SKIN 短編のレビュー・感想・評価
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親の洗脳に子供は影響される。
今起きている事実を直視せよと伝えているような。
こういう映画を直視することや、それに、この直視したことをゼミや仲間や学校で話し合うことが必要。
それによって個人考え、社会の一人一人が変わっていくと思う。こういう現実をみせないと、気づかない人が多い。私には関係ないと思っている人がいると思う。
この映画が伝えたいこと? この映画を観て、自分は何が変わったか? この映画の何がショックだったんだ? 何について疑問だった。なぜ、悲しい?
こういう映画こそ、人間の考え方に影響をあたえて変えると思うから、ぜひその国の背景も意識して討論などに使ったほうがいい。それに、なにか感じるから、心の中の痛みを吐き出してほしい。
親の教育の大切さ、子供は親に洗脳されてしまうから。ジェフリー(Jonathan Tucker)はネオナチ(胸にスワティカの刺青を入れている)で、伴侶と子供トロイと一緒に住んでいる。一見、ネオナチの家庭に見えないくらい、どこにでもいるような人間の家庭。しかし、ネオナチ仲間でいる時にトロイに銃の練習をさせている。スイカを的に射撃することに異論をしめしていた伴侶が、トロイが命中させると、それが微笑みに変わる。トロイの方は銃より、蛇に興味がありそうで、食事中もどこからかじったのか、蛇についての知識を両親に話す。
ある日ジェフリーはつまらないことで、スーパーで黒人男性に喧嘩を吹っかける。怒りの高揚が治らず、仲間をよび、一人の男性にみんなで寄ってたかって殴る蹴るなど、、、。この後は、いたちごっこ。
こんなどこにでもいるような家族にみえるが、ここに怖さが潜んでいる。親の影響で子供が育っていくのが良くわかる。子供は親が何をするかをよくみてる。
トロイが、心に残す傷はなみ大抵ではない。簡単に癒されるものではない。このタネを撒いたのがトロイの両親。
ネオナチの子供はネオナチとして洗脳されていく。もちろん反面教師もいる。この映画でトロイはネオナチにならないと思う。銃の恐ろしさを体験したから。ここで、1組の悪循環であるネオナチが断ち切れたと思う。その反面、ここまでしなきゃ断ち切れないのか。
蛇足
この映画を見終わって、監督はアメリカ人じゃないと思った。やっぱり。イスラエルからのユダヤ人で、何年か前、結婚して、米国に移り住んだらしい。おじいさんはナチの生き残りの方だとか??
●人にはなりたくない⁉️
ショッキングで興奮しました😰
交感神経が優勢になること間違いナシ ⚡︎🧠⚡︎
このクオリティの長編も観たかったですが、観ればそれなりに疲労してしまうことでしょう😓
ロベルト・バッジョ似のジェフリーに実行された復讐👱🏿♂️ あんな目に遭うのは絶対に嫌だ‼️😱と強烈に思うのは、自分のそれまでの姿を急激、且つ不可逆的に変えられてしまう恐怖と、やはり(憧れる人も一部居ますが) “黒”くはなりたくないという潜在的な意識が皆の心に少なからずあるからでは🤔‥と考えさせられたり。(私も若かりし頃は無駄に日焼けに勤しんだ一時期はありましたが☀️)
これが、この後に上映される平和な理想を求めた長編作品の元になったと書かれていますが、その前にこれを見せられても、、なんだか抑圧されて虐げられた側の癒えぬ復讐心、こんな目に遭わせてやるぞ❗️という物騒な脳内復讐願望を見せられたかのようなチグハグ感が残ります(もし実話エピソ-ドなら😱)。
というか、(たとえ想像の世界であろうと)昔から眼には眼を歯には歯を的にグロいことをわりと平気でやる、あちらの人達のエスカレートな行為に、久しぶりに異質の文化的(カルチャ-)恐怖心(ショ-ック!)をオラ植え付けられただ。。
これぞ短編の醍醐味!
スーパーでちょっとしたことが原因となり、黒人男性が駐車場の自家用車の前、しかも家族の前でボコられる・・・ひでぇ、差別主義者の暴力!許せん!となってしまう。
レイシストグループには子どももいて、銃を撃たせるなど、もうやりたい放題の奴ら。アメリカの現状にも心が痛みますが、あちこちで陰惨な事件が起こってるのだと思わせる。
短編のため、ここまでにしておきますが、凄い発想だなぁ・・・驚愕。ハーケンクロイツの刺青には気を付けましょう。
報い
長編版SKIN制作の資金集めの為につくられた、本編との関連はないフィクション。
白人至上主義思想を持つ男の話で、衝撃的な差別思想に胸クソ悪さと気持ち悪さ全開。
たった20分で展開する悲しい結末はかなり衝撃的で、映画として非常に面白かったけど、他のヤツらもいたよね、と物足りなさも感じた。
ただ、この展開を是としてはいけないし、面白いと思うのも間違いだし、物足りないと感じるのはとんでもないことだよね。
【”レイシストに対する壮絶な報復” ”負の連鎖”はこのようにして、続く・・。】
ー地元の映画館で、”長編”と連続上映。-
■ストーリーはシンプルである。が、それがこの短編の恐ろしさを倍増させている。
・レイシストである若き白人の父親は、愛する息子とスーパーに買い物に行く。
レジで、息子は一列空けたレジで買い物を袋に詰めていた黒人と ”目が合い” 他愛無い遣り取りをする。
その黒人の行為を見た、愚かしき父親は、黒人に対し・・。それを社内から見ていた息子は・・。
<シンプル・イズ・ベストを地で行く作品。
救いようのない結末にも、戦慄した短編である。>
レイシストの家族の究極の悲劇
名古屋シネマテークでは長編との併映だった。
21分の短編はレイシストの家族の因果応報をシンプルに描く。自業自得とはいえ究極の悲劇があった。
甘めな結末の長編よりこちらの方が納得できるのではないか。
"憎しみ"
ここまで来ると正しいのは何方なのか?愚かさを描いているように、二つの暴力描写から自分の感情がブレる感覚に、疑われるそれぞれの正義。
復讐としての酷いやり方に「ベルフラワー」を思い出すが、全身に塗りたくる黒、あれは全身が傷だらけと同じ、気が遠くなる時間と労力。
意識がある状態ならば、かなりの拷問。
痛みでは無く、絶望と羞恥心と後悔、冷酷の中にある賢さ、一枚上手な黒人のやり方と悲惨なラスト、何方に転んでも加害者から被害者に、自分の人間性に疑問符が生じてしまう感覚!??
これが人種対立のリアル…
あまりに壮絶な映像で直視できない。
相手への恐怖からくる攻撃の手が、次なる復讐を生む、悲劇の連鎖。
正論や机上の倫理では、絶対に解は得られない。
誰が指導者になっても、この対立は解決できないのか。
絶望的な米国の姿を、これでもかとみせつけられる。
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