「切なくて感情移入してしまいました。」名も無き世界のエンドロール 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
切なくて感情移入してしまいました。
2021年。佐藤祐市:監督。行成薫:原作。
よく出来たミステリー映画だと思いました。
ミステリー好きには堪らない作品。
隠してる部分が、すごく上手く隠せています。
勘のいい人ならすぐに分かるのかも知れないけれど、私はまったく分からなくて、
ドキドキしながら、ラストを待ちました。
幼なじみの3人。
それぞれ不幸な家庭に育ったキダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)
同じく家庭に恵まれない転校生のヨッチ(山田杏奈)
3人は仲良しの親友になり、家族以上の絆で結ばれて行く。
ところがヨッチは20歳の時、キダとマコトの前から忽然と姿を消したのです。
(いつになったらヨッチは大人になってキダとマコトの前に現れるのだろう?)
ここが一番の疑問でした。
でもここが一番のポイントなので、待ちましょう、ストリーの進行を!
ここまでが第一章です。
そして第二章
自動車修理工として働くキダとマコトの前に政治家の娘でファッションモデルのリサ(中村アン)が現れる。
猫を轢いて傷ついた車を、速攻で修理するように懇願します。
車を仕上げて、お茶に誘ったマコトに、
「なんで、アンタとなんかお茶する訳?この私が・・・」
その見下した言葉に奮起したキダは実業家として成功して、リサと釣り合う男になるのでした。
マコトとキダの行動にはすべて裏の企みが隠れています。
最後の最後に明かされるエンドロールは衝撃的そのもの。
いえいえ衝撃的過ぎます。
原作は小説すばる新人賞を受賞した行成薫の同名小説。
クリスマス・イブに決行されるマコトからリサへの「プロポーズ大作戦」
テレビ中継されるプロポーズの顛末(エンドロール)をどうぞお楽しみに!!
それにしてもリサ役の中村アンさん、頑張ったなあ!!
なりふり構わぬ好演に星ひとつプラス!!
過去鑑賞
共感していただきましてありがとうございました😃
イケメン二人に対して幼馴染の女の子、‥‥、心が良い子なんだろうな、と思ってました。
思った以上に三人の結びつきは強く。
イケメン二人が泥臭い復讐劇でしたね。