名も無き世界のエンドロールのレビュー・感想・評価
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予定調和。ラストカット以外は。
「ラスト20分の真実」「展開に衝撃」
いや、まったく予想通り(苦笑)。予告編見た時点でそう思ってたけれど…。「爆破の部屋も違うんじゃない?」というところまで予想通り(マコトが駆けつける可能性あるキダを巻添えにするはずがないから)。
驚きという点では、復讐が回りくど過ぎて…見てる側としたら全く腑に落ちないところ。恨みの炎が消えず復讐に執着するんなら、幸せから突き落とすという意味があるから理解できるんだが…。「恨みはない」んだったら、なぜ10年かけて金と地位を手に入れなければならないのか? 自白させるなら他にも方法はあると思う。
あと、キダが裏社会の人間になる…ってところ、あんまり必要性を感じない。そんな人らのとこ行かなくても、普通のアパートに住んでるマコトを探す手段もいくらでもあると思うが…。ラストカットのアレが裏社会の「説得力」に繋がるのかな?(って、有料配信で続き⁈)
そういうプロットにするための「手段のために目的選んでない」感じが強すぎるのは辟易(これは原作者、映画作成側の問題か)。
俳優陣の演技は、キダの抑揚ある台詞以外は素晴らしい。キダのひとは相変わらず、演技の成長が見られない…と、思ったら、裏社会の人間としてクール(平坦な押し殺した台詞)に振る舞う様子はまあまあ。あの役者サンを生かす発明が見られたのではないだろうか。
内容はよかったが、最初の方で筋が読めてしまったのが残念…
小学生からつるんでいた3人。それぞれに家庭の事情があり、その3人だけの狭い世界が唯一の世界だった。
そんな3人が大人になり関係性も変わっていく。
真剣佑演じるマコトは、ある日突然整備士を辞めて連絡がつかなくなり、かと思えばワイン会社の社長へと上り詰めていく。ちょっとここら強引💦 ある人と出会い、その人が4500万集めたら会社を売ってくれるとか、無茶苦茶だなー。そんな都合よく上手い話が転がっているものなのか?
一方、岩ちゃん演じるキダは裏の世界へ足を踏み入れていく。なんかどこかで聞いたことあるような話…そうだ、「ウロボロス」ですね。
2年後にマコトを見つけ出し、そしてマコトは何の躊躇もなくキダに依頼ごとをする。もしかしたらちゃんと話をしていたのかもしれないけど、その部分がないので、なんか再会していきなりそんな危ない橋渡らせるか?とは思ってしまう。やはりここは連絡もとっていてほしかった。ここがウロボロスと違うところですね。
ちょいちょい間に過去の3人が描かれ、それがもう伏線多すぎ…というくらい。
こんなイケメン二人と幼馴染だったら、中高もヨッチいじめられてそう(笑)
そんなに仲良かったのに今いないってことは…? そして車の事故、中村アン演じるリサのことも好きそうに見えないし、先読めすぎました(^^;;
なので宣伝の「ラスト20分の真実」も、少し逆を期待したけど、やっぱそうなるかーという…ちょっと残念。
ただ、途中のドッキリとか、サスペンスっぽいところ、拳銃や爆弾…といったドキドキさせる要素もあって面白かったのは確か。
せめて、3人の家族とか家庭環境、いじめも会話だけじゃなく、親とかクラスメートとか登場してその辛さとかも描いてあったら良かったなあ…。それがあったらより3人の親密さも伝わったと思うのに。
偶然と❓ばかり❗️
鑑賞しましたが(なんとか最後まで)
最後の目的までたどり着くまでに、偶然と無理やりな設定が何度も続きます。
書いたらきりがないので、割愛します。
映画タイトルに「エンドロール」と入っているので最後になにかあるのか期待したのですが、
「はぁ〜どういうこと❓」で終わりました。
でも、4人の俳優さん(岩田、新田、山田、中村)
の演技が素晴らしかったのが救いでした。
予告が…
過去といまの表現が煩雑過ぎます。
また過去の表現で途中から何をするかが丸見えになり、どうして?ってことが連続的に起こり、実行方法にも?が付いてしまいます。
なのでもやもやしたままま映画館を出る事になります。
けどまずは予告編がダメでしょう。
何故あの様な予告を作ったのでしょうか?
新田真剣佑が“にった”じゃなく“あらた”だと知った
職業に貴賤はない。押しボタン式信号の立場がない。面白い言葉が妙に残る上に、忘れることより忘れられるほうが怖いと言っていた山田杏奈の気持ちもよくわかる。
それより「プロポーズ大作戦」という懐かしいテレビ番組がどことなく嬉しい。「フィーリングカップル5対5」も学園祭なんかのプログラムにあったし、その後色々と使われてますよね。「ご対面~」とコールされてガッカリする男女が面白かったりする。ちなみに、三枝の「オヨヨ」という言葉は「パンチDEデート」。
“衝撃のラスト20分”という謳い文句があるために、どこからがラスト20分なんだ?!とドキドキしっぱなし。ここから20分かな?などと思っていたら、すぐにエンドロールが始まってしまいました。いやまて、エンドロールが終わってから20分かもしれないぞと待ってたのですが、謎めいた半年後の映像が最後だったようです。
結局、何が起こるのかと推理しながらの序盤から中盤までの展開にはてなマークが点りっぱなし。細かなエピソードを中学時代、高校時代、社会人時代、現在という切り取った時系列バラバラで描き、キダとマコトの不思議な連帯感の謎を追う形という不思議な世界観。それでもリサがポルシェをぶつけたところで予想ができるのです。リアルな犬の遺骸にドキリとしてしまい、愛犬家の俺としては家に帰りたくなったのも事実です。
総務省の官僚を接待したことまでは隠蔽できなかった政治家もいましたけど、この作品では大胆にも自動車整備工場や学校までも消し去ってしまうという大胆な悪事が露見します。まさにオヨヨ!メダマメダマです。怒るでホンマ。小さなことからコツコツとであります。
赤いバラとかwowCOLAとか、ビックリさせることが生きがいのマコトのトリック。コーラ!触るんじゃない。とハラハラさせられ、美しい冬の花火を堪能しました。
何が『ラスト20分の衝撃』なのかを見誤ってはダメ
これって『成り上がって高嶺の花にプロポーズするってストーリーと思わせておいて実は10年かけた復讐でした』って衝撃?
違うと思う。クリスマスのプロポーズ大作戦が10年前も現在もヨッチのためだけのものだったという衝撃だと思う。
冒頭の会話
マコト「これから迎えに行ってくる」
キダ 「上手くやれよ」
穏やかな笑顔を浮かべる二人。切ない。
だってこれは復讐の成功を願った会話ではなく、天国のヨッチへのプロポーズが成功するように願った会話。キダはあの時点でマコトの気持ちも計画も全て知っていた。そのうえであの穏やかな笑顔。声色。……切ない。
あと、みなさん演技が素晴らしかった。
お気に入りはヨッチがキダの告白を断るシーンとマコトの告白を受けるシーン。きっとヨッチはキダの方に想いを寄せていたけれど運命に従ったんだなと感じさせる演技。露骨じゃなく(きっとキダを…)ぐらいの絶妙なお芝居。
それはラストシーンもそう。背後に立ちつくすキダをほんの少しだけ振り返るあの感じも最高。
そう。エンドロールの後に半年後を匂わせるのどうだろう?dtvはテレビCMで充分じゃない?キダは全てを見届けて二人のあとを追った説があってもいいと思う。まぁ、キダちゃんはヨッチの事を忘れないために死ねないだろうけど。
期待以上の作品
えーっ、そーゆー展開なのーっ!!
本当にラスト20分最高!!
冒頭では、男の人のシンデレラストーリーなのかな?なんて思った自分が恥ずかしい。
そんな単純な話ではないのだ。
人生は思いが強ければ自分の思い通りなる。
悲しい結末なのか、幸せな結末なのか
観る人に委ねられる。
今日も最高に素敵な作品に出会えて感謝です。
ボクも20分の前に気づいてしまった。
孤児院!?で育った3人が大人になり、それぞれの道を歩んで行く。
キダは生真面目だが行動力はそんなにない
マコトは勉強はできないし、バカな行動をするが、行動力がある
ヨッチは小学生の時いじめられていて転校するもトラウマを抱えている
本当のプロポーズ大作戦を実行するために10年の歳月をかけて準備する、その思いの深さは計り知れない。
ラスト20分の前に気づいたのはヨッチのことがよぎったから。
忘れられるということがいかに惨めなことか。それは接した人たちの思い出から消え去り、無かったことになるということ。
身構えた結果
映画館に良く通うものだから告知をよく見るんだけど、もちろんこの映画も良く見てたわけで「ラスト20分の真実〜」って聞いてたので身構えて見た結果、伏線を意識しすぎて(分かりやすかったのもある)始まって20分でだいたいオチが分かってしまった…
まあ、なにも考えずにフラットな気持ちで見たら楽しめるのかなと。
あと時系列が意外に飛んでるのに気づきにくい。
結果的にストーリーとかよりも1番気になったのが、3人とも制服はもう違和感を感じる年齢になったんだなということ。
でも清楚系じゃないヤサグレ杏奈ちゃん大好きです!
02 タイトル
タイトルの付け方がこの作品の全てを語っていて
素晴らしい作品でした。
現在と過去を振り返って見て今、彼の置かれている
状況がわかりやすく描かれているし
彼等と彼女の関係性
何故、彼等は事件を起こしのか
最後に全て回収しましたが、伏線はとてもわかりやすく
みやすい作品でした。
ただ、昨今の作品は、ネット作品と組みすぎでは?
スッピンオフとはいえ、観た人は、みたいです。
商売がうまいのか?エグいのか
ここが僕のアナザースカイ!
復讐ではなく存在として世界に残るというSNS時代を上手く使った、頭脳プレーであった。権力で市民を無にする政治家と娘を世に晒し、存在しきったマコト。
伏線も回収して、ハラハラできる面白い映画であった。
親がいない3人だから、世に存在をしていたいと思う強い信念が伝わる映画。
キダ(岩ちゃん)が1人残された、最後の映像は寂しさと淋しさが伝わる綺麗な映像。
ここが僕のアナザースカイと言いそうな画角であった。
EndRoll De World That No Name!!!!!???
うーーーん。(笑)
ドッキリがあっさりすぎて。(笑)
すこし戸惑いながら。(笑)
ドッキリをもっとサクサク派手にやって欲しかったようなどうなのか。(笑)
タッチ映画なのかどうなのか。
その犬とタッチ感の微妙なぼかしが個人的にはいいようなどうなのか。(笑)
あとは最後は少し意味不明で。(笑)
板金屋さんからその後の方から、ちょっと遠くなってきて。(笑)
どうせだったらもっとぶっ飛んでいて欲しかったような。(笑)
なんかいまいち中途半端で飛べないようなどうなのか。
少し胸熱なのかどうなのか。(笑)
いまいち、もっとテキトーでガンガン、スピーディーに言って欲しいと
思ってしまう作品のような。(笑)(笑)
Name Never Knows!!!!?????
うーーーん。(笑)
適当なストーリーと。(笑)
微妙な感じで。(笑)
いまいち最後が入ってこなくて。(笑)
犬だったのかどうなのか。(笑)
まあ、うーーん。(笑)
いまいち。(笑)
まあ、花束推しでお願いします。(笑)(笑)
そう手が込んでると思えない。
前半、中村アンが出てきたところ、もう先が読めてしまった。
各伏線の先にあるものも、ほぼ読めてしまった。
でも、死んだ犬の伏線のはり方は良かった。
中村アン、高慢な感じがよく似合うこと。
こんなヒール役をガツンと演技していて、好感度UPしかありません。
ヨッチ役の山田杏奈の唇を震わせ泣きながらセリフを言うシーンが良かった。唇がプルプル震えてるのにセリフが言えてる、さすが女優さん。でも、セリフがかたく、役どころと合っていないと感じました。
また、どちらも好きだから、先に好きと言ってくれた方を選んだあたり、それはそれでどっちもそんなに好きじゃないと感じられました。ただ、自己肯定のために利用した感があり、いくら育った環境を顧みても、あざといと感じてしまう。そうゆうの子供は感じ取りやすいので、だからイジメられてたんじゃないかと邪推してしまいました。
セリフと言えば、”完璧主義は欠陥品なんだ”と言うセリフがあったが、そこまで自己分析できていて引き篭もり?セリフに違和感を感じることが多い。
キダの扱いが可哀想だなぁと思いましたが、エンドロール後の番宣を見せられて、
キダを主役に使いたかったのねと思うと、可哀想さが半減。
番宣と言えば…映画が番宣のように扱われているが、番組見てから映画じゃないの?
先に過去を見せられても…
「さみしい」「さびしい」、調べちゃいました。
こうゆう言葉の扱い方は好きです。
宣伝文句が先走っていた
ラスト20分での大どんでん返しを大々的に宣伝したせいで、初めから全てを疑って掛かってしまったかと思う。
それを差し引いても、マコトがリサに惹かれた(ことになっている)初対面の場面で、あまりにもリサに魅力が無く、また、マコトの目も全く恋に溺れた目ではなく、最初から殺し屋がターゲットを見るような表情に見えてしまった。
話の展開が序盤で完全に読めてしまったので、ミステリーやサスペンスというより、人間の心情の機微を観るヒューマンドラマとして観ることにした。
そうすると、キダとマコトとヨッチの揺るぎない関係性の中にも、やや首を傾げたくなる場面が散見された。
マコトは、学生時代にはあたかもキダとヨッチを取り持つように二人きりにしてあげていたように窺えたのに、何故、キダに何も言わずに「突然」ヨッチに告白したのか。
ヨッチは、何故自分の親友である筈のキダに、「殺し屋」が似合うなどと不穏なことを予言したのか。小中学生がアクション映画に影響されて「スナイパー」を格好良く思う気持ちは分からないではないが、高校卒業を目前にし、進路について話している時に「殺し屋」という表現を使うことに違和感を覚えた。「さびしい」と「さみしい」のような小さな語感の差異を気にする彼女であったからこそ、余計にその違和感が大きかった。まるで、自分の遠くない死後にキダが自分のために殺し屋になることを望むかのようだった。
マコトのプロポーズ作戦も不可解で、自殺願望があることは分かるのだが、人に忘れられることを最も恐れるヨッチを思うのならば、リサは道連れにせず生き地獄を味わわせた方が効果的なのではないかと思う。あのシーンを観た世間の人は、轢かれたヨッチのことなど気にもとめず、爆死した人気タレントとその父親の政治家のことを暫く話題にして、そしてすぐに忘れていくだろう。人は赤の他人の人生にそこまで興味を持たない。初めから、忘れられないように縛り付ける対象はキダ一人だったように思える。
キダは、唯一徹頭徹尾マコトとヨッチを思って生きている様子が、学生時代のキダの眼差しからも顕著で、だからこそ切なかった。横断歩道の向こう側とこちら側、三人でいるのに一人だけ傍観者になっている切なさを端々で感じた。
マコトにとってドッキリを仕掛けることが愛情、仕掛けられた相手の反応から愛情を感じているとキダは考えていた。マコトが最期にキダに仕掛けたドッキリは、マコトにとってはキダを巻き込まないための愛情だったのだろうが、それと同時に、キダを一人横断歩道のこちら側に残して、自分とヨッチのことを忘れずに生きていくことを強いるものに思えた。
三人だけの世界に一人で取り残されたキダは、死ぬことさえ許されない。ただ死んだ二人のことを忘れずに生きていかなければならない。とても残酷な話だと思った。
エンドロール直後にdTVの宣伝が入り、やや興醒めであったが、同時に、少なくとも半年後キダは生きていて、立ち直るのかもしれないと、僅かに浮かばれたような複雑な気持ちになった。
大どんでん返しは、予期していないからこそ不意をつかれてその種明かしに感服するものだ。
最初から大どんでん返しを過剰にアピールし、そのまた裏をかくこともなく、単に盛大なネタバレをしていた宣伝部は猛省すべきだと思ったが、主役達の演技は素晴らしかったと思う。
岩田剛典は昔は「アイドルが演技もしている」感覚が抜けなかったが、キダの苦悩、切なさ、覚悟が台詞のない場面でも見事に表現されていた。新田真剣佑は、学生時代の朗らかさ、ヨッチを失った後の死んだ目の対照が圧巻だった。
寸分の狂いもなく良いとは言えないが
寸分の狂いもなく良いとは言えないがこの復讐劇にはしびれました。
大友康平が急な区画には裏があると言った方が裏組織にまで落ちていった岩ちゃんのこの後の行動に何かを感じさせ。安心して観れるのでは?
幼馴染のためいきなり銃をぶっ放すか?と途中疑問になり?板金工としての働きぶりのキャラから乖離してしまった。まるで親が居ない零細企業勤めは半グレだと言わんばかりでこれからの時代に合わない気がした。
まあ再会したさい作戦の意図を伝えたとのだろう?
しかし観てる側としては唐突感が。
壮大な愛と友情の物語
まっけんファンの友人と感想をかわしたいのもあって初日鑑賞。
岩田剛典さんと新田真剣佑さんが初共演という話題性がある映画。
行成薫氏の小説は未読です。
幼なじみのキダとマコトそして転校生ヨッチが3人で支え合う姿だけでもウルウルきた。
時系列があっちこっちするけれど分かりやすく展開し、ラストに繋がる抑え気味の演技と演出で静かに物語が進みます。
政治家令嬢リサ役の中村アンさんの高慢っぷりと山田杏奈さんの真っ直ぐさの対比も良かった。
キダとマコトは交渉屋と会社経営者としてそれぞれの社会でのし上がっていく姿がかっこいい。
2人が10年の歳月をかけて企てた壮大なプロポーズ大作戦。
途中で結末がわかってしまうけど…真実が明らかになったラストはすっきりするというより切なすぎて胸が痛くて泣けた。
サスペンスというより壮大な愛と友情の物語。
佐藤祐市監督の代表作がまた増えましたね。
エンドロールまでは良かったけれど、その後アフターストーリーの宣伝はちょっと興醒め気味でしたが…
マイナス0.5
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