ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価
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クオリティー高い
悲しく映るヤクザの生涯
ヤクザと人権
ラスト10分でリアリティ破綻…😫
怒号と静寂を効果的に使った演出でリアリティあったのに、社会派的内容も濃くなって来た最後の最後、何故にチンピラ時代からの2人の関係があんなことに!?
99%、いや99.99%ああはならないし、仮にあったとしても責任は市原側なのだからむしろ逆。
奇をてらい過ぎてて少し吹いた。
ただ、とにかく役者さん達は素晴らしい。
綾野剛、やはり彼の世代では先頭を走る、いや既に日本映画界には欠かせない存在!
おそらく彼は何がしか本作品がらみでの主演男優賞を獲るだろう。
そうそう、エンディング直前にわざわざ手書きフォントで自分だけ「A Film By …」って監督どんだけナルシストだよ!!エンディングの最後に流れる「監督…」表示だけじゃ物足りない!?
ここ二十年の時代考証の正確さたるや
あるはぐれものの人生を、1999年・2006年・2019年で切る
居場所がなくてヤクザになり、やっとできた大切なものを守るために服役して、14年ぶりに出所したらこのコンプライアンスの世の中っていう
予告見たときに強く惹かれて観てみたらこれは重面白い
それぞれの時代の考証が素晴らしいからか、空気感から含めて心を持っていかれる
なんかそういうアウトローっぽいのがカッコ良かった時代は確かにあって、そこからなんとなくの世の流れで深く考えずに世間が排除に同調したから、雑に居場所を失っていく人と見た目違う文脈でそれを再生産していく人と
そんなこと思いながら鑑賞後にこの映画のチラシを見返す
そすっとね、実に味わい深い
これは本当に深い映画だったなー、素晴らしかった
また見たい
零落するヤクザ業界と代わりに勃興する反グレ集団を縦軸に、1人のヤクザの家族関係(実・義理)を横軸に描いた作品
作品名に込められてる意味って
もしかしたら、The Family をタイトル末尾に付けた理由についてわかったかもしれない。
主人公山本には、ヤクザと”家族”の関係を結んだが、親父からも言われて組を抜けることを選んだ。
そして、ホステスの由香と”家族”になったが、それはSNSへ投稿された写真一枚で崩れた。由香からは土下座でもう会わないでほしいと。
家族ってなに?への切り込みがなかなか面白かった。
ヤクザと契りを結んだ家族も、子どもを通したつながりだった家族からも遠ざかることとなり、
最後は、一般的に家族とは言えない、関係の遠い翼のために決着をつけに行く。
多分山本にとっての”家族”は、契りや法律などの縛りのある家族ではなく、家族=自分の居場所となるところ、人なのであって、それがThe Familyなのではないかと思った。
翼に若いときの自分を重ねた山本は、先回りして自分の手を汚すことで翼を救う。
善では人を救えないと悟って、悪で人を救うというねじれも気にしないのは、きっとThe Family のためだからだろうなと。
色々とリアルにはありえないし、男気の言葉で片付けられたくないような心地よくないシーンもあったけれど、目をつむることにする。
その救いは、ラストの翼から自身の子へと引き継がれるような予感で終える。
それは、血で血を洗うことの悲痛なねじれに終止符を打ってくれるような、人の死や悪で人を救うねじれの連鎖が山本によってなくなったような、希望なんだろうと思って少し救われた気がした。
やくざ映画の幕引き
余韻が凄まじい映画です
綾野剛さん主演、舘ひろしさんや
北村有起哉さん、市原隼人さんが脇を
固めるのを知り楽しみにしていた
映画でした。
期待を裏切らない映画でした。
役者さん達の凄まじい演技力と熱量。
そしてカメラワークがとても好きです。
かなり辛い展開のお話なのに見終わった
後には温かい気持ちにもなれたり、
自分の人生を振り返ってみたり。
しばらく余韻にひたりたいと思います。
もう一度映画館で見たい映画です。
磯村勇人くんの演技、光ってましたね。
そしてやはり綾野剛さんは裏切らない。
綾野剛はどこにも居らず、山本という一人の人間が確かに画面の中に存在していました。
良い役者さんですね。
#10 よく考えてたら私ヤクザ嫌いだった
綾野剛さんの演技が良いという評判にひかれて見に行ったけど、よく考えたら私、ヤクザとかヤンキーとか暴力ふるう人たち大嫌いだったんだ〜。
よって映画的にも主人公の気持ちには入れず。
「あんたなんか好きになるんじゃなかった〜」って言う尾野真千子さんとの絡みが朝ドラ以来で良かったっす。
しびれた!!
ヤクザのリアル、世間との位置、在り方を知ることが出来る構成の良さもさることながら、なにより役者陣が最高。
館ひろし、綾野剛、市原隼人、豊原こうすけらの演技は圧巻。
鳥肌ものだった。
綾野剛の心理描写もていねいでそれを表情で語る演技は凄い。
最後に色々な困難を超えて垣間見える愛には感動。
本人の性格に起因するところは少なからずあるにせよ、親の壮絶な死による青年期の難しい環境により、複雑な人格形成を強いられた主人公の山本の人生と悲しい最期のことを思うと、謙虚に感謝を持って生きていこうと思わざるをえないし、ただひょっとすると山本の人生は決して間違ってはいないのではとも思わされた。
正義を全うした最期があのような形であったとしても。
時代に作られてしまい、世間に国に作られてしまいがちな中でも自分に正直に立ち向かっていた山本の自我を讃えたい。
過去に起因して現在の評価が何もかも全てきめられてしまう習慣は必ずしも正しいとは限らないのではないだろうか。
環境、まわり、年齢のせいにして挑戦を躊躇するような考えがよぎりそうになるのなら、山本の勇姿を振り返るようにしたい。
ヤクザと家族の家族であり続けたい。
イメージと違ったが悪くない
予告編を見て刑務所から出所後の元ヤクザが生き難い世界を描いた作品かと思っていたが、
そこにたどり着くまでが長かった。
ヤクザになるまで、ヤクザとしての全盛時代から事件まで、そして、出所後と3つの時代を通し
て、家族を守るために戦い抜いた漢の姿が描かれていた。
世知辛い世の中に押しつぶされたかに見える救いのない晩年であったが、ラストシーンは良
かった。
タイトルの通りに、「ヤクザと家族」な物語やった。 ある意味純粋で、...
裏社会は存在する
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