名も無き世界のエンドロールのレビュー・感想・評価
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俺と親友と…
ただずっとひたすらに切ない。
細かな内容は知らずにヨッチが死んでいることを知った状態で観始めた。なので伏線とかどんでん返しは期待してなかった。それがよかったと思う。
ただ1人の大事な人間が居なくなってしまった後を生きる2人の人生がひたすら切なくて、観賞後になんだこれ……と放心状態になった。
終盤で交通事故から10年経過したことがわかったあたりで、かなり苦しくなった。
その後に、気になってしょうがねぇんだよ、というマコトが行動してきたほんとの目的。切ない。
印象的なのは
写真を投げつけた時の
「俺と親友と…"犬"だ」 なんだよこれ………。
爆破直前の
「押しボタンを押さなかったら押しボタンの立場がねえだろ」マコトの涙目。
ラスト交差点の
「ちゃんと指輪受け取ったか?」からの横断歩道を渡って遠ざかっていく2人。
名も無き世界(3人だけの世界)が終わって、エンドロールも10年かかって終わったんだと解釈した。
本編の主題歌も余韻があってよかった。
期待せずに見始めたけど、
めちゃくちゃいい映画でした。
普通に面白かったですが
犬を轢いたというくだりで何となくわかってしまったので、ラストまでが長かった。
3人の子ども時代が丁寧に描かれていたので、この復讐劇には納得がいく。
けれど、いきなり大金が出てきたり、ワイン会社の社長の件は、何がウラがあるのかな?と思ったら
すんなり社長になってしまい、拍子抜け。
大友、柄本さんの演技は凄い。でもはまり役すぎて、色々と新鮮味が感じられなかった。
2人は幼い頃から親友だった。クリスマスイブの時まで… そしてラスト10分の衝撃。
幼い頃から親友だった2人キダとマコトに転入してきた女子が加わり最高の時間を過ごしていたが、突然姿を消すことになった。
それから大人になったとき、あることをきっかけでマコトに再会し史上最大のプロポーズを仕掛けようとしたが、まさかのどんでん返しという結末が衝撃でした。
押しボタンを押さなかったら、押しボタンの立場がないだろ
映画「名も無き世界のエンドロール」(佐藤祐市監督)から。
気になる一言以外にも、メモした会話は多かった。
「住む世界が違うんだよ」
「世界が違うんじゃない、分けられてるだけだよ」とメモし、
「さびしいんじゃなくって、さみしいんだよ」は、
PCの漢字変換が困ってしまうほど、微妙な表現である。
「同じじゃねぇのか」「違うんだよ」「そうか」「そうだよ」と
それ以上のツッコミがなかったので、余計に気になった。
また、引きこもりになった若者がこう叫ぶ。
「あんたさぁ、僕が完璧主義者って言ったよな。
完璧主義者っていうのはさぁ、結局欠陥品なんだよ。
理想通りのきれいな人生じゃないと我慢できない。
うんこがくっついた人生はもう必要ないってわけ、わかった?」
なるほど・・と思う定義に、少しホッとした。
さらに、こんな表現にも、頷いてしまった。
「危ない橋っていうのはさ、自分のために渡るもんなんだよ」
しかし、私がこの映画を代表する台詞を選ぶとしたら、
「押しボタンを押さなかったら、押しボタンの立場がないだろ」。
信号機で見かける「押しボタン」と書かれたBOX。
「押しボタン」の立場になって考えた、この表現って、
インパクトがあるし、こういった視点がとても新鮮だったなぁ。
主演の二人はカッコいい
二人がカッコいいのでレンタル料を払い観賞。
子供からのエピソードに何か良さそうな感じがして。
途中から犬が交通事故で亡くなる。実は犬が死んだのではなく彼女が〰️
訳が分からないまま彼ら二人が何故、助け合って生きて行くのか最後まで分からなかった。
復讐劇。
最後の結末は納得いかない感じです
二人とも演技もいいしカッコいいのですが話が今一つ面白さに欠けたので、引き込まれることは無いままでした残念ですね。
彼女は喜んでくれるのだろうか?
思い返すに…無駄なシーンもカットも無かったように思う。が、なんでこんなに盛り上がらんのだろうか?
映画的に、ではなく俺自身が。
ストーリーも凝ってはいるし、俳優陣は素晴らしい。中村さんとか驚く程、役を真っ当してる。
題材か?
それとも、なんか余りに突拍子もないシチュエーションなのか?それとも作為に満ち満ちた伏線の数々なのか…出来すぎた予定調和の弊害か?
なんなんだろう?
回想と現在の棲み分けもきっちり仕上がってるし、3人が2人になったギャップも盛大に感じる。
楽しそうに大声で笑う3人が切ないのだ。
裏世界の住人になった岩田氏の目も好き。
指輪を前に、不安になる新田氏も好きだ。
ゴールに突き進む全てのものも盤石の体制で用意されてる…むしろ、それ以外のモノは皆無と言ってもいい。
…いったい何が気に入らないのだろうか?
なんか、まあ、大筋はどっかで見た話しのような気もするし…なんつうか、純愛ってカテゴリーにするのも気が引けはする。
突拍子もない話がとんとん拍子に進むのが気に食わんのだろうか?
淡々と進む…全部が全部。
色々、純粋過ぎて…表層だけなぞってるような気がしなくもない。
あっという間に終わってしまった
期待していた作品だったが、想像よりも面白みに欠けた印象。
始めは写し方でストーリー展開を誤魔化していた感覚だったが、途中からストーリーが読めてしまった。
全体的には良くも悪くもない印象。
幼馴染3人のキャスティング次第では、もう少し楽しめたかも。
都合良く裏社会の人間になったり社長になったり、次の場面ではリサと付...
都合良く裏社会の人間になったり社長になったり、次の場面ではリサと付き合ってたり多少強引な部分はある。
伏線があまりにもわかりやすくてラスト20分に全く驚くことができないのが少し残念だが、その伏線がしっかり回収されキレイにまとまった結末はオチに気付いてしまっても十分楽しめると思う。
きっちりやり遂げたスッキリ感もあるししっかり切なさも残る。
期待してなかった
映画館で見たかったけどコロナで行けない間に終わってしまいNetflixで見かけたので期待せず見ました
キダが銃で女と別れろと言ったときに、あーそういうことかとラストが分かりました
そこからどう伏線回収するんだろうと見てました
最後爆発してくれて良かった
あれで爆発しなかったらつまらなかったと思う
缶を持ち上げて爆発がたまたまなのか仕掛けがあったのかはこちらで好きなように考えていいのかな?
理想は缶を持ち上げたから爆発したという最後がいいなぁ
サプライズが部屋が違ったというだけなのはちょっとどうなのかな?と。
ラスト20分の真実…?
最初から、「そうだろうな~」と思ってみていたので、衝撃も何もなかった(^^;
リサが嫌な女過ぎたので、もうちょっとマイルドにしてたらミスリードできたかも。
よっち
なんて悲しいお話なのでしょうか。
よっち、悲しすぎる。
結婚して欲しかった。
プロポーズ大作戦、叶って欲しかったですね。
あそこまでして、よっちを思っていたと思うと
かなしすぎます。
最後も部屋を違う部屋教えているという。
いつものようにコーラを置いて。騙してたんですね。
犬のくだりから、犬を引いて
そのまま放置した話を聞いた後に
ご飯に行きませんかって、まもるが
こんな女に惚れるわけないだろって
思っていたので、話が進むごとに
どんでん返し復讐劇なのは勘づいて見てました。
犬じゃなくて引いたのはよっちだったんですね。
あそこで気づいてすぐに店を飛び出して
4500万ためて、社長になって
女に近づいてすごい執念です。
キダは自分のためじゃなく、ずっと
人のために何かをしていましたね。
自分を犠牲にして裏社会の仕事について
そこまでしてまもるに協力して
なんか全部、よっちのためだったんですかね。
悲しいなぁ。見てよかった作品でした。
りさ役の人猛烈に人として終わってましたね。
真剣佑さん、とてつもなくかっこいいですね。
あんなに一緒だったのに…
今年の1月全くの同時期に公開されたイケメン俳優W主演の何か仕掛けがありそうなサスペンス映画2本。
…と、勝手に括り、どっちがどっちで、誰がどっちに出ているのかさえも混同。
でも、両方見てみたら一目瞭然。
先日見た『さんかく窓の外側は夜』はビミョー、こちらの方がずっと面白かった。
共に複雑な家庭環境で育ったキダとマコト。真面目なキダとドッキリを仕掛けるのが好きなマコト。
小学校の時に似た境遇の転校生ヨッチも加わり、3人は欠けがえのない存在に。
小学生の時から支え合って生きてきたが、二十歳のある日、ヨッチが突然いなくなる…。
オンボロ車修理屋で働くキダとマコト。
そこへ、政治家令嬢で人気トップモデルのリサが車を修理して欲しいといきなり現れる。マコトは彼女に強い関心を抱き、仕事を辞める。
キダは裏社会を通じマコトを探し、再会。マコトはリサを振り向かせる男になる為、死に物狂いで金を稼いでいた。
やがてキダは裏社会の交渉屋として、マコトは悲願の会社経営者としてのし上がり、ある計画を実行に移す。
クリスマス・イヴの日、リサへ仕掛ける壮大なプロポーズ大作戦…!
過去と現在が交錯して展開。
過去パートは青春ストーリータッチ。唯一無二の幸せと、儚さや切なさ纏い。
現在パートはサスペンスタッチ。謎と何か悲しみ纏い。
姿を消したヨッチは何処に…?
プロポーズ大作戦とは…?
そもそも、キダとマコトは何をしようとしているのか…?
あれこれ考え巡らせ、見ていると次第に、正直“真相”はその直前辺りまで分からなかったが、2人の“目的”は早い段階から気付いた。
本作もどんでん返しや仕掛けや伏線ありのサスペンス。1度より2度見た方が面白い。小道具、台詞にワード、視線に感情…それらが2度見た時の方が効いている。
『キサラギ』『ストロベリーナイト』『累 かさね』など、佐藤祐市が本作でも手堅いサスペンス演出を見せる。
単なるイケメン俳優共演に非ず、熱演を見せる。
特に新田真剣佑は過去パートは無邪気、現在パートは悲しみとある感情を秘めた複雑な演技。
岩田剛典もクールとダークと受け身の演技。『去年の冬、きみと別れ』もそうだが、岩田出演のサスペンスはなかなか見応えある。
山田杏奈と中村アンの2人は全く正反対のヒロイン。ま、どっちがどっちなんて言わなくても分かるだろうけど、一方は主人公2人にとっての“ヒロイン”、もう一方はビ○チ! 天晴れなくらいで第2の菜々緒になったり…?
このビ○チのやった事、まるであれではないか。池袋で若い母娘を車で轢き殺しといて、「過失ない」なんて責任逃れしているクソジジィと全く同じ! 全く、上流階級や権力って奴は…。
10年越しの計画。もはや執念と言っていい。
それほど、突き動かすものなのか。
突き動かすものなのだろう。
それほど…。
たった3人の世界。
小さいけど、居心地がいい、幸せな世界。
ある時彼女が言った。
さみしい。
忘れられたくない。
ハッピーエンドでも悲劇でも、2時間で終わる映画を見ると涙が出る。
そんな彼女を、永遠にハッピーエンドが続くこの世界へ…招待したばかりだった。
最後の最後に、マコトが仕掛けた“ドッキリ”。
しかしマコトにしてみれば、10年も待たしてしまった。
この世界では叶わなかった。
あちらの世界で、きっと。
ハッピーなエンドロールをーーー。
守るものを無くした強さと切なさ
幼少期から両親がいないと言う逆境から
愛と友情を見つけ、守るべきものができた
けれどそれすらも奪われてしまった時
人は守るものがないと強い
サスペンスとしての怖さもあったけど
自分には切なさが残った。
話題になった映画だし、人気のあるマッケンとガンちゃんの映画だから...
話題になった映画だし、人気のあるマッケンとガンちゃんの映画だから観ておこう、と鑑賞。全く内容を知らなかったので、ヨッチはどうしたの?(途中からは想像できたけど)プロポーズ大作戦?なんだ?と結構楽しめた。
ただキダが交渉屋になった経緯や、マコトが姿を消してたった2年で4500万円を貯めたところがもう少し細かく描かれていても良かったかな。あの若さで4500万貯めるなんて、大変な事なんだからその苦労を観たかった🤔
プロポーズ大作戦の目的、マコトがあの2人に恨みはない、、、と言っていたけど、なんで??恨みが全てじゃないの?と思ってしまった。そうではないところがこの映画の切ないところなのかな。
傲慢なわがまま女、中村アンはピッタリ!あの高飛車女の悪事を晒したまでで満足して欲しかった。マコトには新しい人生を生きて欲しかった。
なるほど
わずか数年間で4500万円も貯められるものかな?とは思いましたが、途方もない計画をよくぞやり遂げましたね、と驚きました。
最初の「サプライズを用意してるよ」の内容が一番最後に明かされたので、そういうことか、と納得しました。
結婚しようと思った彼女への想いでここまで上りつめて白状させたことも凄いけど、
親友の、交渉人としての力、他人の戸籍を取る、というかなりすましたりする、いわゆる通常の人には出来ない裏の仕事が出来るキダさんがいたからこそ出来た計画だな、と思いました。
あのままキダさんが見つけなかったら、元カレと別れさせたりは出来なかっただろうし、ちょっと都合よい展開ではありましたが、今までにあまりない脚本で面白かったです。
ネタバレのために何度も時系列が戻るのがちょっとややこしいけど、「あの時はそんな会話があったんだ」と分かってそれなりに良かったです。
世の中には権力でうやむやにされちゃうことってあるのかな、って少し思いました。
確かに序盤でキーとなる言葉が出てくるのですが、あんなアプローチにするとは予測出来なかったので、なかなか面白い脚本でした。
とても良い映画 時間も丁度よく、次を彷彿させる終わり方?ぽかったの...
とても良い映画
時間も丁度よく、次を彷彿させる終わり方?ぽかったので次回作あるなら見たいと思います!
ただ、2人に置いていかれる選ばれなかった岩ちゃんを思うと中々にしんどい
家族も、裏の世界に入ってまで探した友人も、初恋の相手も何もかもを失った彼はこれから先ずっとひとりぼっちなのだと思うと…
最後の最後に仕掛けたコーラのドッキリ。かけられた方は絶対に忘れないというセリフ。忘れられるのを怖がった初恋の子。
様々な伏線が散りばめられていてかつ、見やすく面白かったです
コーラ缶が重要だったのなら・・・
観終わって、このエンディングのための伏線・前フリだったのかと気づいたほど、完全に騙された。しかも、ほぼ終盤に至っても、冒頭の花束を持っていくプロポーズ大作戦の相手がモデルの方だということは純愛映画のはずだからストーリー的にありえない、あっちとは高飛車過ぎてもう無理だとか気づいてとっくに別れていて、実はあの幼なじみに持って行くんだとばかり思ってたわ。これが宣伝文のラスト20分の真実だろう、大したことないわ、その手には乗らないよと・・・。結果的には一周回って合っていたような気もするけれど。脚本に完敗。
しかし、なんの必然性で一人は裏社会に入らなければならなかったのかが不明。これが唐突すぎる。「仕事紹介の先は裏社会にもつながっている」と言った修理工場の親父のセリフが説明ぽく、あの場面では不自然すぎ。他の職業にできなかったものか。ダイナマイト入手のためだったら建設作業員とか・・・。やはり、そんな職業で入手するストーリーには無理があるのか。あと、最後にやはり救おうとするなら、キダは最初からダイナマイトを渡しちゃダメでしょ、ダイナマイトだよ。ま、渡してなかったら映画にならんけど。
また、過去のコーラ缶にはいろいろな細工がされていたけれど、最後の爆発も遠く離れた部屋で缶を持ち上げたから?やはりあいつは思い直して考え直すよう説得に来るはずだから、作戦完遂のため監禁現場とは別の部屋を教え、その部屋にスイッチとなる缶だけを置いて二人がかりで幼なじみを弔う・復讐するってことをマコトは考えていたのか?それなら、もっとわかりやすくコーラ缶上の電源が一瞬光るなりなんなりして欲しかった。それとも単なる偶然での時間の一致だったのか?ところで、爆発するのがポートピアホテルに似ているなぁと思っていたら、そのものだった。エンドロールで判明。しかし、よく撮影OKしたなぁ。だって、飛行機での映画上映には機体が爆発するとかハイジャックされるとかの映画は除外されるし、航空会社も場所提供などの撮影に協力しないっていうし・・・。
ストーリーには直接影響が無いようで、どうでもいいことだが、途中に出てくるモデルを取り合うライバルの部屋にある犬の写真はいわくありげにクローズアップされたけど、若い頃の3人が学校帰りに見ていた轢き殺されてた犬?だとしたら、なんでこのライバルが飼ってたのか?こっちもあのモデルがなんらかの関与?しかし、彼女も犬が死んでいたときは子供だったはず。意味わからん。誰か教えてほしい。
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