「これだから戦はやめられんのだ! starring "戦国ヤンキー"賢人」キングダム2 遥かなる大地へ とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
これだから戦はやめられんのだ! starring "戦国ヤンキー"賢人
マッドマックスかはさておきドラマとキャラ描写/説明に時間を使わないといけない前作よりパワーアップしていた!山あり谷ありの体感時間3時間(長ぇ)!! 原作未読ながら人気キャラらしい羌瘣役の清野菜名にも(途中まで)スポット当たる。彼女の悲しい回想パートはやむなしだけど、にしてもその過去含め劇中シーンすらも何度も擦りすぎ回想親切設計な気はやっぱりしちゃう。CGや合成の点では迫力出すためか時折、騎馬隊の馬の足元など砂埃/煙足しすぎて逆に違和感。ヒゲの形とか髪の毛の生え目とか現実味度外視で無駄にこだわるのは嫌いじゃない。羌瘣のハチマキ(?)の模様はフェルトで貼り付けたみたい。
前作から相変わらずなところもあるけど見応えある初陣、にしても主人公を指す指示語いつまで"少年"や"童"でいけるのだろうか?2作目だけどまだ信、山崎賢人はやっぱりミスキャストじゃないかという思いが残る喧嘩腰オラオラ節で、ろくに会話できなさそう/コミュケーション取れなさそうな気もするほど戦国ヤンキー。だいぶオラついてる。身体能力高いのかもしれないけど演技が…とりあえず口歪ませて吠えとけ(ex. シーン転換のワイプといったらなスター・ウォーズのボイエガ君演じるフィン)!あと、スラダンで言えば桜木花道かってくらい一人身体能力バグれててチートな強さ設定。それでも本作に関しては主人公・信が観光客みたいな傍観者パート多くて、無限列車編の炭治郎みたいにも見えた。その役回りを担う渋川清彦に関しても初登場シーンで、「せめて息整えるくらい休憩くれませんか」って言っていた部下切りつけてやっちまっていたから、「部下が作ってくれた道」みたいな綺麗事今さら言ってもダメ。誰も響かんし、まったく刺さらんのよ。
待機!吉沢亮ファンは出番少なくて…。佐藤浩市と玉木宏に関しては、本当は前作における王騎役大沢たかおのようにイベント/サプライズ隠しキャラ的存在なのかなと思ったけど、それもガッツリ予告で使われていたので、本編見てみると小澤征悦の方がサプライズだったかも。本来、微塵も見る気なかった本作を見て次回の3作目、気になってきたかも!ミスチルの曲「生きろ」は合ってない!なんなら"握られた拳"とか"生きろ"とかKing Gnu常田さんくらい作品の上澄みだけ掬って手癖で書いた感すらあるぞ
P.S.『今際の国のアリス』なんかよりコッチ作ってくれ