アンチグラビティのレビュー・感想・評価
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昏睡映画
邦題のアンチグラビティは反重力、まあ、宙に浮く建物など出てくるからつけたのかしら、原題COMAは昏睡、邦題からはSF映画を想像するが内容は昏睡状態の脳内世界、手っ取り早く言えば悪夢、妄想の世界が映画の舞台だから理解しようと思っても無理がある、似たような夢の操作がテーマの「インセプション(2010)」にでも触発されたのだろうか。
インチキ宗教の陰謀を絡めて無理やり理屈をつけているが、複数人が同じ夢の世界を共有できる麻酔技術などあるわけないし、そんな馬鹿なと醒めるばかり、新手の新興宗教ホラー映画かしら。
まあ、映像は奇抜だから愉しめたがプロットが荒唐無稽、作家性が強すぎてすぎて、作り手のコンセプトが分からない、ロシアでは人々の現実逃避願望が強いのか、はたまたオーム真理教のような危険な宗教団体でも社会問題になっているのだろうか・・。
題名が良くない
全くの予備知識なしで観賞。
冒頭のCGが雑過ぎて「?」となる。そのせいか、終始、映像周りがどうしてもちゃっちく見えて勿体ないあと気になる。しかし、その直後の出来事の伏線なのかな?とも思わなくないですけど。後付の解釈ですが時すでに遅し。
ロシア版のインセプションっぽいんだけど、ガチャガチャ街が、風景が動いていくというよりは秩序なく縦横斜めに風景が配置されていてその風景のやり取りだったりが退屈。物理的におかしくないか?的なところは多々感じたけれど脳内ならなんでもありなのか?なお、脳内の出来事ということではマトリックスの方が近いかもしれないんだけど、彼らはどこでどうやって共通プラットフォームに集められたのかが理解できず、「???」となる。
インセプションとマトリックス、メイズ・ランナーを取りまとめてみました的な映画かなと思うのですが、どれにも及ばない作品になっちゃいましたという感じ。
なお、タイトルと作品のギャップがある。どこにも重力はあったから。
ロシア製作ムービー!?
誰がこんなん観るねん!?
他に観るもんないし、予告編はなかなか面白そう
で、しょぼいCGを使った
キアヌリーブスのマトリックスと
クリストファーノーランのインセプション
をくっつけて粉々にした二番煎じをロシア!が製作。
A級作が公開を避けているので
多種多様な国の映画を見られるのはまあ悪くない。
総じてこんなもんでしょうが。
60点
アレックスシネマ大津 20200709
ビジュアルが素晴らしい
昏睡状態の人々が住む夢の世界
いろいろな人々の夢が、つぎはぎのように
繋がっているせいで重力が不安定(反重力)
事故で昏睡状態に陥った主人公はそこで目覚め
脳死した人々が創り出した怪物リーパーと
戦いながら、この世界で建築家としての
才能を開花させるが・・・
見たこともない建造物や世界観と
白やブルーを基調とした彩度低めの映像
悪夢のようなリーパーの造形など、
ビジュアルが素晴らしい
現実では恵まれていなくても
夢の世界では能力を持てたり
「何かの役に立つこと」が出来る
というのは、ある種の人々にとっては
魅力だろう
新興宗教も絡んでくるけれど教祖曰く、
宗教は理想(夢の世界で生きる事)を
実現させる為の手段に過ぎない
主人公はラストで宗教団体からの案内状を
机の引き出しにしまい鍵をかけて封印するが
またあの世界で能力を発揮したいと
思う時が来るのだろうか
夢の世界に「想像力」で
新たな世界を構築する
夢も現実も、脳の認識次第で立ち位置が
逆転するという
ここにも「アンチグラビティ」が
録画しながらTVでチラ見していた時は
風変わりなB級SFと思ったが
発想のユニークさと
プロジェクターの大画面で観て
映像の素晴らしさに圧倒された
ロシアンクオリティの証明
ロシアの映画でパッと思いつく作品は、「ナイト・ウォッチ」と続編「デイ・ウォッチ」だろう。それ以外はどうってことない作品が多く、万人の目に触れる様な作品が少なかった。近年、本作を始めとするロシア製のSF作品が多く登場し、日本でも陽の光を当たる時がやって来た様だ。特に本作はそれを象徴するかの様な作品だった。
ロシア版「インセプション」と言ってしまえばおしまいだが、ロシアの作品は格段に映像技術は良くなっている。本作は特に地球上での物理や時間の法則は存在せず、まさに夢の世界の物語である為、物体があり得ない構図で存在していたりするものだ。この設定こそが「インセプション」の様だが、ストーリーはこれまたロシア作品らしく独特な世界観であり、ハマればかなりハマるのではないだろうか。
小難しい説明はそれ程無く、意外にもストーリーはファンタジックである。夢の中に生きる住人と、そこを闊歩する奇妙な生物。地球上では通用する物が通用しない奇妙な世界ではあるが、そこにも一定の法則が存在し、主人公らは冒険を続けるのである。設定等はベタ中のベタな印象だが、普段日本やアメリカの作品では観ることが出来ない世界観や空気感を思う存分味わいつつ、鑑賞する事が出来る。
問題を上げるとするならば、本当に夢の中の出来事というオチだった事だろう。パラレルワールドの中でのユートピア的な表現の方が納得のいく展開だったのではないかと思ってしまう。最後の最後の展開でテンションが落ちた作品はしばらく無かったが、本作はまさにそんな作品である。物語の構成等は好みだったため、悪くはない作品だと思うが、「何か違う」路線に入ってしまった珍しい作品だ。
【”昏睡状態の人間の脳が作り上げた記憶の世界からの脱出”VFXビジュアル満載のロシア製SF映画。CN好きのロシアを率いる男が、今作の制作を指示したかどうかは、定かではない・・。】
ー 今作の当時のフライヤーを見ると、「インセプション」を彷彿とさせる・・、とあるが・・。ー
◇事故にあった男(現実世界では、売れない建築家)が目覚めると、様々な建物、地面が無重力のように浮遊している世界に。
襲い掛かって来る黒い怪物リーパーから、ファントム隊長率いる人々に助けられ、ヤンと名乗る男が率いる彼らの住処に案内されるが・・。ー
<異次元空間は、確かに「インセプション」風だが・・。ヤンの現実世界での屈託が生み出した昏睡状態の人間の脳が作り上げた記憶の世界、という設定など面白みは合ったのだが、深みは無かったかな。>
ロシア版インセプション
というくらい映像面がインセプションのようでした。
内容は別物ですが。演技も音楽も映像もストーリーも
かなりよくまとまっていました。
”アトラクション 侵略・制圧”でも主演で活躍していた
ライナル・ムハメトフが結構好きかもしれません。
主人公が幼すぎる
まあ、ストーリーは成功した無限月読。だいたいこういうのは主人公が反射的に否定するけど、そこに逃げ込むしかない存在やそれを真から望む存在もあると思うし、むしろ設定次第では敵側に感情移入できる。まあ全員が全員そうなったら技術開発とか経済発展がとまりそう、という懸念はあるが、完全に物理法則が再現されてるなら仮想世界の中でも発展できるんじゃないか。
そういうSF作品もあるし、別に発展しなくてもいいんじゃないか。発展すること自体を善となす思想も理解できるが、それって基本的に現状維持を目指すと下降するという事実があるので危機感なんだろうけど、完全に閉じた世界で停滞ってのもいいんじゃないかね。
それはそれとして主人公への幼稚な天才という表現がぴったりすぎて序盤から最後までキャラ振れしないところがいい脚本だと思う。んでもってハッピーエンドと見せかけた含みを持たせるエンディング。次回作があるとは思えんが、末法思想のようなディストピアの典型
映像は頑張ったね。
インセプションと同系として観てしまった。その為、比べてしまう領域に入り、最後まで抜けきれなかった。もう少し、外へ逃げても良かったかな。最後は守りに入りすぎた。ワールドエンドなど、ロシア映像技術は上がってきている。
アブ・シンベル神殿!!
昏睡状態に陥った人がたどり着く、夢と記憶が入り交じった夢幻空間。そこに住み着く怪物と闘いながら、平和な地を求め旅立つ一行の物語。
開始程なくして夢幻空間の場面に。
グニャリとした風景はどこか幻想的でなかなか好きな世界観。
しかし、予告編では怪物とのバトルがメインみたいな描かれ方だけど、予告のバトルシーンは粗全て開始10分もしない間に回収。
以降はちょくちょく闘いも挟みながら胡散臭い内輪での揉め事が続く。
雰囲気はかなり好きな感じの作品だったが、ラスボス(!?)の言っている事とやっていることが支離滅裂で・・・
そうしたいなら何故そんなこと言っちゃうの?みたいなことをベラベラと喋るし、
終始、何寝ぼけたことを言っているんだ?(いや、実際に寝ているんだけど)とずっとツッコんでしまった。
ラストも盛り上がりにちょいかける。
シンプルにドンパチやってくれても良かったかな。。
しかし、アブ・シンベル神殿!!
昔から、一体だけ崩れているあの像が不思議で色々と思いを馳せていたんで、まさかこんなところで出会えるとは!
個人的にとても興奮してしまった(笑)
『インセプション』似かと思っていたら『ドラえもん』似だった・・・by井上陽水「夢の中へ」
「気ままに夢見る機」を使った世界。好きなように建築設計できて、のび太たちは楽しく暮らすのだ。ちなみに主人公の男に名前がなかったので、以下便宜上敢えて“のび太”とする。
しかし、設定上は夢の空間ではみんな昏睡状態にあるという。戦士のファントム、予言者のスピリット、ヒーラーのフライ、地図ならおまかせの男など特殊能力を持った者たち。その他は力仕事専門だ。そんな中、リーダーのヤンはのび太が死神リーパーのいない島を知っていると告げ、外への冒険に参加することになるのだが、のび太の特殊能力がわからない・・・のび太は銃さえ使えなかったのだ。
ファントム(お前はジャイアンか!)はのび太に「俺の女に手を出すなよ」と忠告するが、あっさりフライといい仲になってしまうのび太。さらにのび太は夢の中なのに夢を見て、徐々に記憶を取り戻しつつあったのだ。とにかく実戦を重ねて特殊能力を見つけよう。と、仲間たちから色んな情報を仕入れる。
まるで『インセプション』のように重力無視した立体映像。さすがにCG感がもろに出てるのですが、夢だからしょうがない。そして、この夢の世界では時間が進むのが遅くて、千年くらい生きられるという。相対性理論を生かした4次元世界とでも言うべきか、そういや、のび太の部屋にもアインシュタインの写真があった。
のび太の特殊能力は何なのだ?!と、ストーリーが進むと、実は建築士だったことがわかる。これこそRPGの世界。ドラえもんの『夢幻三銃士』だ。いやいや、最初からヤンはわかってたでしょ。もったいぶらずに・・・といった内容だ。
現実の世界がなかなかユニークで面白かった。アブ・シンベル神殿も良かったけど、本物を使ってもらいたかったかなぁ。未来建築の空虚さも印象に残ります・・・けど、住みたくない!
個人的には結構イケるけど
いつも洋モノの映画は日本語吹替で見るのですが、この映画は吹替がなかったので仕方なく字幕で見ました。
ほとんどの場合は英語のセリフを聞きながら字幕を読んでる(見ている)のですが、今回の映画はロシアものという事で、ロシア語を聞きながら字幕を読みました。
正直少し違和感がありますね。
でも「なるほど。ロシア語ってこんな感じなんだ」と思って聞いてました。
昏睡状態にならないと行けない世界があって、それを研究している人がいる。その世界がアンチグラビティ(半重力)的な世界。
そんな考え方が新鮮で、個人的には結構面白かった。
冒頭に余計な前置きが長々となく、いきなり異世界(?)から始まるのでそこは案外良かったと思う。
ただ、昏睡状態だからこの世界に来ているという事を映画のほぼ冒頭の部分で言わずに、もっと後の中盤部分くらいで明かした方が、『アンチ・グラビティ(半重力)の異世界へ主人公がいつの間にか迷い込んでしまった映画だと思って見ていたら実は…』的な感じになってもっと面白くなったんじゃないかな?で、なぜこんな世界にいるのかが判明したところでこの映画の本筋の展開が始まる様にした方が良かったと思う。
後半の一番大事なストーリーが始まるまでは黒い怪物と戦うシーンがほとんどメイン。
みんなで力を合わせてここから抜け出す方法を探すとか、別の集団と出会うとか、もっと色々ストーリー展開したりする方法もあったんじゃないかな?と思う。
それから、昏睡状態になると行ける世界の研究をしている科学者がそれをカムフラージュするため宗教団体というベールで隠しているが、宗教活動している映像も少しは流した方が分かりやすいと思う。
それから最初に目覚めた部屋が異世界の主人公の部屋だとは最初分からなかったので、その前に主人公が自分の部屋で街の模型を作るとか何かをやっているシーンがあった方が分かりやすかったかも?と思いました。
上映時間や制作費などの問題もあるのかも知れないけど。
個人的にはなかなか面白い映画でした。
題名に疑問
メンズデーで観賞
サッパリ話題も聞かなかったので
あんまり期待せずにいましたが
感想としては
どっかで観たようなストーリーながら
CGワークもしっかりしており大作感も
そこそこありました
悪くは無かったです
ストーリーはマトリックス+インセプション
という感じで追っていくと理解が早い感じ
その割に説明に尺を割いてテンポはあまり
よくありません
昏睡した人間の脳内の世界が舞台で
原題は「COMA(昏睡)」なんですよね
でその昏睡の世界が重力がないから
アンチグラビティなんて題名なんでしょうけど
正直それだと宇宙の映画と勘違いする人多そうです
ロシア映画は邦題がテキトーなのが多い印象です
暇で何かという時にこれがやってたら
オススメできます
ダリ+エッシャーの世界観
昏睡状態の人達の頭の中ということで、記憶が明確で無い部分は砂の様にサラサラと崩れ始めています。まるで溶けているダリの絵の様です。その記憶の断片が無秩序に繋がりだまし絵の様に果てしなく続いている、まる、でエッシャーの絵の様だ。
その世界観は素晴らしくキレイだし、観ていて飽きないと思ったのですが、飽きます(((^_^;)
デンポが悪いのか、途中でダレてしまった。
ロシア映画。なかなか凄い!
そう言えば、最近観たお気に入りの戦車映画もロシアだった!
リアル感は今一つだけど映像が凄い!
上下の区別がつかない感覚。
どうやって撮ったのか?不思議。
出だしから訳が解らない展開なんだけど、後半に全容を理解。
そう言うシナリオだったのね。
科学者の考える事は解らないけど、そんな世界もアリなのか?
自分には理解出来ません(笑)
音楽も意外に良くて作品にマッチしていた感じ。
リーパーという謎の生物?が魔法使いの作品のディメンターを思い出す( ´∀`)
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