狂武蔵のレビュー・感想・評価
全45件中、21~40件目を表示
高度なワニワニパニックを見ているような感覚。
宮本武蔵と何百人もの名門道場吉岡一族との戦いをワンカットで見せるアクション。
.
最初と最後以外、ずっとワンカットで戦ってるだけだからさすがに飽きる。というかポスターもよく見ないで前情報一切無しで見に行ったので、いやこの戦闘シーンいつ終わるん、、って殺陣始まって5分で飽きてた。
.
大人数に囲まれてるとはいえ1度に襲ってくるのはせいぜい3,4人。だからだんだん、高度なワニワニパニックを長時間やり続けてるように見えてくる。人数が多いのって1度に襲ってくるから大変なんじゃなくて集中力を持続させるのが大変なんだなとわかったよ。
.
敵は400人いるらしいんだけど、敵の役者さんはせいぜい30人ぐらいかな?だから同じ人が斬られては行き帰り、斬られて行き帰り、、無限地獄。ゾンビなのか君たちは。。
.
77分ぶっ通しで闘ったっていうこの宮本武蔵役の人はすごいが、さすがに飽きるね(笑).
武蔵へのサービスタイムで苦笑
ワンカット(風も含めて)映像って意外と好きみたいなので観ることに。宮本武蔵と吉岡一門の戦いを描いたアクション映画。
77分のワンカットが唯一の見所だと思う(実際上映時間の大半はこれ)のだが、ワンカットにする必要あったのかなと思ってしまう。たしかに序盤は緊張感もあるし、なるほどそんな斬り方していかないとバテるよねとか、それなりに楽しんでいた。
でも、宮下草薙の草薙くんみたいな人がいるなーと思っていたら斬られたあとまた出てきたところから変な感じに。さすがに殺陣やる人はそんなに集められないよなと自分を納得させていたが、昔のチャンバラみたいに斬られたら画面から退場していく姿を見たらちょっと興醒め。刀を振りかぶりながら大声出して駆け寄って腹切られるやつが連続した時点で苦笑してしまった。完全に武蔵へのサービスタイムじゃないか!しかもこのサービスタイムが定期的に訪れるから、まともな感覚では観られない。武蔵に休憩を提供してるんだなと思ってしまった。
実は最後の7年後のエピソードの方がアクションに迫力があった。ワンカットにこだわらずこんな感じで撮影したほうが面白かったのに。予算の問題もあるだろうから仕方ないだろうけど。坂口拓の殺陣はすごかっただけにもったいない。
ゾンビ映画?
おいおい、まじかよ…。
何回生き返るんだよ!
1人あたり軽く10回は生き返ってるし(せめて衣装とか替えて復活してよ)、脳天を割られる役はヘルメットみたいな感じだし(だから、そいつが出てくると切られ方が予想できる)、上段のまま切って下さいと向かってくるし(某○太郎侍とか、何年前のチャンバラなんだよ…)、全然、おもんないんというか、ある意味笑うしかなく、面白かったのかも?
なんだこれ?
武蔵ではなく、制作者が狂ってるというオチ?
これが道場で練習しているシーンというなら、それはそれで見応えあったかも知れないけど…。
ちょっとないわ…。
チャンバラゲームのリプレイ
企画が崩れたが殺陣屋としての意地だったのか、仲間を言いくるめて撮影された77分の決闘。ソレまでに準備してきた頭と身体を信じて、極々簡単な取り決めで挑むものだから、一見すると単純な行動の繰り返しにしか見えないが、全員が徐々に擦りきれていき、殺伐とした空気にリアルさが漂い始める。朦朧としていくなかでの坂口拓の呻きの様な台詞は骨髄に響く様だった。コレを映画なのか?と、問われると甚だ困ってしまうのだが、好きか?と聞かれたら「好きだ」と即答すると思う。
何とか物語の形をつけようと追加された部分も個人的には良かった。特にあの妖しい刀が、ね(笑)。そして何よりも音響と音楽。そもそも映画鑑賞において重要視しているポジションなのだが、それがある意味で大変分かりやすく身体に響いてくる。パイロット版だったら5分持たず寝てしまうであろう画面に躍動感を与えているのは間違いなくそれらであったのではなかろうか。全く良い体験だった。
コレを日本の制作サイドの方々が視て、妖しい魅力を放つものにもお金を使う様になって欲しいなと、切に願うものである。
一乗寺下り松の決闘 検証動画
「1 vs 100 で勝つって実際に可能なのかな?」「やってみようぜ!」という感じで始まったのではという動画なの。拓さんが仲良くなったから山崎賢人で動画をサンドイッチして、作品にしたっていう。
体育の時間に剣道部とやると、簡単に一本取られるから、剣豪と未熟者がやったら、かなりの人数差でもいけんだろうなと思いながら観ててね。
最小限の動きで剣をはらって基本の構えに戻し、スキを見て一人ずつ倒すってのを繰り返すのね。なるほどとは思うけど、観てるの退屈。なんかゲーム実況動画を見てる気分になんの。途中、水を飲むところも、アイテム見つけて体力回復に見えるしね。
もういっそ「これは《狂武蔵》というゲームの実況です」という体にして、拓さんと山崎賢人で実況しながらやってもらった方が観られたかなって気がした。
やってることは凄いんだよね。これだけの殺陣をワンカットでやるのも凄いし、倒された人を画面の外へ出して、また入れて、すごい人数相手してるように見せたり。
でも、それにエンタメ性はないの。修行のように見ないといけない。ワンカットの決闘シーンが終わったとき「あー、やっと終わった」と思ったもん。
そこからは映画公開にあたって撮って足したシーンだね。拓さんの切れ味がいい。囲まれても必殺技炸裂っぽく切るしね。
凄い動画だから日の目を見ないのは惜しいけど、公開する映画のレベルなのかというと違う気もするし、難しいね。僕は拓さんのファンだから観るけどね。
よく撮ったな!?!?
斬って斬ってずっと出てこない黄門様って感じ!
坂口拓さんの化け物みたいな持久力!
カメ止めの限界に勇敢に挑んだ作品!
武将の知識は戦国BASARAで
止まっているわたしでも全然楽しめました!
宮本武蔵どこで扱われても強すぎる!
刀の上から押さえて相手が振り上げる
勢いに任せて斬り込む技が
めちゃくちゃかっこよくてグロテスクだった!
冒頭で「あと何人だ…??」ってつぶやくシーンが
「ほんまそれな…?」と思わず
突っ込んでしまいました笑
ちょうど良いところで登場する竹筒水も
程よいゲーム感があって
なんというか結構すきな作品です!
本当に狂っていたのは誰だ
本来なら新宿武蔵野館位でしか上映されない作品だったと思うが、(「RE:BORN」がそうだった)この状況下のためだろう。イオンシネマで上映されていてびっくり。
言われがちな言葉だが、コロナも悪い事ばかりじゃない。
殺陣は本来手順を決め、動きを考え、どう撮るかを考えて、練り上げながら創るものだ。無論坂口拓はそんな事は百も承知でこの無謀な企画に挑んだのだろう。何が彼をそこ迄駆り立てたのか、当人以外知る由もない。
やはり彼が1番狂っていたのか?
正直そんな勢いだけで作られた映画、もっとグダグダになっているだろうと思っていたが、以外と観られる作品になっていたのに驚いた。これは効果音と付け加えられたCGの血糊と、やはり劇伴に依る処がかなり大きいと思う。ちょっとサントラ欲しいなと思うくらい。
しかし77分延々と刀を打合せる音と斬られる音を入れ続けた音響監督は、それこそ頭がおかしくなる思いだったはず。
音響監督の柴崎憲治氏はアニメ、ゲーム、ドラマ、勿論数々の実写映画とほとんどこの人1人でこの国の作品全て担当していると云って過言ではない音効界の大大御所だが、流石にこんな映画は初めてだったであろう。やはり気が狂う思いをしたはずだ。
音楽はカワイヒデヒロなる人で、これ迄の作品は知らないのだが、実に格好いい劇伴を付けてくれている。この人のお陰で77分保ったと云っても言い過ぎでは無い。映画の半分以上は音楽で出来ていると言ったのは押井守監督だったか。実際この映画のゼロ号試写なんて観れた物ではなかったろう。この人のこの作品への功績はかなり大きい。
カワイヒデヒロ音楽監督。覚えておこうと思う。
撮影監督の長野泰隆氏は「いかレスラー」とか「かにゴールキーパー」とかB級作品の多い人だが(笑)、何しろあの「HIGH&LOW」シリーズの撮影監督だ。
CG編集無しであのアクションシーンの長回しを撮れる手腕はこの映画で培われたのではないだろうか。主人公のアップ越しのハレーションなんて、きっとこの監督のアドリブのはず。雨降らしのシーンで乾いた地面がチラッと写ったからどうだというのだ。
77分間、たとえデジタルとはいえカメラを構え続けるのは、それこそ気が狂う思いだったはずだ。
そして9年の間に散り散りになった権利を買い纏めた太田誉志プロデューサーも、死に物狂いで東奔西走したはずだ。
狂人達が作った狂った映画、それがこの「狂武蔵」の正体だ。後にも先にもこんな映画は二度と作られないだろう。
とはいえ、しっかりと殺陣を練り上げ予算を掛けた謂わば「狂武蔵・完全版」を観てみたいと思うのは自分だけでは無いはず。
だが坂口拓氏の頭の中にはちゃんと次の時代劇の構想が有るようだ。ファンならばそれを気長に待つしかないだろう。
先ずはせっかく大スクリーンで観られる機会を得た本作。劇場で観ずしてどうする。
DVD出たら買うけどね。
おまけ
やっぱり坂口拓カッコイイ。てかハンサム。美男子。美青年?
頼むからもう少し痩せてくれ!(笑)
剣術アスリート宮本武蔵
良くも悪くも、坂口拓の身体能力と持久力あっての作品で、70分超のワンカット撮影をやってのけたのは素晴らしいです。一方で、ワンカットを持続させるためか、殺陣が地味で同じようなシーンが多く単調なんで飽きて来ます。斬られ役の使い回しはいいとして、この人達の斬られパターンも毎回同じなんで、一度斬られたら学習してほしいです。その分、最後の5分の殺陣は、ケレン味たっぷりで迫力ある出来でした。撮影チームは頑張った思うけど、手持ちカメラのブレのせいか、途中から車酔いの状態で辛かったです。
万人向けの映画ではない。だが、戦で一緒に戦っている雰囲気を味わいたい方にはお勧め!
賛否両論がある作品。本人たちもこれは普通のアクションを求めて観に行ったら、裏切られる、とも言っています。主演坂口拓のドキュメンタリー映画に近いです。
初日に観た時に、どんどん武蔵の戦いに引き込まれ、77分の最後のほうには一緒になって疲れていました。1カットアクションなので、「段取りに見えないように」デザインされたアクションワークではないので、攻め方は単調になっているように見える方が多いようです。インタビューでも言っていましたが、段取りがないから、本気で戦っているから攻撃が段取りっぽく、単調に観えるとのこと。戦い方はマジ当てなので、基本的にやられ役なプロテクターのある所しか打てない中、坂口さんは防具も着けないで一発当たったら映画が終わり、という緊張感の中の撮影。相当の労力、集中力がないとやっていられない。後半は疲労の限界を超えて、ゾーンに入った坂口さんの構えが変わってどんどん攻撃のスピードも上がっていく。この戦いは息ができない程の迫力だった。
そして最後7年後の武蔵。強さもスピードも段違いに強くなった武蔵は何をやっているかわからないくらい、本当に強かった!この戦いはもうちょっと観たかった。映画を観終わった後、こんなに疲れた映画はなかった。
元の映画の企画がなくなり、意地で映画を作ろうとして70分以上のワンカットアクションを撮ることで生まれた映画。準備期間も極端に少ないので、あら捜しをしようとしたら沢山あるでしょう。もう少し準備期間があったら、かかってくるアクションマンの人数を多くするとか、戦いのデザインも色々できたでしょう。あの時点で精一杯の結果がこのアクション。撮影後の坂口さんは、本当に戦場に帰った人のように鬱状態になり髪の毛も抜けて、刀を掴むと吐く、という状態で俳優を引退しています。映画を冷静に観ちゃう方にはお勧めできない作品かもしれないです。ただ、坂口拓が命をかけて作った映画は、観ている側の体力を奪うほど壮絶でした。是非今のうちに映画館で体感して欲しい。こんな映画は後も先もこの映画しか絶対ない。
満身創痍の77分ワンカット!
宮本武蔵対吉岡一門400人との対戦をキングダムで左慈を演じた坂口拓主演で77分ワンカットでのアクションで描いた本作。
宮本武蔵の76人斬りという実在する伝説を元に「400人斬りの77分ワンカットアクション」にして描かれるという題材に興味を持ちました!
元々ワンカットの部分のみ数年前に撮っていたそうですが、それに前後のストーリーを加えてようやく公開が決まったとのこと。
洋画等で「何分ワンカット!」という作品がありますが、77分間のワンカットアクションは聞いたことが無かったので新鮮でした。
結論としてはまあまあ楽しめました。
ワンカットであるが故の弊害は結構ありましたが、アクション映画として楽しむことが出来ました。
まず、アクションシーンの77分ノーカットで撮ること自体が無謀にも程がありますが、それゆえに臨場感と緊張感が伝わります。
何と言っても、坂口拓が400人を相手にしないといけないので1時間以上その緊張感でいないといけないと思うと物凄く過酷であることが想像つきます。
撮影中に起きた怪我や満身創痍になってしまったエピソードを聞いてたのですが、その怪我した状態の後半の方が動いてます(笑)
ただ、そんな過酷すぎる場面だからか、後半になるにつれ、彼の表情に辛さが目立ってきて、それゆえに良い意味でアクション自体に緊張感がじわじわと伝わってきます。
ワンカット場面では極力台詞を発しない状態のため、野性味や表情が見易いのと同時にある中盤の台詞から武蔵としての覚悟が伝わりました。
ただ、そんなワンカットですが、ワンカット故の良くない部分も目立ちました。
斬られても血があまり出ない時もあったり、後ろに回り込んでるのに何故か敵が背後から全然斬ってこなかったり、結構突っ込みどころもあります。
また、時折名前を名乗る侍が登場するのですが、強敵かと思ったら最後の人物しか殺陣が長く続かなかったり、不満点もありました。
あと、山崎賢人は正直必要性が解らなくて、話題作りや観客集めの材料にしか感じませんでした。
まぁ、色々と不満は言いましたが、アクション好きとしては好きになれそうな映画でした。
ただ、時代劇好きな人には台詞回しがおかしな部分があるのであまりオススメは出来ないです。
改めて、ワンカットアクションを行った坂口拓に大きな拍手を送りたいです!👏
よかった
長回しのワンカットがけっこう単調で眠くなる。敵にフリーターみたいな髪形の武士が多いと思ったら頭にクッションを入れているようで、その人がやたらと頭を叩かれている。同じ人が何度も出ては切られて、上手にはけて行くので死体があまりない。
ラストのアクションはあまりにソリッドでかっこよく、それまでの長回しで、見たかったものが全部入っていて、長回しを台無しにしているようでもある。
『バガボンド』で武蔵対吉岡一門を読んでいたので状況は分かったのだが、漫画では70人くらいだったはずだ。
まあ、外国では一部で人気が出そうなカルト映画ですね。
1時間半くらい、ただひたすらノーカット・ノンストップで人を斬り続ける宮本武蔵の映画でして、主人公の体力がどこまで持つのか、見ている側がヒヤヒヤハラハラするという作品です。
これって、いったいどんなリハーサルをしたんだろうか。
カメラマンだって、ほとんど死ぬぐらい大変だろうと思うけど。
ただ、まあ、これはカルト映画であり、それ以外の何者でもないのですけどね。
放映映画館が少ない時点で気付いておけば良かった。
この作品を観る前にバカボンドを読み直した事とゴーストオブツシマをやって来たのが最大の失敗。
だってこの二作品の方が圧倒的に面白いしリアリティが有るんだから仕方ない。
とりあえず
わざとらしく斬られに行ったヤツが斬られて、その場で転がる→スッと立ち上がる→足取り軽く画面外に捌ける、みたいな素人でもやらないようなやらかしが画面内に映った瞬間にカットしますよ、普通は。
やらないんだよなぁこの監督は。バカじゃねぇの?
しかも至るところに水筒と予備の刀を用意してセーブポイントみたいにしてるし。
しかも休憩中は絶対襲われ無いし、何なのよ?RPGかよ。舐めんなよ。
絶対と言えば、大勢で囲んでいる割には絶対に背後から斬りつけに行ったりしないし
珍しく行く場合はコレまたわざとらしく大声で叫んでから特攻して胴斬られるのワンパターン。
あと、宍戸梅軒?はリーチが活かせない屋内でいきなり中ボスみたいに出てきては、何の盛り上がりも無くアッサリ敗退するわで、ここら辺で一気に冷めましたわホンマ。
本当に信じられないくらいの素人作品。文化祭で映画研究部が出すヤツの方がマシ。
演技も台詞を言わされている感満載のボー読み。
鉢金もアルミ箔みたいなのを貼っつけたみたいな、ソレで全てこの作品を物語っているような超絶チープな代物で
開幕早々こいつの出来の悪さに集中してしまって三文芝居が耳に入って来なかった。
その後はただでさえモグラ叩きみたいなつまらない殺陣?いや、チャンバラごっこを、ただひたすら一時間近く繰り返すだけの作品です。
「剣劇アクションムービー版の死霊の盆踊り」だわコレ。
最後の7分間だけはようやくREBORNっぽくマシになったけどソレも中途半端だし…本当にお粗末。
さーてと、ゴーストオブツシマやろっとw
タイトル間違ってますよ
狂武蔵というより、狂吉岡一門って感じだったな。ゾンビさながらに復活する、バカの一つ覚えのように上段に構えて突っ込む、囲っても圧をかけない、返り血を武蔵にかけないように切られる、と道場剣法とはいえ多対一の訓練ぐらいしとけよな…
まぁ、武蔵も武蔵で、胴抜き、スネ切り、唐竹だけで、ほとんど袈裟、逆袈裟しないわで日本刀脂だらけにするし、日本刀すげえってなる。ラストのあれ、茎あるからあんなところに分厚い刃物はいらないだろ。
前髪多いのは何度も切られるからの顔を隠してるんだなぁと思いながら視聴してたわ。
ただ、吉岡一門とのいざこざはなかった可能性(吉岡側の日記に全く出ない)もあるらしいけどな。
カルト!カルト過ぎるよコノ映画!!9年前の映像は素人侍ぽぃのが逆に...
カルト!カルト過ぎるよコノ映画!!9年前の映像は素人侍ぽぃのが逆にリアルな立ち合いに見えて良かったけど、七年後設定の映像を観せられると、Part.壱を早く観せてほしい。
志が空回りで残念
最初に、相手の大将と立会役を不意打ちで斬るのは、勝負として当然でよろしい。
また、主演の坂口拓も、雰囲気が武蔵らしくて良いと思った。
しかし、ここから後の長回し分は、ひたすら退屈な繰り返しで見るべきものがない。
繰り返し突っ込み直す数人のエキストラを、同じポーズで繰り返し撫でるだけ…
これは殺陣とは言えないし、アクションでもパターンを変えるべきところだ。
むしろ、「7年後」のラスト前、異質な武器での戦闘を時間をかけて見せて欲しかった。
監督も脚本も、もう少し人と時間の使い方を工夫していただきたかった映画で残念。
製作陣の熱い思いと矜持が結集したアクション作品
最初に言っておきたいけど、山崎賢人目当てに見行くこと、従来のフォーマットに沿ったような時代劇を期待すること、いわゆるストーリー含む全体としていい映画を期待して見に行くこと、、、もしアナタがこれらに当てはまるようなら見に行かない方がいいし、もし見てしまって期待外れでご立腹であるなら、それはもう運がなかったというよりほかない。
ひとしきりこの映画への悪態をついて気が済んだなら、さっさと忘れてもっといい映画を探しに行った方がいい。
これはいい映画を提供しようというベクトルで作られたものではない。アクション俳優である坂口拓が、自身の求めるアクションの形をその当時のギリギリまでを突き詰めようとしてフィルムに焼き付けたものである。そして後年、それに共鳴したひとたちが再び集まり始めて、映画としての形に成立させたものだ。その動機は何か。アクションを通して限界のその先を見ようとする男の生きざまがあったからだ。
そのことからもわかるように、どんな批判を受けようとも、分かってくれる人に響いてくれれば、この映画が世に出て成功したといえる。
0点を付けようが批判してこき下ろそうが構わない。その批判はおそらく、常識的な映画の観点からすれば何も間違っていないはずだ。だがこの作品は、坂口拓と、そのアクションと、アクションにかける情熱と、それに共鳴した製作陣の全てをひっくるめて愛している人たちが、しっかり後の世に伝えていくから、アナタはなんの心配もしなくていい。
全45件中、21~40件目を表示