「仲間との絆」キングダム2 遥かなる大地へ ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
仲間との絆
原作は未読ですが、KINGDOMは、孤児の少年が、武勲を立ててのし上がっていく、立身出世の物語なのだろうと思っています。前作は壮大な物語のプロローグにふさわしいスケール感がありました。
今回は前作の半年後、侵攻してきた魏軍をどうやって押し返すかという話なので、場面展開は少なめです。
春秋戦国時代を舞台にした仲間との絆の物語、といった趣でした。
清野菜名さんと渋川清彦さんがとても良かったですが、前作よりスケールは小さく感じました。
ちょっと思ったのですが、このシリーズは、原作ファンの間で好評なエピソードを中心に映画化するスタイルなのでしょうか。物語としてはほとんど進んでいません。キョウカイやバクコシンをクローズアップし過ぎかなと思いました。良い話ではありましたが。
気になった所
・信は半年間何をしていたのか。前作で玉座の奪還に尽力し、シシがわざわざ呼び戻す程信頼され、その腕を買われている信が、なぜ一番下っ端の歩兵部隊に配属されたのか。馬を操れるのに。
・刺客だけでなく、信とテンも自由に王宮に入れるらしい。顔パス?
・ヘキとバクコシンの関係が分かりづらかった。
・戦車のやっつけ方
興味深い所
・キョウカイの一族を支配しているのは魏?
・昌文君と昌平君の名前が似ているのは偶然?
これは、次回作を見届けなければと思ってます。
凄いと感じたのは、豊川悦司さんの声の張りです。さすがです。でも、後ろ姿が高見沢さんに見える時がありました、馬具もキラキラだし(笑)
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