「アーヤがあまりに強すぎて」劇場版 アーヤと魔女 Uさんさんの映画レビュー(感想・評価)
アーヤがあまりに強すぎて
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ロックと魔法が混ぜ合わさって、強烈な刺激を投げてきました。二人のブラックマジックウーマンとロングトールの兄さん! これが作品中で一番のとっておきの魔術。
3人の魔法が使えるロッカーが、12人の魔術師に追われるようになった経緯は説明なしでしたが、後半できっと明かされるはず、明かされなくても構わないかかなどと思っていました。
魔術に使う虫や小動物、植物の怪しげな感じや薄暗いドロドロした部屋の中などは、ペンタッチより CGにした効果大と思いました。輪郭がぼやけたことで、かえって「魔術のリアル感」が強調されたような。ケーキもパン美麗で美味しそうでした。
しかし…
「あやつる」ことで養護施設での人生を巧みに乗り切り、引き取られた先でもハードルを越えて、魔術師たちの心を我が手中にしてしまったアーヤ。このストレートな展開に対して、私は手放しのハッピー感を感じられませんでした。アーヤ自身の快感と幸せが、全面に出すぎかなと。
人の気持ちを掴んで自分の思うように生きていく女の子の物語とは、予想できませんでした。
分別臭く見なす訳ではないですが、こうしたほぼほぼヒロイン一人で成り立つ物語がファンタジーになるとは、思えなかったです。アーヤの涙も見たかった。
アーヤの母親の現れ方も、どう見ても唐突ですね。
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