世宗大王 星を追う者たち

劇場公開日:2020年9月4日

世宗大王 星を追う者たち

解説・あらすじ

ハングルを作り出したことで知られる世宗大王と、彼に仕えた科学者チョン・ヨンシルの身分を超えた熱い絆を描いた韓国の歴史ロマン。「ベルリンファイル」のハン・ソッキュが世宗大王、「悪いやつら」のチェ・ミンシクがチャン・ヨンシルを演じ、2人にとっては「シュリ」以来20年ぶりの共演作となった。朝鮮王朝が明国の影響下にあった時代。第4代王・世宗は、奴婢の身分ながら科学者として才能にあふれたチャン・ヨンシルを武官に任命し、ヨンシルは、豊富な科学知識と高い技術力で水時計や天体観測機器を次々と発明し、庶民の生活に大いに貢献する。また、朝鮮の自立を成し遂げたい世宗は、朝鮮独自の文字であるハングルを作ろうと考えていた。2人は身分の差を超え、特別な絆を結んでいくが、朝鮮の独立を許さない明からの攻撃を恐れた臣下たちは、秘密裏に2人を引き離そうとする。監督は「四月の雪」「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」のホ・ジノ。

2019年製作/133分/G/韓国
原題または英題:Forbidden Dream
配給:ハーク
劇場公開日:2020年9月4日

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映画レビュー

3.0 おじさん友情史劇

2026年5月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

朝鮮王朝4代国王・世宗と彼に仕えた奴婢出身の科学者チャン・ヨンシル(蔣英実)の身分を超えた友情を描いた歴史映画。監督は名作『八月のクリスマス』のホ・ジノで、世宗をハン・ソッキュ、チャン・ヨンシルをチェ・ミンシクという2人の名優が演じている。ハン・ソッキュは『八月のクリスマス』の主演でもあり、チェ・ミンシクとは『シュリ』で共演してるが、あれからもう20年近く経ったのか(劇場公開当時)。時はあまりに早く流れる。

豪華キャストながら前半はチャン・ヨンシルが水時計や天球儀を開発するエラく地味な話で、作風もホ・ジノらしく物静かで淡々としているので正直ちょっと盛り上がりに欠ける。最後までこの調子でいくんかなと思ったら、後半は王朝内での激しい権力闘争の話となって、そこはなかなか魅せてくれた。ただ世宗とチャン・ヨンシルの関係が友情の域を超えて、なんだか最近流行りのブロマンス(男同士の親友以上同性愛未満の関係)に見えちゃうのが個人的にはちょっとどうも。お前らおっさんの恋人同士かよ!とちょっと気色悪かった。女優もチャン・ヨンシルの使用人の子がちょろっと出てくるくらいだし、若い男優も世宗の息子(後の5代国王・文宗)ぐらいしかいなくて、出てくるのがおじさんとおじいちゃんばっかりなんだよなあ。王妃とかチャン・ヨンシルの奥さんとかも全然出てこないし。

あと、最初に「史実を基にしたフィクションです」みたいな字幕が出て、わざわざ断るなんて珍しいなと思って観終わった後に調べてみたら、元の史実が少ないこともあってか確かにかなりの部分がフィクションだった。ちょっと気になったのは宗主国の明が史実以上に悪者にされてるところで、これについてはパンフでも史実との違いが解説されていた。

まあ、それでもハン・ソッキュとチェ・ミンシクの重厚な激シブ演技でまあまあ面白く観れましたけどね。

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バラージ

4.0 朝鮮と中国の関係性の歴史を学べるとともに、主演の二俳優の名演技に惹かれた。

2024年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

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Kazu Ann

4.0 身分を越えて沸き立つ友情

2023年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ハンソッキュ扮する世宗は、チェミンシク扮する科学的才能あるチャンヨンシルを奴婢から平民に取り立て様とした。しかし皆の猛反発を食らった。
身分の厳しい時代に目の開かれた王様だね。まあ身分を越えて沸き立つ友情物語だ。見事に天文儀器を作り上げたなんて大したものだ。でも明国の圧力に屈するのは悔しいもんだね。チャンヨンシルも罪人扱いだ。とはいえハングル文字を作った世宗も大した王様だ。発明の影に苦難ありと言う事かな。

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重

3.5 自由に使える文字があることの僥倖

2022年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
身分にかかわらず、誰もが読み書きでき、学ぶことのできる公平な世の中になれば、実に喜ばしいことではないか。
どの国にも奪われることのない、永遠なものを作りたいのだ。

文字をもたない…あるいは持てなかった民族の苦悩は小さくはないのだろうと思います。
いろいろと悪評もあるものの、それなりに世界に冠たる教育制度を有し、文盲率が当たり前のように飛びぬけて低いこの国で暮らす我々には想像の外なのですが。
自分が観た映画の感動を人に伝えるためにも文字は必要で、その僥倖には感謝しなければならないのだろうと思います。

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