護られなかった者たちへのレビュー・感想・評価
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原作と同じオチは使えない
原作ではカンちゃんの正体でどんでん返しがあるのだけど、それは文字だけの小説だから使えた手法だったので映画ではどんでん返しを前提にはしていない。どんでん返しなど無くても作品になるとふんでの採用だったのだろう。
本作のテーマは生活保護だが、震災後の東北という状況を被せることで、問題点がより際立っている。本当に救済を必要としている人は生活保護が受けられず、不埒なものたちが生活保護を受けていく。その現実から目を晒さずに向き合っていく必要があるのだろう。
絶大な佐藤健人気
佐藤健の凄まじい演技
サプライズを狙ってるんだけど…
重たい犯罪の話だが、
善と悪の真っ二つではない。いいところもあれば悪いところもある。光もあれば影もある。救いようのないことにも救いがある。
清原果耶さんと佐藤健さんの演技、特に表情に、魅入ってしまった。
余談ですが、【汚名挽回】というセリフ、気になって調べてしまった。実は、誤用ではないんですね。
永山瑛太がムカつく!
一言「重厚」。
震災で被災した話と生活保護の話が、過去と今に行き来する内容(9年)。
生活保護の申請や認定が、うまく機能していなかったら?。
その責任は、誰が取るのだ?。
そこに起こった殺人事件。
福祉の盲点や弱点を、うまく突いてます。
主役級の俳優さんたちがゴロゴロ出演しているので。
あれ、誰が一番悪いやつ?がわかりません。
私的には、ええーー!と驚きました。
「護る」ということ、それはどういうこと?。
終盤その意味がわかってきて、胸熱。
144分あったけど、もうお腹いっぱいな展開。
社会に問う内容でした。思っていたほどヘビーではないので機会があれば。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「声をあげてください。そうすれば誰かが助けてくれる」
生活保護を貰うべき人が貰えない現実、曖昧な制度と行政の問題点。 重...
2時間に及ぶプロローグ
国の政策やらは、一度始めたらなかなかやめられない
会社や法人でも、矛盾や根拠の無い事、「なんか違うよなー」と感じる事でも、なかなかやめられないし、変えられないし、変えてくれない
声を上げても聞いて貰えず、国に対しても声を上げようが
何も変わらない
で、結局諦める………
富裕層でも、貧困でも無い私たちは
どうにか稼いでる収入の中で、山ほど税金を払い
年金を払い、失業中に健康保険に加入していないと
口座凍結までされかねない制度の中で(本当の話です(笑))
いずれは迎える年金生活の保証すら危うい現実
我々の税金を湯水のように使っていても、貰える立場になると
「貰えるものは貰っておこう」と思うのがほぼ一般的だ
生活保護なるものは、何十年も前からおかしいものだ
日本全国で、その基準が統一されている訳でも無く
地域性もあり、その地域性の中には差別も存在した
生活保護を貰いながら、外車に乗っていたり
パチンコ屋通いをする輩が存在する一方
僅かなはみ出しを責められたりもするのだ
犯人逮捕迄の経過は、何だか消化不良で
2時間の以上の時間の経過を感じさせない面白さはあるものの
映画として中途半端な感覚を否めなかった
生活保護という制度に斬り込むには浅く
何より、映画という限られた時間の中で
掘り下げる事は不可能だし
ミステリーと言うには、アッサリしていた
が、ラストでその感覚は払拭された
15分程のシーンの為に、2時間のプロローグが
用意されたような感覚だった
清原果耶は、ほんといい女優さんだね
倍賞千恵子さんなら、良かったなぁ
震災被害と生活保護を扱った重厚なサスペンス。 不正受給と共に本当に...
深い社会問題の提起としても、推理ものとしても一級品
阿部寛が出てると東野圭吾かと思っちゃうよ
生活保護については様々な問題点があると認識してはいる。
日本国民に厳しく在日外国人に甘いとも聞く。
公務員の仕事と言うのは前例あってのもの と聞く。
実際は知らないが、生活保護を受給するという事が簡単に出来て良いはずはないというのはわかる。
給与がほぼ横ばいの日本にあって
僅かな時給で労働する人が
生活保護家庭より年収が少ないのはおかしいと言うのもわかる。
自家用車を持ってはいけない。
分譲マンションを所有するのも変。
死者が出た数年前から改正されたが、昔はエアコンがダメだった。
病気で働けない。
この基準は、はっきりしているようで曖昧でもある。
東日本大震災。
これによって不当に金銭を受け取った人々がある程度いるというのもよく聞く。
津波の力で引き裂かれた家族の
生死もわからぬまま 中途半端な諦めを強いられる人。
そういうあれこれを
まとまってるなあ という感じで見た。
見て直後の感想が 日に日に薄れて
三日たった今 少し薄っぺらに感じている今日ではある。
悪とは何か。
原作未読。
素晴らしい映画でした。
幸いにも私は震災被害をそれほど受けなかったため、
震災を目の当たりにした方々の心の傷は計り知れません。
震災がトラウマになったからといって法を犯してよいのか。
セーフティネットという法を守るため、目の前の
困っている人を助けなくてよいのか。
生活保護を受給しながらする贅沢の線引きはどこにあるのか。
生活保護受給者を非難する社会が悪なのか。
そもそも生活保護を受けるような人は怠惰なのか。
今現在、まだパンデミックは終わっていない。
何兆円もつぎ込んでなぜ終息しないのか。
その税金で利を得ている人は悪ではないのか。
世界も国もマスコミもなぜ事実を隠そうとするのか。
人々はなぜマイノリティを攻撃しようとするのか。
護ろうとしなかった人が悪いのか。
護られなかった人の自己責任なのか。
声を上げれば解決するものなのか。
その小さな声は、もっと大きな声にかき消されないのか。
それでも、小さな声を上げ、手を伸ばし、
護られなかった人を減らしたい。
ぼくにできるのはそれしかない。
自民党の政治運営の失敗
死んでいい人なんて居ないんだ
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