「優しくされたいなら、優しくすればいい」君が世界のはじまり 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)
優しくされたいなら、優しくすればいい
いつだって、世界はひらけているのに
こころを閉ざしているかぎり
そこが世界の中心であり、限界である。
そのこころを隔てているものは
家族だったり、学校だったり、
住んでいる街だったりと
いつだって〈自分 対 社会〉
他者との距離にほかならない。
だから、歌にすがった。
悲しいときはこの歌を、淋しいときはあの歌を…
ヒトは誰しも「自分は特別なんだ」っと悲観して
ちっぽけなニヒリズムに浸りがちになる。
けど、「自分だけじゃないんだ」っと気づけば
途端に他者との、社会との距離が狭まり
世界がひらけて、きらきらとひかりだす。
そこが新しい《世界のはじまり》
そして歌が鼓舞する
「ガンバレ!」っと…
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“原作”リテラシー。
しいては、“ザ・ブルーハーツ”リテラシーが
なかったわたしには唐突過ぎて
正直、おいてきぼりを痛感しましたが
一場、一場で観たら
キャスト各々の印象的な名演が織りなす
こころに刺さる場面はありました。 確かに…
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