「残業はなるべくしないように・・・」悪魔は見ていた kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
残業はなるべくしないように・・・
仕事熱心なシングルマザーのソ・ヨンウ。嫌味な上司であるチェ室長に余分な仕事を押し付けられ・・・と、残業ばかり。毎晩11時まで一人残って残業しているため、警備員も呆れ顔。しかも、室長からはセクハラも受けるし、部下のミニも仕事できないし・・・だけど、クリスマス・イヴには娘のために早く帰らなければ。しかも、24日22時から27時まで設備点検のためにビルが閉鎖されるという。
イヴ当日、帰宅しようと地下駐車場にやってきたヨンウは自家用車に乗ろうとした途端、感電して気絶する。目覚めると、赤いドレスを着せられ、警備員室にディナーが用意されていた。警備員イ・ジュノによる拉致・監禁。何とか逃げ出そうとするも、手錠をかけられ、車で地下3階まで連れていかれる。そこには拘束されたチェ室長と部下のミニが・・・といったストーリー。
どこにでもあるようなシチュエーション・サスペンス。痛々しい場面は随所に見られるのだが爪がはがれるところだけはゾクっとしたけど、その他の痛さの演技が弱かった。ストーカー、セクハラ問題を訴えてはくるのですが、さらに恐怖なのは全て監視されていたことだ。あ、ジュノが監視映像を見てたわけじゃないんだ・・・
犯人がちょっとM男であったり、裏に潜む悪というのがリアルじゃなかったり、それぞれのキャラの奥深さも描かれていない。まぁ、ヨンウとジュノの対決メインなんだけど、せめて1階の警備員のおじさんや娘くらいは丁寧に扱ってほしい。
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