劇場公開日 2021年1月29日

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ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価

全501件中、381~400件目を表示

3.5ヤクザの勃興と衰退から置かれた立場をどう解釈すべきか、これは悲劇か必然か

2021年2月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

難しい

「エリートすぎる映画」に映り、何度反芻しても消化不良を起こす。どちらかというと、出来すぎていて感情を生む隙がない。圧倒されすぎて、感想を書こうとしている今も。
健坊が家族として迎え入れられ、のしあがっていく様は圧巻。時代が変わろうともヤクザという地位は不変だと思われていた。しかし、14年でガラリと変貌する。黒塗りのセンチュリーやセルシオからプリウスに変わったように、社会を義理人情で治安維持にする姿などまるでない。悪しきレッテルだけが貼られる。そこに寄り添うヤクザと言う名の家族はすっかり痩せ細り、幸せどころか人権をも失う。これは社会が孤立させているのか、因果応報なのか。悶々とした感情が彼らの遠吠えから問いかけられる。その一方で、「半グレ」が対等する今も透けており、生きるには形を変えて適応することの必然性も垣間見える。そうした感情の錯綜が作品全体のメッセージをぼんやりとさせている。よって、圧倒されただけに留まってしまった。これは相性の問題だとは思うが。
現代に突き刺す「ヤクザ」の行方。「The Family」の副題からも分かるように、ヤクザはもうそこにいない。「家族」だけは途切れることのないものとして残っている。では、彼らは今どんな存在にならねばならないのか。現代の無情は仕方なしと思ってしまう自分もいるのだが。書き終えようとする今も、整理はつかない。

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たいよーさん。

3.0太刀ひろし

2021年2月1日
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あにき

5.0

2021年2月1日
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ブレミン

4.5不条理は一般の社会にこそ蔓延している

2021年2月1日
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おたま

5.0平成と令和とヤクザと

2021年2月1日
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個人的に新聞記者は良くなかったが、今作は時代の流れについていけないものという点ではかなり良かった。
反社、反社と言われるという言葉があるように、現実でも反社会的の定義がわからないというのは理解出来る。
無論犯罪はいけないことだが、だからといって更生しようとしているものの妨げをしてないだろうか?
俯瞰で見下ろす演出もヤクザ映画っぽくないと思う。
昭和と平成になった井筒和幸監督の「無頼」とは対になる作品。

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METHIE

4.0納得の出来映え

2021年2月1日
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変わりゆく時代を生き抜く男たちを3つの時代の価値観で描いたヒューマンドラマ。ヤクザ映画を抗争目線ではなく家族目線で描いている。ストーリーは2部構成になっていて主演の綾野剛を筆頭に実力派揃いのキャスト陣の演技も素晴らしく、冒頭のシーンから一気にスクリーンに引き込まれた。
新聞記者で一気に注目度が増した藤井監督ですが、今回もさすがと思わせる納得の出来映えで矛盾と不条理が多い現代へのメッセージ性も感じた。
2021-15

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隣組

4.5ヤクザは悪か、善か、

2021年2月1日
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よっちゃんイカ

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2021年2月1日
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きょん

5.0脚本も演技も見応えがあり、ズシリときます。

2021年2月1日
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ふだんからヤクザ映画はあまり観ていないので、名前だけで敬遠していたが、藤井道人監督と知って俄然観なくてはいけないと足を運びました。
そして期待に応える、いやそれ以上の心にズシリとのしかかってくる作品であることを実感。
こういう感覚は年に一度あるかないか。脚本もよいが、綾野剛の熱演、尾野真千子、磯村勇斗の表情のよさ、両方が噛み合っている。
ヤクザが主人公だけれど、暴対法で社会が変わっていく中での一面を、個人の悲哀として抉った社会派映画。藤井監督の実力に感嘆。

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susuumucchi

4.0まともなヒューマンドラマ

2021年2月1日
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休日天気が悪いと、映画の日。

天気の良い日が続いてたので、作品はノーチェック
物色してて、これは無いなとレビューを見ると、そんなに?ってぐらい高評価で、決定。

任侠ヘルパー的な物をイメージしてがが、どんどん進むにつれて、これはまともなヒューマンドラマで、なるほど良い映画で、役者も皆さん良い表情❗

ただ、、、良い映画と思えば思うほど、、すいません。。舘ひろしさんじゃないだろ。。と。。
見た目は良いのにねぇ、、、
好い人過ぎて任侠っぽさが無い。。

もっと往年の迫力ある役者さん居るだろ、、、と残念な感じも。。

例えば、役所広司とか、西田敏行さんとか小林稔侍さんとかだったら、任侠親分も優しいお父さんも本気な演技が出来てたであろう。

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NOM

4.5沢山の感情が溢れた

2021年2月1日
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もっと色々な事情がある人のために居場所を作ってあげたい、そんな人が周りにいたら突き放すのではなく手を差し伸べたい。そう思わさせてくれる映画でした。

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ゴブリン

3.5ヤクザよりもネットの方がよっぽど怖い

2021年2月1日
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泣ける

悲しい

難しい

ワンデーフリーパスポート3本目は「ヤクザと家族 The Family」です。
綾野剛×舘ひろしということで中々期待していた本作。昨年は「初恋」のみだったヤクザ映画だが、今年は今作と「孤狼の血Ⅱ」の2本が公開。ヤクザ映画好きとしてはたまらない1年です。
評判がかなりいいため、逆に不安に思ってしまう。どんなもんかと疑心暗鬼な気持ちで鑑賞。

評判通りの出来でした。
まさか、ヤクザ映画でここまで泣けるとは...。
抗争だけじゃない、彼らの生き様や苦悩を美化せず描いている。

1999年、父親を失い細野と大原でその場しのぎの生活を送っていたケン坊こと山本賢治(綾野剛)。ある日、行きつけの愛子(寺島しのぶ)の店で飯を食べているとチンピラが店にいた柴咲組組長(舘ひろし)を襲うが、山本がその危機を救う。

紛れもなく過去最高の演技をした綾野剛。
最初は新宿スワンかと思ったが、女を襲うシーンは日本で一番悪い奴らを思い出し、まさに彼の俳優人生の集大成だなと。自身のインスタで「渾身の作品が生まれました」と綴っていただけはあるなと。素晴らしい演技でした

もちろん、舘ひろしを始め役者全員生き生きとしている。個人的には寺島しのぶと岩松了が好演だったと思う。寺島の安定感のある優しく頼れるみんなのお母さん的存在、岩松の妙に苛立つ生意気で実は弱い刑事。
まさか岩松了を一日で2回見れるとは思っていませんでしたけどね笑

脚本、映像、演出共にお見事。
テンポは良いわ、街並みの懐かしさや自然の美しさをとても綺麗に写しているわ、体当たりで迫力のある演出にはドキドキするわで大満足。
伏線回収も美しく、同時に難解さもあるため何度でも見たくなる。よくわからなかった点があるので、そこも含めまた見よっかな。

主題歌が流れた途端、涙がボロボロとこぼれ落ちた。
何か聞いた事ある声だなと思ったらking Gunの2人。そりゃ染みるわけだ。いつぶりだろうか、ここまで泣いたのは。

ただ、淡々とし過ぎているんじゃないかと思う。
重厚感が無く、グッとくるものが少ない。衝撃が伝わってこなかったりと残念な部分がいくつかある。
挿入歌や編集にもっと手を加えて欲しかったな。

暴力団組員は組を辞めても5年は人として見られない。口座も家も社会からの信用も得られない。
更生しようにも出来ず、またヤクザになる羽目に。
ヤクザが怖いのはもちろんだ。出来れば関わりたくない。
ネットでは平気で人を傷つけ自殺に追い込むことが日常茶飯事となってしまっている。罪のない一般人を殺すのだ。本当に恐ろしいのはどっちだろう

深く苦しく今の時代に必要な映画でした。
ヤクザ映画を見ない、見たことがない方でも是非見てください。オススメします。

追記

良く考えればですね、これ雰囲気に騙されているんじゃないかなと笑 綾野剛と主題歌は神だけど、映画の脚本としては欠点沢山あるように感じました。

とにかく思うのは柴崎とケン坊の関わりが薄すぎる。なんでそんなに思いを託せるのかが分からないし、いまいち感情移入できない。もっと思い出あってもいいんじゃない?釣りにくらい行かせてあげたらよかったのに

という訳で★0.5下げます...笑

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サプライズ

4.0_φ(・_・どうしようもない悪循環の中で

2021年2月1日
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おにっち弐号

4.5座長の心意気が全キャストを本気にさせる!

2021年2月1日
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映画の日なので、一番鑑賞者が少なそうな時間を狙って久々にシネコン

『ヤクザと家族 The Family』

1999→2005→2019って、ポスターにもあるように、ヤンチャな青年と関わった人達の20年を描いた作品

もう出尽くした感もあるし、一つ間違えばVシネマ風になる題材を、見事に料理する主演・綾野剛の心意気とオーラが、全出演者に伝わってるのが、画面からビシビシ感じる。

ここまで全ての役者さんの演技に魅せられる作品はそうない。

1999年の描写は、私的には1970年代後半って感じで、キャストの実年齢的にチョッと無理あるかな!?って思いつつも・・・・
終盤の2019年を想定した見事な配役と言うしかない。

昭和・平成・令和・・・義理人情が重んじられる時代を生きた世代には、グサッと刺さる。。。。

今年これを凌駕する邦画はあるのか・・・・!?って感じの作品でした。

*2021年からインスタにもこのレビューと同じHN『eigatama41』で、投稿開始( ^ω^ )!
映画好きの皆様〜作品談義等はそちらに宜しくお願いします。

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eigatama41

3.5あの日の続きを語ろうか

2021年2月1日
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ラストのラスト、そこに全てを置いてきたかの様な作品。「デイアンドナイト」は未見ながら、その後の「新聞記者」と「宇宙でいちばん~」は鑑賞。エンドロールで思ったのは「デイアンドナイト視よう」でした。
とにもかくにも、役者の使い方が上手い。入り口では少し違和感を覚えていた組長ですら、 後半では「なるほど!」な存在感。その他の面子も素晴らしかった。
この作品の本領発揮は出所以降なので、そこまでの準備期間が怠く感じる人もいるのかもなぁなどとも思ったけれど、時間が経つ事にじんわりとした余韻が訪れる、素敵な映画でした。

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lynx09b

4.0老後のヤクザの実情が切ない。

2021年2月1日
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前半は普通のヤクザ映画だと思っていたけど、後半から人間ってヤクザも普通の人と同じ生きるのは大変なんだ〜と…今までにない視点から描いたヤクザ映画で面白かった。
綾野 剛も、もちろん素晴らしかったけど…脇のおじいちゃんになったヤクザの俳優さん達が いい感じでちゃんと老けててリアルでした。

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Tomoko

3.5いい意味で、昭和のやくざ映画

2021年2月1日
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刑期を終えたヤクザが出てくると、世の中も組も変わっている。
その中で戸惑い、うろたえ、だんだんと自分の居場所をなくしていく。

キレッキレッの昭和のやくざ映画だと思いました。
令和の時代にこういう映画が出てくるとは思わなかった。

俳優陣はさすが。
綾野剛も舘ひろしも。

北村有起哉はNHK[エール」で改めて観たけどいい俳優だなあと思いました。
父親の北村和夫もよかったけど、父とは違う芸風で。

尾野真千子は「ナミヤ雑貨店の奇跡」でかわいい人だと思ったけど、この映画でも若い時から年配までをかわいく演じていて素敵だなあと思いました。

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51

3.5家族になること

2021年2月1日
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生まれながらに、あるいは親子を契って、あるいは出会って双方が合意して、家族が作られる。それぞれのシーンが印象的だった。

特に山本とゆかが再会するシーン。ヤクザにも帰る場所が必要な時があることが、真に迫ってきた。

「新聞記者」も見て、そちらは妻としての女性がほとんど描かれなかった点で観賞後にもやっと感が残ったが、山本を待たなかったゆかの姿は、比較的受け入れやすかった。ものすごい苦労をかき分けて生きる信念の人だと思うし、そこに山本も惹かれたのだろうが、ものすごい苦労人ですよね。
あゆこさんも苦労は耐えないのだけど、見る側にとっては明るさが救いになった。20年の経過を、一番自然に演じ分けていたのは寺島しのぶ。

若い勢いと年長者の迫力も重要な対比で、つばさとあやが光って見えた。家族の歴史の描き方としてじょうずだなと思いました。

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サリー

4.0マジメにヤクザ

2021年2月1日
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悲しい

興奮

静岡県のある町で、ヤクザになった男の話。

1999年に覚醒剤が切っ掛けで父親を亡くした原チャリヤンキーが、世話になっているおばちゃんの営む韓国料理屋で、町の大物柴咲組長を助けたことが切っ掛けで、命を救われ盃を貰い巻き起こって行くストーリー。

しのぎに女に個人的にも因縁のある侠葉会とのいざこざに、とヤクザとしての隆盛をみせ、暴対法によりヤクザでは生きられない世の中に戸惑う姿をみせて。

ヤクザとしてしか生きられず、ヤクザをやめてもレッテル貼られ人権はなしですね。

スカした感じは受けないけれど、漢臭さはきっちりあって、任侠世界に於いての家族をしっかりみせてくれる作品で、哀しきヤクザ映画としてとても面白かった。

そしてラストの若い2人のやり取りは痺れた。

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Bacchus

5.0チェック

2021年2月1日
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これからも藤井道人監督の作品は
チェックしていきたいです😚💗💗💗💗

内容は消して明るくない(むしろどん底🤔
だけど観てる途中もわくわく
観終わったあとの余韻も含めて
ずっと面白かったです。
おもしろすぎるーって劇中心の中で叫んでた笑
良い作品ってあっという間ですね💗

あとタイトル?っていうの出演者名?
みたいのが出る順番がセンスひかってた笑

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ぴゅるり