SKIN 短編のレビュー・感想・評価
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"憎しみ"
ここまで来ると正しいのは何方なのか?愚かさを描いているように、二つの暴力描写から自分の感情がブレる感覚に、疑われるそれぞれの正義。
復讐としての酷いやり方に「ベルフラワー」を思い出すが、全身に塗りたくる黒、あれは全身が傷だらけと同じ、気が遠くなる時間と労力。
意識がある状態ならば、かなりの拷問。
痛みでは無く、絶望と羞恥心と後悔、冷酷の中にある賢さ、一枚上手な黒人のやり方と悲惨なラスト、何方に転んでも加害者から被害者に、自分の人間性に疑問符が生じてしまう感覚!??
これが人種対立のリアル…
あまりに壮絶な映像で直視できない。
相手への恐怖からくる攻撃の手が、次なる復讐を生む、悲劇の連鎖。
正論や机上の倫理では、絶対に解は得られない。
誰が指導者になっても、この対立は解決できないのか。
絶望的な米国の姿を、これでもかとみせつけられる。
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