頂いたが、「ブラックホールでは無く瞬間移動可能なワームホール誕生ではないかい?」(書き方が悪い‼️)と思ってしまうし、それが何かの拍子で意思を持つ異次元空間っぽくなり、モノリス的ドアが増えて人々を恐怖に陥れる話であり、何故か予告文書に釣られて観た自分が解せない結果となりました。
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