タイムリミット 見知らぬ影のレビュー・感想・評価
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物語だけど…
良かった点は、事件が解決したことと、その根源だった会社の方針に対し最終的に会社が破綻する事になったこと、主人公が初めて自分の責任を認めたこと、そして家族が一つになったこと。
主人公の周囲の環境設定はよく出来ているが、警察が間抜けていることでなければこの物語は成立しない。
犯人の動機もごく一般的で、自分の身より子供の将来のお金のためにしていることで、彼の動機と行動に不満はない。
問題が主人公だ。
しかし、映画そのものはシリアスで緊張感が最後まで続き気が抜けない。
物語は主人公が良かれと思ったことすべてが裏目に出てしまうことから始まるが、子どもたちを乗せたことが最悪の悪夢を招く。
車に仕掛けられた爆弾… この時点で一度映画を消した。つまらなくなるのが必至だからだ。結局は、見てしまったのだが…
物語が進行しなければならない要因に、主人公が犯人に従うということになるが、この主人公はいったいどこまでバカなの? まるで洗脳されたかのように正しい答えを出せずに犯人の指示に従う。
そしてこの主人公の絶体絶命の危機を知りつつも、どうしても彼の行動に共感できない。
ここが最大のポイントだ。
冷静さのかけらもないまま無心で犯人の言うことに従う。
警察に犯人の電話を渡さなかったことは、どんな被害者でもありえない行動だ。
物語というのか、主人公の行動はどこまで行っても共感できず、お前はバカなのと言いたくなる。
物語で主人公に共感できないのは致命的だと思うのだが…
【優れたるプロットは、他国の映画製作陣の製作意欲を強く刺激し、優れたるリメイク作品を生み出す。映画の正の連鎖である。又、この映画サイトのあるレビュアーさんに感謝を申し上げる次第である。】
■先日、映画館でリーアム・ニーソン主演の「バッド・デイズ・ドライブ」を鑑賞した。
レビューを上げたら、お世話になっているレビュアーさんから韓国のリメイク版「ハード・ヒット 発信制限」をお勧めされた。
で、観賞したら凄く面白く、且つ泣けた。多分、韓国映画の湿性感が自分に合ったのだと思う。
そして、昨晩、本作を鑑賞した。
流石に、プロットが分かっているので(そりゃ、そーだ。)感動までは行かなかったが、絶対絶命の父の行動や、犯人の犯行動機も沁みた。
この映画サイトには、素晴らしきレビュアーさんが多数いらっしゃる。
そして、イロイロな映画をお勧めしてくれる。
改めて、感謝を申し上げる次第である。
<内容は、(「バッド・デイズ・ドライブ」+「ハード・ヒット 発信制限」)/2である。どれも、面白い作品である。
リメイク毎の細かい違いを探すのも、楽しいモノである事を今作を観て知った作品でもある。>
一定の緊迫感は楽しめたが、、、。
定期的にシリーズ物が出てくるシチュエーションスリラー系。
フォーンブースとかが出だしかな?とは記憶を振り返って思うが、特有の緊迫感や主人公の一挙手一投足にハラハラ、またはイライラする(笑)
今作は主人公とその家族(娘と息子)も巻き込まれており少し味付けがされている。
しかしその子供達が必要なのかはイマイチ感じられず。
爆破によって負傷し緊迫感は増すが、描写が微妙で後部座席のガラスも割れておらず破片が子供の腹部に刺さるのはどうしても理解できず。
途中でフロントガラスの一部が割れていたが、前の席が父親なのでどんな角度で当たったのか?とそれだけがメチャクチャ気になったw
あとはキャストが少ないのはあるあるだが、犯人を推測する楽しみは少ない。
それに加えてミスリードを誘ってるのか(実際に自分もだまされたww)警察がお粗末すぎて真面目にやってんのか?wとイライラする。
父親の演技や娘もそれなりに良かったが満足度は低め。
時間潰しには楽しめた。
突っ込む点は多いが、ハラハラして楽しめました。
矛盾点は、単独犯ができる芸当じゃないということ。
近寄る人を認識するし、2件同時に脅迫事件を起こしている。
準備も2件同時ということ。これはグループじゃないと不可能だと思う。
次に正体がバレる危険を冒して直接接触したこと。
バカな警察をダマして証人の抹殺を図ったとする強引な見方をできなくもないが、
バレないようにしてきた犯人にとって、これは大方針転換。
相手が間抜けな警察でも、身分の偽装はどうやったのか。事前に準備してるわけがない。
ひとえに作り手のご都合主義
一番やらしいご都合主義は、終盤の犯人の行動。
犯行後に自殺するつもりだったとしても、このタイミングではないはず。
これは主人公を助ける目的で製作者都合。
犯人の行動からはありえない。
しかしとてもハラハラしたし、結構楽しめました。
変なの
警察に囲まれてマスコミが集まったところでもうどうにもならないんだから爆発させて良くない?狂った犯人でも子どもは殺せなかったってこと?つうかあんな長時間広いとこで都合よく止まってたなら爆弾処理できるでしょ?途中から爆弾処理班のリーダーが交渉人みたいなことしてるし全部へん。中学生が考えたみたいな話。後まあずいぶんつまらないタイトルつけたもんだなと思ったけど、つまらない映画だからこれくらいでいいと思ったのかしら?だとしたら配給会社やるね。
【モヤモヤが止まらない!ある意味リアルな映画】
・2018年公開のドイツのアクション・スリラー映画。
・2人の子供と奥さんを持つ父親であり、不動産会社の幹部のしごとをしている主人公カール。彼が姉と弟を車で学校に送り届けている中で、正体不明の男から「お前たちのおしりの下に爆弾が仕掛けてある。立ち上がっても爆発するし、遠隔操作でも爆発させることができる。嫌なら自分と奥さんの口座の全財産と会社のお金を俺に振り込め」という趣旨の電話がかかってくる。混乱しながら同僚に車で相談しにいくと、同僚も同じ状況。そこで同僚の車が爆発し、息子はその破片でかなりの出血を追うけがをする。それでも「誰にも真実を話すことなく金を用意しろ」という犯人の要求から警察や妻にまで疑いをかけはじめられるカール。そして車からも降りれない。絶体絶命のピンチ という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・モヤモヤこそがこの映画のポイント?!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・この映画は、「混乱とモヤモヤ」が強い物語の流れこそがお勧めすべきポイントかなぁと思いました。いや、終始モヤモヤするんですよ。笑 親父さんの主人公カールに対する子供たちの対応・反応や犯人は一体何をしたいんだ⁈という目的の不明瞭さ、察しの悪い周囲…とにかくモヤモヤします。しかし、実はそれこそが日常生活そのものを体現しているのではないかと。映画という仮想の物語ではどこか予定調和と言いますか、「綺麗に」「想定通りに」話が進んでいきますし、キャラクターの行動は基本的に良いも悪いも「想定」できますよね。ただ、この物語はそうはいかない。「なんでそうするの?おバカなの⁈」「あり得ない!」とすら思います。ただ、現実の世界に置き換えてみると、こんなパニック状態になった場合、よくある映画通りに現実が進むと思いますか?よく考えたら、そんなうまくは進まないと私は思ったんですよね。人間が混乱した時にやってしまいそうな本当の行動、それこそがリアリティなのではないか、と。故に、映画で観れる「であろうと想像していた物語や行動」とのギャップが激しくなる=モヤモヤが強くなる=でもそれが本当のリアリティ、みたいに勝手ながら解釈しました。笑
[演出]
・基本車の中の映像ばかりなので、車の窓の外からカールを撮影したカットなどありましたが、これが物語の謎とマッチして、「もしやカールは二重人格⁈」と勝手に妄想してしまいました。いや、そんなことを匂合わせたいとは監督さんも意識されていないでしょうし、個人的な勝手な妄想です。笑 ただ、車中で電話で会話するカールとおびえる子供たちを基本に約2時間、しっかり観れる映画に演出されていたと思います。少しばかり映画[ギルティ]の雰囲気を感じさせてくれました。
[映像]
・特に際立って思うことはありませんでした。
[音楽]
・特に際立って思うことはありませんでした。
[演技・配役]
・知らない俳優さんだらけでした。カール役のヴォータン・ヴィルケ・メーリングさんは「人間の弱さ」みたいなものをしっかりと演じてくださっていて、役柄的に終始モヤモヤはするんですけど、これこそがリアルな反応!と感じさせていただきました。
[全体]
・カールが行っているビジネスの構造もよくわからなかったので、不明瞭な部分も多々ありましたが、それは大きく物語を邪魔することなく骨子部分を愉しめました。ただ、オチと言いますか、事件の真相とラストの運びは若干の無理やりさを感じてしまいましたが。大風呂敷な状況を展開した物語構成なのでまとめ方としては致し方なしかもしれません。それよりも、普通の映画じゃ感じられない物語の途中のモヤモヤ感を是非体験してみていただきたいです。映画をアトラクションととらえた場合、予定調和過ぎて「うんうん」となると、気持ちはよいのですが、心は全く反応しません。それに比べると、モヤモヤモヤモヤ…と心を動かしてくれる。つまりアトラクションとしてしっかり機能している映画、という見方もできるかもしれません。ありがとうございました。
#映画 #アクション #スリラー #タイムリミット #DON'T.GET.OUT! #STEIG.NICHT.AUS! #クリスティアン・アルヴァルト監督 #ヴォータン・ヴィルケ・メーリング #ハンナー・ヘルツシュプルンク #クリスティアーネ・パウル #エミリー・クーシェ #モヤモヤが止まらない
#全体3.4 #物語3.6 #演出3.4 #演技3.5 #配役3.5 #映像3.4 #音楽3.4
爆弾はずるい
普通に楽しめる範囲なんだけど、中盤のミスリードがいただけない。
ちょっと警察バカにしすぎてない?と。
それ以降はまあ普通の帰着というか、
意外なほどスタンダードな結末に向けて収束していく感じ。
それでも中盤の、警察に囲まれたシークエンス。
誰かに助けてもらえる、一筋の光にすがるようなシーンはグッときたし
映像自体で工夫というか挑戦は感じられた。
完璧ではないけど、いい作品の部類には入ると思う。
テンポが良い、ストーリーに入り込む。
テンポが良いと言うか、テンポが早い油断すると字幕を見落とす。109分の限られた時間の中ではやむを得ないが、もう少し時間を使い、じっくり描けばより良い映画になったのではと思う。
脚本がいい事もあり、ストーリーにすぐ入り込めた良作でした。
無能警察
お堅いフィクサーの男が犯人から恨みを買い、爆弾を仕掛けられてしまう話。
車から出れない話ってありがちだが緊張感がすごい、前半は少し退屈な部分もあるが徐々に面白くなっていく。
警察に包囲されてからは無能警察が勘違いした判断で動いてくるので緊迫感がある。犯人が身内を装っても本人か確認もしないようなアホ警察。
よかったのは娘との絆。
あんなに携帯しか見ない無関心な娘が本当に父親を思いやるのはとてもよかった。弁護士を殴ったのもgood!
爆弾処理班の女性は色々と鋭く、無能警察とのいざこざがよりドラマがあった。
緊迫した内容の中ハッピーエンドで終わったしなかなか良作でした。
恐怖と絶望のテレワーク
建築関係の仕事を持つ主人公が、爆弾の仕掛けられた車の中で、犯人からの脅迫電話を受けながら奮闘するストーリー。
座席から立ち上がると爆発する仕組みの為、逃げ出すことも出来なければ遠隔で爆発もさせられる、更に娘息子も同乗している為自棄にもなれない、まさに八方塞がりな状態。
テンポの良い映画は好きだけど、序盤はあまりにもテンポが良すぎて話に付いていけず・・・そんな複雑なストーリーではないと思うけど置いてけぼり状態に。
中盤、警察が絡みだしてからは漸くギアをひとつ落とした感じに。
娘がとったまさかの行動は非常に胸アツ!
ここからの展開はとても良かった。
全体を通して、非常にスリリングな展開が続き、ビックリシーンもちょくちょく。
終盤の川のシーンが、肝心な場面なのに暗くて良く見えなかったこと、また無理やりな展開や
ツッコミどころも多いが、細かいことは無視して観れば、とても面白かった。
ご主人、有能なテレワーカーですよ!
最後に、映画終わって座席を立つのが少し恐かったのは、ここだけの話(笑)
みんな話をしよう、話を聞こう。
ベルリンの建設会社フィクサーの男が、子供と共に乗った車に爆弾を仕掛けられ、電話で脅迫される話。
会社から45万ユーロと個人資産67547ユーロを要求される中、社長の車が目の前で爆発すると共に、その破片で子供がケガをし緊迫していくストーリー。
状況変化に対する犯人の対応と主人公のリアクションや駆け引きが、イマイチ冴えなくてまどろっこさを感じてしまい、ハラハラはあるものの同時にイライラも感じる。娘のスマホ活用すればねぇ。
ド素人ということで、目を瞑るとしても、最早犯人とグル?という警察の扱いがちょっとねえ。ってここにもみたことあるヤツ満載w
どこかでみたことがある様なネタの組合せだったり、まんま同じ様な感じだったりもあるし、ご都合主義満載ではあるけれど、スリリングさと娘のリアクションで結構楽しめた。
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