劇場公開日 2021年2月5日

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「衝撃作ではあるな」哀愁しんでれら サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0衝撃作ではあるな

2021年2月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

幸せ

ワンデーフリーパスポート第3弾2回目 3本目は土屋太鳳主演の「哀愁しんでれら」です。
山田杏奈出演ということで鑑賞。
正直、土屋太鳳と田中圭がすごく苦手なんですけど山田杏奈がいるからと自分に言い聞かせて見ました。

何これ。まじキモイじゃん
めっちゃ気味悪いし胸糞悪いし最低で見た後は、「んだコレ!★2.0付けたるわ!」って思ってたんですけど、ジワジワと面白いと思えてきました。でも、★3.0とさせていただきます。

児童相談所の職員として平凡な暮らしをしていた小春(
土屋太鳳)は、ある時怒涛の不幸ラッシュが続く。そんな時、とある男の命を救うがその男がなんと医者で、彼女の怒涛の幸せラッシュが続く。

前半の駆け抜けるような不幸の嵐。そして、取り返すかのような幸福の連続。テンポもいいし、導入としては結構面白い。これからどうなるんだろうと心臓が高鳴る。この緊迫感が1番の魅力だと思う。想像以上にドキドキした。

土屋太鳳、田中圭、そして子役でインスタグラマーとして活躍するCOCOの叫び声と呻き声が怖い。ネジの外れた3人の感覚。吐き気がするほど気持ち悪いんだけど、よく良く考えればそんな演技が出来るってすごくない?鑑賞後も震えが止まらなかった

先程のレビューでも名前を上げましたが、「告白」が1番近い映画じゃないだろうか。多分監督はあの作品に影響されたと感じるほど似てた。そのおかげで、予想よりも面白いと思えたのだろうし、こんな衝撃作に仕上がったんでしょうね。

でも、告白と違うのは"動機"。
なぜ彼女は社会を震撼させる凶悪事件を起こしたのだろうか。鑑賞後→なぜ起こしたのだろうか。考えてみてね系だろうけど、にしても変化が極端で分からない。光の真実と後半20分はよく分からない。もっと出来たんじゃないと思った

もう一度見てみたいとも思えない。
伏線なぞ無いし、隠れ要素もない。確かに彼女の今後が気になるけど、2回目見ても感じることは変わらないと思う。また吐き気がするはずだ。

とても人様におすすめ出来るような作品ではない。
おそらくオススメした半分以上の人が面白くないと言うと思う。だから、衝撃作なんでしょうね。面白いなと思った私もラストは納得出来ません

でも、何故か面白かったです。
たまにはこういうのも悪くないね

サプライズ