「繋がり…」ヤクザと家族 The Family Ⅳ-ヨン-さんの映画レビュー(感想・評価)
繋がり…
自分は人間関係に関して器用な方ではない。
ヤクザ映画はヤクザを善人に描く事も屑に描く事もあると思うが、どちらにしろ、
演者の格好良さはあれど、ヤクザを格好いいと思った事はないし憧れもない。
ただ思うのは、ヤクザと言われる人達は、一方では義理や人情を重んじるという意味で、今のネットの繋がりだけ(に自分が見えてるだけかもしれないが)で満足してる人達より、人間関係においては、多少は幸せなのかもしれない。本気で愛を持って接する関係。家族のように
が、その家族のために、家族のせいで、本当の家族を持てなくなる皮肉…
もちろん自分は、現実世界のヤクザを知らないし裏社会の事なんて知らないので、あくまで「映画の世界のヤクザ」強いては「ヤクザと家族」を観ての話だが。
舘ひろしと渡哲也、渡哲也と石原裕次郎
のような男が惚れる、男同士の関係には強く憧れる。
ヤクザじゃなくても、不器用でも本気な人間関係を、今のこのSNS時代だからこそ築いて行きたい。そんな映画だった。
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