ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価
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直接描かれてはいないが
女の物語でもあると思った。
ヤクザである男たちは死んでいくが、残った女たちの苦労も同じように、いやそれ以上に感じる。
個人的には沼津の街がとても物語にマッチしていて、それも楽しめました。
期待通りでした👍
おもしろかった。
綾野剛はもちろんの事 助演男優賞をあげたいのが
磯村勇斗。
こんな上手な俳優なんだと感激しましたし、
これからの映画界でもっともっと活躍していくのではないかと思いました。
きれい事では食えねーんだよ。
義理人情で成り立ってきたヤクザ社会が
時代の流れによって崩壊していく。
その間で行き場をなくしていく人達。
切ない。
重厚な映画だった。
面白かった
「ヤクザ」という響きで観るのをやめないように!と心を込めて伝えたいです。
綾野剛。彼の目。
一人の男の20年の時と、時代、環境の変化を演じましたね。
見事な演技だと思いました。
藤井監督には期待が大きくなります。芸術と娯楽を高い次元で両立させる才能を感じますね。
「ヤクザはなんで夜でもサングラスしてるのー?」
にすきをつかれてしまいました笑
反社というだけで、人権はないのか
人権というのは、どこまで守られるのか。
私自身はまっとうに生きてきましたが、全く悪いことをしたことがないわけではない。
いわゆる元暴力団という方々にだって人権はある。やり直す権利がある。
居なくていい人として扱ってはいけないと思う。
同時に、今の社会はSNSなどによる、情報の独り歩きや歪曲もあるだろう。
どんな人にも住みやすい社会になるといいのに。。。
こういう映画を観て、あるべき社会を思う気持ちが強くなった。
現在の日本の問題をあらわした作品
暴力団をやめたとしても5年間は社会復帰できない、5年ルールというルールがあり、それによって苦悩する元暴力団員の男たちの物語である。
私達は元暴力団員や元犯罪者などを、無意識に、そして過剰なほど差別してしまっているのかもしれない。
犯した罪として、ある程度の社会的制裁を受けることは正当であると言えるのかもしれない。しかし、それが過剰になってしまうと、その人達の人権を奪い、更生への道を閉ざしてしまうことになるのではないだろうか。
本作品では、私達が無意識に正義としてやっていること(社会的制裁)が本当に正しいことなのかを考え直すきっかけになると思う。
長い年月を追ったからこそ
今回もレビューの高評価だけで見てみました。
主人公の生きた長い年月を追っていたため、登場人物も街も、色んなことが移り変わっていった様子が上手に表現されていました。
一番驚いたのは、赤ちゃんだったつばさ君。小学校低学年くらいから、次はハタチ過ぎくらいの青年になり、時代の流れを感じました。大人の登場人物が多少老けるより、赤ちゃんが青年になるほうが分かりやすく、
また主人公が登場した当初のチンピラっぽい?生活ぶりも似ているところがあって、お店での仲裁なんかをつばさ君がしていると、「時代が変わったな。。」と実感。映画の手法としてとても良かったと思います。
ただ、出所後、カタギの仕事に就けば家族3人平凡に暮らせるかといえばそんなに都合よくいかず、ここに主人公補正をかけず、安易に主人公を幸せにしなかった脚本は秀逸だと思いました。でも悲しい。。!せっかく、娘までいると知って、どうにか夫のように、父のように新しく人生を歩こうと就職もしたのに。。世の中甘くはないか。。と思いつつ、
最後は娘のあやちゃんが、花を供えにきてたつばさ君にお父さんのことを質問してくれて、つばさ君も尊敬していた兄貴のことだからちゃんとゆっくり話をしようとしてくれてた、その描写は唯一の救いでした。
来世がもしあるなら、今度は親子3人、穏やかに平凡な毎日を過ごしてほしいと思いました。
綾野剛に惚れる
ヤクザ社会の20年の時代の移り変わりを綾野剛くんの演技力で流れていく話ではあるけど…。
とにかく綾野くんがカッコイイ!
個人的にこういう役どころが大好き!
綾野くんの演技力で切なくって温かくって胸に染みる
ヤクザ社会を見た気がした。
舘さんはオーラがあり他のキャストさんも存在感あって、磯村勇斗くんの最後の芝居が泣けた…
今後の彼のお芝居が気になります。
後悔を背負った男達の生き様に涙した
『ヤクザと家族』というタイトルに「任侠映画か」と敬遠してしまってはあまりにももったいない作品。もっともこの映画は『仁義なき戦い』『アウトレイジ』『孤狼の血』のようなヤクザ映画とはかけ離れているヒューマンドラマである。そもそもヤクザになってしまったという十字架を背負い、また時代にあらがいながら葛藤し続ける人間たちの映画である。
特に役者陣の迫真の演技には鳥肌ものである。『新宿スワン』『日本で一番悪い奴ら』の要素を含みながら、年齢的にさらに深みの出た綾野剛、いぶし銀で男がほれ込むようなセリフ回しの舘ひろし(実際こんなカッコ良い親分いないはず)、世代をまたにかけた役でも何の違和感もない市原隼人、実直ながら柔軟に生きれない人間くさいヤクザを演じた北村有起哉。個人的にこの4名の演技は圧巻だった。
そしてあのクライマックスには涙が止まらなかった。まあ予想は出来たが。
何となく『友へ、チング』を彷彿させるものもあった。
藤井道人監督作品は、毎回公開初週に観るほど期待度ナンバーワンの監督で、今作も素晴らしい作品を出してくれた。余談だが、昨年の『宇宙でいちばん明るい屋根』は2020年ベストで、歴代でも上位5作品に入るほど好きな映画。改めて、彼の監督としての能力、また良作を引き付ける彼自身の魅力には恐れ入った。撮影監督の今村圭祐氏もまだ若いのに立て続けにこのコンビは凄い。
あと、どうでも良いが、山本(綾野剛)の娘役を演じた小宮山莉渚さんという女優さんが、
清原果耶さんにちょっと雰囲気似てて、藤井監督らしいキャスティングだなと勝手に思っていた。
※訂正
最初に書き込んだ際に、エンディング曲がいまいちスッと入ってこない為、4.5点としましたが、
それは藤井監督の前作との比較であり、これまで満点を付けた他の作品より明らかに劣るものではない為、5点に変更しました。
切ない映画だった
なかなかヤクザを描けなくなった、いなくなった、今の時代らしい映画。
分断と隔離と排除の社会。
昭和はもう今や昔。
悲しいかな、時代は変わるのね。
でも、良い世の中になってる気がしないんだけどなー
かっこいい
ヤクザ。
自分とは無縁の存在のように感じていましたが、そんな事はないと思わされる作品でした。
この世界で生きている以上、関係のない事なんてないんだなと。大原が愛しくて…良い作品に出会えました。
主題歌と共に
ヤクザものはあまり観ることはなかったけれど、目を背けたくなるシーンもあったが、やるせ無い思いも描かれていて心を動かされた。
綾野剛の演技力が素晴らしい!演じていると感じさせない、迫力と繊細な感情が揺さぶられグッと引き込まれた。
この映画、主題歌から入ったけれどMVをみてから映画を観て、再びMVを観ると自分の心が変化していた。終わってから再びMVをみると一体感が味わえる。
任侠モノではなかった。今回もファンタジー。
タイトルにある[ヤクザ]からVシネマのような任侠モノかと想像したが、ヒューマンドラマのような作品。
よほど癒着やウラの繋がりを作りたいのか、今回は暴力団と警察がグル。前作では公安調査庁だったっけ。
ファンタジー好きな監督ですな。あの時も実際かフィクションかの境目ついてきたし。
まあ、面白ければ良いのだろうけど。
舘ひろし、綾野剛、どちらもかっこよかった。
泣かれてる方居ました
面白かったですーー🤧
ヤクザ映画はあんまり観たことないのですが
契りのシーンは「わぁー小さい頃にテレビで見たことある」
って感じでドキドキしました😖
むかし普通にテレビであってましたよね😳
みなさん演技がすごいですね。
嫌なヤツは本当にイヤな演技で
もう顔から体からオーラから嫌な奴😡
その他の方の演技は
どんどん切なくなってきちゃいます😭
面白くないと寝ちゃうんですけど
一睡もせずに観れました👀
観れて良かったです✨✨✨
もっと家族を大事にしようと思える
ヤクザであれ、どんな形であっても家族とはなんなのか、改めて考えさせられました。映画を観た後に必ず何か残るものがあると思います。
少しずれますが、主題歌「FAMILIA」は映画の内容のアンサーであり、レクイエムとも言えるでしょう。エンドロール含め素晴らしい作品でした。
65点
映画評価:65点
切なっ!!
これが見終わった時の感想です
だいたい大きく分けて
昭和、平成、令和と3つの時代のヤクザを
その時代に生きた主人公目線で描かれた今作
1999年の時代は
我々がよくイメージした
あのヤクザって感じです。
みんなどこでもタバコ吸っていたり、
酒呑んで運転していたり、
背中に風神だか何だかわからない刺青入れていたり
色々あって主人公はヤクザになるのですが、
そこから6年が経ち
ぼったくりバーとかの時代がやってくるんですけど
まだまだヤクザが幅を利かせていた時代になります。
そして2019年(令和)
ヤクザはもう生きていく事が出来なくなっています。
それ以上にヤクザから足を洗って
1からやり直そうとしている人にとって
この令和という時代は本当に地獄
若気のいたりでヤクザに入り、
時代の流れで足を洗い、
本気で人生をやり直ししたい人まで
知らない間に傷つけてる
この時代は一般人ですら少し間違った事していると晒される時代になりました。
ヤクザ達とその家族を通して
時代の変化という怖さと、哀愁を感じた
とても考えさせられる作品でした。
【2021.2.2観賞】
演者はよかったなぁ。演者抜くと1.5か2.0
評価が高かったので、予定外でしたが鑑賞しました。
総じて演者さんたち、よかったなぁ。ってくらいでした。本作品。
多くのレビュアーさんたちは本作品を高く評価されていらっしゃいますが、僕はどうしても本作には違和感しかないのです。
結末はバッドエンドですが、そのバッドエンドをみた観客の多くが、感傷的になるような演出に納得いかないのです。
ちょっと待て。ヤクザはヤクザ。再出発や、やり直しがしにくいのかもしれん。しかし、それは反社会団体に属した人間の贖罪だと思うのです。犯罪に手を汚した人間にはそれ相応の対価を支払う必要があると思うのです。寛容じゃない社会かも知れません。しかし。間違いなく「良いヤクザ」なんていないのです。法律やルールは破っているわけです。
昭和のヤクザ映画はどちらかというとエンタメアクション系映画だと思ってます。「ヤクザ=ダークヒーロー」的な見せ方です。ですが、本作は時代錯誤的な昔気質のヤクザが、さも時代に取り残された悲しいキャラクター的な描かれ方でそこに物語のポイントを置いている感じが・・・気持ち悪いのです。エンタメじゃなく社会派っぽい描き方をするなら、美化するなよ!って言いたいです。
また、その人間ドラマとしての感動の作り方が、なんというのでしょう・・・記号的というか、ご都合手技全開というか・・・人間ドラマ描くならリアリティを感じさせて欲しいと切に願うわけです。
SNSは怖いけどさ、SNSにあげたらすぐこんなになる?
尾野さん演じるユカ心のなびき方が、山本と生い立ち似てるだけで一気にいく?
ちょっと待て!14年ぶりでそんなに簡単に受け入れる?苦労の元凶を?
明らかすぎない?敵対団体と悪徳刑事の「ワルぶり」
ラストなんて・・・ありえないよ!生活全部奪われた人が・・・くる???完全泣かせる目的じゃん!
などなどなどなど・・・言い始めたらキリがないほどに、結末に持っていくためのご都合ストーリーが山盛りでどんどん引いていくわけです、僕の心が。
もー少し話に厚みが欲しかった。というか、説得力にかけるでしょ?
昔気質のヤクザも、つい最近まで羽振りがよかったヤクザも、時代の波に飲まれ置いていかれる様はよくわかりましたし、そこに悲哀はあります。栄枯盛衰、力と血で培ってきた勝ち得てきたものも、時代という目に見えぬ力には叶わないということ・・わかります。
そこに人間模様を絡ませてくることもウェルカムです。
とても面白い話ができる予感はします。・・・けど、今回は・・・残念でした。
もっとフォーカスしたらよかったのに。ストーリー。
綾野剛さんの熱演がもったいなかったなぁ。
涙が…
3つの時代のヤクザの移り変わり。
昭和のヤクザは、義理と人情で親分と子分。そんなイメージしかなかった。
平成になり、不景気がヤクザをもおそい、令和は、ヤクザより怖いのはヤクザを怖がらないネット社会の若者たちなのか?
綾野剛さんと、舘ひろしさんの演技は良かった。舘さんの声もステキだが、セリフ無しの演技がたまらない、しびれる。さすがだ❗
後半の、カタギが家族を持つ苦悩。
そう甘くはない現実。
おもわず涙が…
でも、1人が他の人に与える影響力って、これほどにまで大きいのだなと…
最後、つばさの笑顔に救われました。
あれ無かったら、後味悪かった。
(最後のほう、急いでまわした感が残念でした)
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