PLAY 25年分のラストシーンのレビュー・感想・評価
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アイデアは、斬新でおもしろい。
ある男が、子どもの頃から撮り溜めしていたホームビデオ映像を
編集して、一本の映画にしてしまった(という設定)の映画です。
設定はおもしろいですね。ただ、話としては
よくあるラブストーリーで終わってしまったし、
そのアイデアが活かしきれてないように感じました。
リアリティを追求したら、こんな感じになるんでしょうが、
映画なんだし、それじゃ〜つまらない。
ホームビデオ(設定)の映像だけが延々と続くので
正直言って、前半はちょっと退屈でした。
これじゃあ、普通の手法でつくった方が、
いい作品になったんじゃないかな。
驚きの映像が出てくるとか、どんでん返しがあるとか、
なんかもうひと工夫あってもいいような気がしました。
いい話だったから、まあいいかw
エマが可愛い
初めてビデオを買ってもらった1993年から2018年までの25年間撮り続けたホームビデオの映像をつないで描いた青春恋愛物語。
25年分の映像を編集し、そのラストシーンは・・・という話。
日常的な事やその当時の情景も出て懐かしかった。
色々と女性も登場するが、やっぱり幼馴染のエマが可愛かった。マックスが引きずってたのがよくわかる。
バルセロナの仇はパリで。
ターミネーター、プレステ、ストファイ、オアシスなどなど。懐かしく25年の歴史を辿れる楽しさもあり
w
1994→2000→2015と、同一人物が成長して行ったのかと思う程に、イメージの合うキャストを探し出して来た執念に拍手👏
これがリアリティを醸し出す重要なファクターになってます。
98年のワールドカップフランス大会とかマジか?と思わされるデジタル処理。こりゃ、どんなフェイクニュースも捏造可能だねw
13歳から仲間とつるんで来たもんだから、素直に好きと言えない愚か者。バルセロナの仇をパリで取るまで15年。あの時の、愚かさも幼稚さも、15年掛けたんだから賢いオトナになってることを祈りつつ。
娘はスマホのカメラで、マックスと同じ道を辿るのでしょうか?良い仲間にも巡り合えると良いね。って事で。
良かった。意外に。
ドロドロ話が、フランスらしくサラッとしてて。
無念
映画を作る人の映画(桐島とか、mid 90'sとか)が大好物な自分。乗り気ではない家内を説得し、見に行ったが、場内は私たち夫婦のみ(映画人生初)。さらに、お酒を飲んだ後に観に行ったので爆睡。ごめんなさい、アマプラに入ったら、もう一回レビューします。
この先の50年に、乾杯!
遠回りしないと、気づかないことってあるよね。
無駄な時間を過ごしたと思うか、その瞬間からやり直そうと思うか。
時間は取り戻せないけど、この先の時間に目が向くのなら、遠回りも無駄じゃない。
グズグズ言ってた男でも、決めるとこ決められたんなら、最高にイケてるじゃないですか。
こんなふうに、幼馴染と年を重ねられたらシアワセだな〜。
レンズを通して周りを見てきた彼は、カメラに逃げていたわけじゃなく、カメラに支えられていたんだろうね。
遠回りも大事
13歳の誕生日にカメラをプレゼントされた主人公が、それからの25年間の思い出を撮り貯め、その最後に伝えられなかった想いを…といった物語。
開始後程なくして始まるホームビデオ映像がラストまで繋ぎ合わされているのが本作の特徴なんだけれども、何というか、知らない人の半生を描いたホームビデオに興味を持てないのと一緒で、ストーリー自体は素敵な物語だとは思ったけど、ちょっと自分には合わなかったかな(汗)
先日観たmid90'sみたいに、終盤にちょっと長めに思い出のビデオ映像で感動させるような内容を勝手に想像していたので、、まぁこれが本作のアイデンティティなので単にリサーチ不足だったか。
ただ、こう書く割にはラストにはちょっと感動させられたので良かった。
確かに、15年も…といったことはあったかもしれないけど、その遠回りがあったからこそ授かった宝物もある訳だし、何も無駄なことなんて無かったなと。
それと、そういえば自分も初めて携帯を買ってもらった当時は、序盤の主人公みたいに、友人達とおふざけ動画やショートムービーを撮っていたなぁなんてことを思い出して懐かしい気持ちになった(笑)
そして昨日観た別の映画でも出てきましたが、本作でもターミネーターの名前が(笑)
改めてターミネーターって凄いなと思ってしまった。
イケてない割に性には開放的な性春映画
25年の経過を映像化する為、10代20代30代と、それなりにルックスの似た俳優を1人ずつ計3人✕主要な登場人物分用意して製作されたと思われる青春映画。(2018年フランス)
まずは新しい着眼点で撮影に臨んだことを評価したい。
あくまで個人所有のビデオカメラ、携帯、スマホによる撮影映像、という体なのでプロの映像すぎてもダメ素人映像すぎてもダメ、でも劇場用映画ということで、解像度の粗いビデオテープ映像から携帯〜スマホの高画質映像への変化と、もしかしたら難しい撮影だったのかも知れないが、観た感じは非常に説得力のある個人撮影的雰囲気で大変興味深かった。
確かに映像の一つ一つは、ごく一般的な若者が意図せず25年もの間日常的に撮り溜めた映像とするにふさわしい何一つ珍しくはない映像だし、それらを1つの作品として編集したと言う体の本作自体もリアルにそれっぽいが、だからこそ映画的ストーリーとしては弱いしオチもありふれている。
ただ、ストⅡごっこ、プレイステーション発売、98年W杯フランス大会、2000年前後のミレニアム騒ぎといった出来事、そしてJAMIROQUAI、OASIS、レニー・クラビッツ等、登場人物たちが愛聴する音楽が観る側にとっても非常にリアルで、当時の自分自身を思い起こしながら楽めるし、繰り返しにはなるが、試みとしては非常に面白いしリアリティも凄いので一見の価値はある。
しかし、だ。
観るには映写が必要だった8mmカメラの時代ならともかく、家庭用ビデオ、携帯、スマホ撮影の体だから、もしかしたら「劇場より家でDVD鑑賞の方がリアル」ということになりかねないが…😅
良かったよ。
色々と微笑ましく観れたかな。
少年~青年期、フランス人も日本人も同じようなところもあるんだなと思った。
夜遊びに行ったりするあの感じ、懐かしいなあ。
ただ、男女がくっついたり離れたりはよくあることで、結婚だ離婚だでグダグダならないところは日本と違うんだなとは思った。
どうでもいいことだが、エマが大学辞めるとかいってたあたりって年齢に違和感があったかな。
あと、もう一人いた女の子はどうなったんだろうね。
酔った🤮
始まって一時間ずっと手持ちのハンディカムで撮られた映像が続くので、真ん中ぐらいの席でスクリーン見続けていたら気持ち悪くなってしまった。そのまま退場。
酔いに強い人以外は後ろの席にした方が良いと思います。
レンズ越しの映像が楽しそうなベタな青春映画です♪
明るく楽しそうで、それでいてホロッとさせる様な青春ドラマをなんとなく期待して観賞しました。
で、感想はと言うと、普通に面白かった♪
まさしく、明るく楽しそうでホロッとさせる様な青春ドラマで、収められた映像がどれも良い。
いろんな懐かしい物も沢山で、様々な曲目も楽しい♪
ただでさえ楽しい10代に仲間がいて、いろんな事をやればそりゃあ楽しいに決まっている。それに気になる女の子にいるし。そこにカメラが回っているならなおのこと。テンションも爆上がりですわな。
そんな青春時代をカメラを通して、いろんな場面を観るのは楽しいし、自分の青春時代を思い出し、重ね合わせる様な感覚になります。
ただし、こんなに賑やかでもなく、ハッピーではありませんでしたがw
主人公はマックスで13歳の時に買ってもらったビデオカメラを肌身離さず持っていて、常にカメラを回している。
勿論、自主制作の映画も作ったし、いろんな記念日的な場面をカメラに収めたし、普通の日常も撮り貯めている。
でも、記念日よりも普段の日常の方が後で観ると楽しいし、いろんな感慨深いものがありますよね。
25年分の撮影したシーンをカメラのレンズを通してと言う事で13歳から38歳までの主人公と仲間達が収められていて、それぞれの年齢をそれぞれの役者が演じてますが、これが結構似てます。
10代前半から30代ぐらいに飛ぶとそれなりに似ているぐらいにで違和感がないんですが、ほぼカメラを回しているなら、急に似なくなるのは致命傷なので、似ている役者を揃えるのは結構重要。きちんとそこを踏まえているのが良い。
また、マックスの幼なじみでヒロインのエマが可愛いんですよね♪
大人になったら、かなり綺麗さんですが、10代の頃のメガネをかけているのがキュート。
楽しい楽しいと書いてますが、難点が無い訳でもない。
カメラに収められた映像の連発な訳ですが、手持ちカメラの設定なので、ずっと観ていると画面の揺れが気になり、些かカメラ酔いをしなくもないです。
また、いろんなテンションが上がった状態での映像が新婚家庭のお宅をお邪魔した際に見せられる、二人の思い出の名場面集みたいで、観ている側のテンションが落ちると急に興味が失せるみたいなw
いろんな青春と人生を描いてますが、レンズ越しの映像が何処か「所詮他人に人生だ」みたいに感じるのはひねくれてますかねw
あと、エマ以外のマックス、マチアス、アルノーの野郎3人がどうも華がないw
なので、集中してみていないと誰が主人公なのかが解り難いです。
とは言え、いろんなお約束もあったり、それの伏線も楽しかったり、「カセットテープ・ダイアリーズ」みたいな楽しさがあり、粗いドットの文字とカセットテープとビデオテープは偉大だなぁw
国は違っても10代の青春時代のそんなに違わない事を実感出来る、ベタな青春映画ではありますが結構拾い物の作品なので、機会があれば是非是非です♪
素直になれなくて
157本目。
どっかで聞いたタイトルだけど要約すると、そんな感じ。
手作り感があって面白いが、性に関してオープン過ぎて、流石フランス。
自分よりも3つ4つ位下なのか、ちょっと自分も振り返りながらの観賞。
主人公が最終的にはハビエル・バルデムみたいなっちゃってるけど、エマを逃がしたら、そりゃ一生後悔するよ。
新感覚であり恋愛映画嫌いな私でも楽しめた
本作品、大きくジャンル分けすると「ラブストーリー」なんですが、ある意味新感覚と言うか、お話は、ある映画好きと言うか演劇好きなひとりの男性が子供の頃誕生日プレゼントされたビデオカメラからその周辺に関わる仲間のやり取りを記録した内容で、冒頭子供のシーンから入るのだけど、内容に続くプロローグだと思っていたんだけど、実は、ビデオの記録が永遠と続き、最後は「あっ、そうだんな」と思わされ、この映画、ラブストーリーだったんだと思わさられる映画、しかし、少年時代から成年までのビデオの記録も大変に面白い事から、なんか見入っちゃうと言うか、フランスの話で合っても、節節で、時代的な懐かしさを感じたり、自分に重ね合わせる懐かしさが有ったりと何とも主人公達と当時の中に入り込んで自分も同じようにはしゃいでいたくなります。
お話がそう言う感じでアクティブに進み、ラストは、「あっ、そうなんだ」と思わせると言うか、なんかちょっとした事なんだけど、考えさせられる部分もあります。
大変にやんちゃな部分もあり、ホロっとさせられる部分もあり、ラブストーリーが苦手な私でもすんなり入っていける結構面白い映画でした。
しかし、最近のフランス映画は侮れないな・・・・・
@cinema_cafe
子供が撮る映像のバカっぽさも含めてひとつの作品に仕上がっている
リチャード・リンクレイターの『6才のボクが、大人になるまで。』では、6~18歳までの間を実際に俳優の成長に合わせて撮影していたという、反則技映画があり、高く評価されたが、今作は当然ながらフィクションである。
しかし、本物のように感じられるのは、キャスティング能力の素晴らしさからだろう。9ヶ月かけて、SNSなど様々な手段で呼びかけた結果、3000本というビデオが送られてきて、それをチェックしていったというのだが...よくこんなに似ている俳優をキャスティングできたものだ。
特に劇映画テイストではなく、あくまでホームビデオをつなぎ合わせたような構成となっているため、次の映像から別の俳優に切り替わるというのは、物凄く違和感を感じるシーンになりそうなものが、自然に導入できているというのは、素晴らしい。キャスティングの部分だけでも大きく評価できる作品だ。
物語はシンプル。主人公マックスが13歳のクリスマスにビデオカメラをプレゼントされた日からスタートする。もちろん間には、国際的な問題、政治的な問題も起きているわけだが、それはほとんど描かれないため、国としての時代の変化というのは、あまり感じにくいかもしれないが、その時に流行っていた音楽やプレイステーションの発売、ワールドカップといったものの方が映し出されることによって、時代の変化は描かれている。
全体を通してもメインに何を描いているかというと、好きだったのに告白できない男が勇気を出すのに時間をかけ過ぎたという記録でしかない。
しかし、こちらの方が実は当時を生きていた若者の目線としては正しいのだ。あくまで一般的な思想、一般的な家庭のマックスだからこそ、等身大のキャラクターとして感情移入できた人は多いのではないだろうか。
親友のようにいつも一緒にいる相手は、近すぎて遠い存在でもある。これは最近の映画でいうと『イエスタデイ』などでも描かれていた。映画を観ていると、「そんなに好きなら告白しろよ!」と思ったりもするが、実際にはそんなものかもしれない。リアルな世界では、映画みたいに結婚式で相手を奪って逃げるわけにもいかないだろう。
フィクションであるため、劇的なシーンも作ろうと思えば作れるわけだが、今作では、あえてそこが抜けていたりするため、メリハリがないようにも感じられる。父がいなくなっていたり、友達が減っていたり、母の病気など、 あえて映画的には必要なシーンが抜けているわけだが、それは劇的なシーンこそカメラを向けるべきではないという一般家庭におけるモラルが反映されているからであって、逆にそれがリアリティを感じさせるのだ。
子供が撮る映像なんてバカなものが多く、間には非常に痛々しいシーンも多いのだが、子供がカメラを持ったら、まず何をするかと考えると、これは正しいのかもしれない。それを後で観たときの、どうしようもない恥ずかしさというのも映画として、ストーリーとして反映させているのも、流石である。
監督のアントニー・マルシアーノ自身も1979年生まれであり、主人公の年齢に近いこともあって、自伝的な部分も反映されているのではないだろうか。
近年、80~90年を描いた作品がトレンドのようでもあるが、これは作り手が、その年を正に生きてきたからであり、映画業界も30~40代に世代交代されていっているということだろう。
時は刻の繋がり
ラストシーンのラストシーンに小さな拍手をしちゃいました…予想通りでしたけどね😁
幾つになっても少年少女のままの彼らに少々引き気味ではありましたが似た様な経験は自分にも少なからずあったかなぁ…と
調子に乗ってた「青い時代」の懐かしさがフッと湧いてきたりしましたね
オアシス、ジャミロ・クワイにカニエ・ウエスト…時を戻してくれる音楽に
あのお巡りさん😁程ではございませんがテンションも上がりました
しばらく開いてなかった昔のアルバム(ビデオは無いので😢)開いてみようかなぁ〜 なんて
ちょいとおセンチ気分にしてくれる作品でした!
観たばかりの「おもかげ」のジュール・ポリエ君があどけなさ残るまま登場していて目、潤いましたわ♬
まさに人生同様 "一度きりの映画“
全編、13歳から38歳までの主人公マックスが回すカメラ映像で構成させる今作。
本当に25年間分のホームビデオ(という程)のみなのだが、普通に観ることができてしまう。
ドキュメンタリーとは少し違く、ただの日常記録にこれほどまで惹きつけられるとは面食らいました。
僕は歳がマックスたちと10コ以上離れているのだけれど、彼らの映像にどこか懐かしさを感じ、同じ歳頃だった自分がリンクしました。
前述で"ただの日常記録“と言いましたが、マックスが抱くエマへの気持ちを感じることができるし、そもそも通常の演技では違和感が出てしまい成立しない手法なので、ものすごくハイレベルな映像なのです。
妥協をしない監督の元、どのカットにも何十テイクも掛けたという記事を読んで納得しました。
いやぁ、それにしても"浅田家!“然り、記録するって偉大ですね。
当時の様子は目で見て確認できますが、データには残されていない感情までも甦って来る。
そして時には自分を導いてくれる力があるんですね。
みんなスマートフォンという最高の機材があるのだから、とりあえずRECボタンを押してみてはどうでしょうか。
マックスのことを好きになれない
中学生のときから撮り始めたビデオ。その25年分を振り返る形で主人公の人生を描き出す物語。
当時流行っていた曲も流れたりしてテンション上がるし、こんな青春ものはかなりの好物。でも、なぜか入り込めなかった。主人公たちの悪ふざけが笑えるところもあるのだが、若干引いてしまったからかもしれない。旅行先で隠しカメラを仕掛けたり、赤ちゃんのベッドにキツめのイタズラしたり、子どもの誕生日のケーキをグチャグチャにしたり、大人になってからのふざけ方もエグい。もう大人だぞと。そんな悪ふざけする男だから、奥さんに愛想つかされるのも納得してしまうんだ(これは世代的・文化的な違いもあるかもしれないけど)。
そもそも好きな女の子に告白できないどころか、女の子からの匂わせ行動(というかほぼ告白)にもふざけた返事でごまかしてたくせに、ラストになって急に君のことが好きなんだって言い出すところがまったく共感できなかった。都合がよすぎるんだよ。しかもエマは結婚して、海外で長く暮らして、多分別れて、フランスに戻ってきたらしいが、それでもまだマックスに告白されて喜んでしまう感覚もわからない。ほとんど連絡なんてとっていなかったのに。唐突すぎた。小さい頃のビデオ撮影のシーンをもっと減らして、ここらへんの2人のやりとりがあってもよかったのに。
ただ、あの少年時代のビデオシーンが映画として撮りたいところだったんだろうなとも思う。たしかにそのあたりはそれなりに楽しめただけにちょっともったいない。
【"ボクの撮ったビデオには、いつでも彼女が映っていた・・。" ”25年間カメラに隠れていた男”のじれったい恋物語を1990~2000年代ポップカルチャーと印象的な出来事を絡ませながら描き出した作品。】
-三人の男の子と一人の女の子の13歳からの人生を描いた実録ドキュメンタリー・・・、かと序盤まで思いながら観ていた、完全なる創作映画。
それ程、今作での1990年代から2000年代の映像が、リアリティー感に溢れているのである。
"フランスのワールドカップ優勝シーン"を始めとして・・。-
■印象的なシーン
・数々の、エマからの"好き!"オーラにキチンと答えられず、ビデオ撮影に逃げるマックスの姿。
”真実か挑戦か”ゲームで、エマからキスまでしてもらったのに・・。
-マックス! 女の子が勇気を振り絞って行動しているのに、何をやっているんだ!-
・マックス、エマ、マチアス、アルノー達の何年経っても、変わらぬ友情とおバカな行為の数々。
-4人で行ったバルセロナ旅行での面白すぎる行為。
”ハッパで死んだマチアス"が病院のベッドで寝ている額にエマが書いた◯◯◯。(お上手・・)
その顔で、マチアスは気付かず買い出し!” あー、可笑しい。
" 初めてのドライブ"のシーンも、脳内爆笑である。
・部屋で、どんちゃん騒ぎをしていたら、近隣住民からの通告があったのか、男女の警官が注意しに来るシーン。
男性警官、”お、スリップノットか・・”と宣った後の、
まさかの"「スリップノット(メンバー全員が”マスク”を着用し、1990年にファーストアルバムを世に問い、大ヒットを記録したヘヴィーメタルの範疇に収まらなかったバンド)」を"激アツ演奏&後半デスヴォイス付き・・”(再び、脳内で爆笑する。)
ーフランス警官、お茶目すぎである‥。しかも演奏、歌が滅茶上手い・・。ー
・マックスとエマが二人で、夜のボートで・・・
-お、漸く二人の仲が進展か!と思ったら、突き落とすのかい!おバカマックス。
が、このシーンが多幸感溢れるラストに効いて来るのであるなあ・・。-
・時代感を効果的に現す、数々の音楽。
特に様々なバンドが演奏するシーンで流れる「オアシス」"の"Wonderwall"で、一気に気分は90年代である・・。
・そして、マックスもエマもマチアスもアルノーも、新しい人生を歩み出す・・。
”結婚、出産、
そして、別れ・・。”
<マックスは妻と別れ、母を亡くし、今までの人生を振り返るように、幼き頃からのビデオを見返す・・。
そして、自分の人生で一番大切な"モノ"は何であったのかに気付き、マックスは漸くある行動に出るのである・・。
1990年代に多感な時期を過ごした者にとっては、懐かしくも、心に沁みた作品である。>
■蛇足
・エマを演じた”アリス・イザーズ”のみ、20代と30代を演じた他は、マックス、エマ、マチアス、アルノーの10代、20代、30代の演者をフランス内で選考したというキャスティングの拘り(だって、皆、違和感ないじゃない!)と、
”アリス・イザーズ”さん、どこかでお見掛けしてるよなあ・・、と思いながら資料を見ていたら、イザペル・ユペール主演の”EllE”に出演されていた・・。
慌てて、”EllE”の資料を探したら、いらっしゃいました・・。
ちょっと、雰囲気が変わったかな・・。
女の子に恥をかかせるなよ!
13歳の時に両親からビデオカメラを貰った少年の25年間の話。
降霊術にゲームにパーティーに旅行に、と友人とのバカ騒ぎや、家族の出来事等々、事ある毎にどころか、常日頃からカメラを回し続けた映像を繫げて、人生そのものを物語にしてみせるつくり。
時代背景がどうのとかはあまり関係なく、兎に角カメラを回している本人が主人公だから声は沢山入っているけれど、映る場面はそんなに多くはないというね。
25年の物語ラストに向けてのフリになるシーンはいくらか散りばめられているし、全体的にそうだよね、となる様に編集しているけれど、結構な時間知りもしない人のヒャッハーを観させられて、没入感はないし疲れてくるし。
主人公の言動が9割おふざけだしね。
つまらなくはないけれど、これと言ってハマるところはなかったし、108分はちょっと長かった。
内輪ウケは良さそうかな。
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