ザ・ハントのレビュー・感想・評価
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評価は真っ二つ。グロ満載の異色の風刺映画!!
【賛否両論チェック】
賛:人間狩りをする富裕層とそれに抗うヒロインの、双方からの視点が、切なくもどこか滑稽に描かれるのが魅力。
否:グロいシーンがメチャメチャ多いほか、社会風刺も詰め込みすぎで、物語のツッコみどころも多すぎる印象。
まずR15指定なので、描写はかなりグロテスクです。メチャメチャグロいです。
人間狩りをし始める富裕層と、そんな不条理に抗おうとする最強のヒロイン。その双方から描かれる視点が、切なさの中にも何ともいえない滑稽さを感じさせる、不思議な魅力があります。
ただ何といいますか・・・、経済格差の問題とか人種差別の問題とか、いろんな社会風刺をとにかくいっぱい詰め合わせた印象を受ける作品でもあります。勿論その1つ1つは重大なテーマなんですが、どうもそれぞれ取ってつけた感が否めず、ある意味不謹慎感もありそうです。ストーリーの設定や展開もツッコみどころがありすぎて、その背景も併せて、かなり謎が残るお話でもありますね。
基本的には、スプラッター映画なんかが好きな方向けの作品といって、問題ないと思います。気になった方は是非。
ドキドキハラハラした
導入から序盤の展開は素晴らしかった。
出し惜しみなくお陀仏になっていくところは、そこだけなら間違いなく今年一番のインパクト。ネタ自体がバカなんだからそのまま押し通せばいいのにもったいない。説明のための説明なんかしなくていいのに。理由とか原因とかわからない方がよっぽど恐ろしいのに。
ガチンコタイマンはまあ良かったかな。
ベティ・ギルピンの顔芸が好き
コロナ禍の中劇場予告で、散々全米で上映延期だとかお下劣な人間狩り映画的に紹介されていたが、その予告の中の主役っぽい金髪白人女性の勇しさに何か感じるものがあった。内容にはきたいしてなかったが、怖いもの見たさかあってもとても田舎な我が街での上映は期待薄。しかし、奇跡的に我が地方で唯一上映館が我が街にあり、一日一上映レイトショーのみ。まさに奇跡?
狩られる側の大半が殺された上映開始後20分以上してから、若くも無く美人でも無いグラマー金髪白人女性が口許を引くつかせ自信無げに現れる。目つきも虚ろ気味でしかも丸腰だ。
突然目をひん剥いて豹変し、反撃に出る。
兎に角、ベティ・ギルピンの顔芸と身のこなしが素晴らしくて、一気にファンになりました。やる気無さそうに飄々としてからの豹変振りがインパクトあり過ぎ。
それに富裕層が貧困層を狩る理由が今風かな。
個人的には意外な拾い物。
クリスタルは砕けない
殺戮ゲーム最高に楽しめました。序盤のペンで突き刺して殺す時点でゾクゾクきました。開始直後に武器が供給される時点で、ゲーム的なワクワク感があって視点の当たっている女性に注目していたらあっという間に首が吹き飛ばされるて驚きました。その次に視点がいった男性は地雷を踏んで弾け飛ぶ、近くにいた女性も釘刺しになり、下半身もなくなり、最終的には自殺。スタートからむごいです。次に視点のいった3人組も老夫婦に見事に制圧され、狩られる側があっという間にいなくなりました。
そんな中やってきたスノーボールことクリスタルかめちゃくちゃ強くて、老夫婦を瞬殺しました。見事な手捌きです。一瞬で仲間と敵を見抜いたりする描写もかっこよく、でもちゃんとウンチはするという人間らしさがあって良かったです。
地下の隠し部屋の猛攻も素晴らしく、あれだけ狭いフィールドでありながら、持ち合わせたハンドガン、その場にあった武器を使い見事全員を抹殺。逃げ延びたやつも、仲間のフリをしてた奴も全員抹殺。仕事人。
序盤から続けられていた政治批判も、トランプが怒っても仕方がないかなって思うものばかりで、クソ大統領と言い放っている時点でトランプはブチギレそうです。右翼と左翼、黒人と言ってはならないとの擁護的な発言や、貧乏白人という差別侮蔑的な言葉がブラムハウス作品だなと思わせて、見ている自分がヒヤヒヤしてきました。アメリカはまだまだ自由の国だなとも思えました。
クリスタルVSアシーナの最終決戦も素晴らしい見応えで、家の中というフィールドで全身を使った肉弾戦がお見事でした。拳と拳、脚と脚、顔と顔、キッチンにある武器も全て凶器と化して、互いを死と死に追い込んでいきます。完全勝利を果たしたクリスタルが思いっきりパンを食べて、傷口を炙って、セレブの姿へと変貌していく様子につい見惚れてしまいました。最後自分の居場所へ戻るときに見せたドヤ顔が最高でした。
ウサギとカメとブタ
彼女が主人公?いや、彼が主人公?と次々と登場人物が殺されていき、ようやくクリスタル=“スノーボール”(ベティ・ギルピン)が主役だとわかる。殺戮ゲーム的な作品が多い中で、この視点の移り変わりという斬新な展開と場所がわからない設定は評価できると思う。ただ、富裕層の人間狩りなんてのは今までも多かったし、大統領批判もへんてこな方向に行っちゃったし、これなら『ハンガー・ゲーム』でも観てた方がいい。
キッチンでの大乱闘なんて『キル・ビル』リスペクトシーンもあったし、股間爆破やガススタンドのじじばばとか面白いシーンがあったのに、誰がスパイなのか?というサスペンス要素があまり生かされてなかった気がする。それにCEOをクビになった女がヤケクソになっただけのような動機もイマイチ。金持ちなりの苦悩がありません・・・
まぁ、主人公となるベティ・ギルピンの魅力だけは伝わってきた。ボン、キュ、ボンのスタイル抜群のアクション女優。ヒラリー・スワンクで製作予算のほとんどを食われてしまった(想像)の中、いい女優を発掘したものだ。お見事。
まぁ、子ブタの存在は結構よかったし、ジョージ・オーウェルの「動物農場」を引き合いに出すのも興味深いところ(読んだことありませんが、多分この書の方が面白いかも)。ウサギとカメの物語が負けてます。
また、謎も残してます。クリスタルは本当に人違いで選ばれたのか?最初から針を磁石にして位置を確認していたし、トラックの仕掛けにいち早く気づくし、優れた軍人だったことは間違いなし。生活保護とバイトを繰り返していたとも思えないし、かなりインテリでもあったりする。これは続編ありなのか・・・
すごく面白い
すごくハラハラしてドキドキしてワクワクした。間違って連れて来た相手が殺人マシーンという展開が面白い。超人的に強いわけではないけど、常に冷静でかっこいい。ガソリンスタンドの場面が最高だ。顧問のような軍人が案外弱い。
悪者が「根も葉もないことをネット言われて頭にきたから本当にやってやった」という人たちだったが、好みで言えば、狩る側が本当に前から狩をしている人たちだったらもっと憎めてよかったかな。
アクションスリラー?これはコメディだ!
セレブの連中が娯楽として、人間を狩る(ハント)するという過激設定で、本国アメリカで政治問題にもなった問題作。
ヤサグレたサンドラブロックのような、ヤケに目が据わった主人公登場から始まり、可愛らしい女の子の顔面がライフルで吹っ飛ばされるわ、地雷で上半身だけにされるわで、とんだスプラッター作品にぶち当たってしまったと思ったが、最終的にはブラックなコメディアクション作だった 笑
ラスボスの臨終の言葉が「やっちゃった…てへぺろっ」って、オチのエッジが効きすぎてて、もはやこちらも苦笑いするしかない 苦笑
現代の無秩序なSNSの状況や、経済的格差社会を風刺したかったのだと推測するが、取り敢えず何も考えずに、素直に娯楽作品として楽しむことをお勧めする。
ストレス解消に最適な快作‼︎
理屈抜きに楽しめる70-80年代風B級アクション!
ラジー賞決定!
バイオレンスだけじゃない爽快感
もー!ビックリさせないで!
あー、面白かった!!!
きっと低予算。
ヒラリースワンク以外は無名の役者さん
(間違えてたらすみません)。
そんなことカンケーないっ!カンケー無しっ!
なんだよー、めちゃめちゃ充実!
オープニングから
え?ええ?えええーぇぇ!!??
な展開で一気に引き込まれます。
なんだ?なんだ?なんなんだーー?って。
あれよあれよと派手なアクションと無慈悲な描写で数回ビクつきながら謎だらけな展開。ラスボスとのファイト良いです。途中、笑いも作る粋な脚本。
闘ってんだけどな(笑)
まーなんでこんなことに?ってストーリーは、シニカルにまとめております。劇中のセリフも皮肉ちりばめ良い感じ。
B級感満載ですが、いやいや良いですよ!
風刺も効いてます。
ウサギとカメの話。
僕はこれからはこの作品の中の話を語り継ぎたい。
白豚もそおいう事なのだろうな。
ハリウッドも平和だったのだなあと、妙な感想を抱く。コロナが猛威を奮う昨今では、なかなか出来ないんじゃなかろうかと思える。
基本的にはマンハントで合ってはいるんだけど、その設定には色々仕掛けがあって楽しかった。
主人公の背景が最後まで語られないのも、面白い。
ゴア的なものは少なめで間口は広い感じだ。
集められたのがネットで誹謗中傷を繰り返す輩たちってのも、中々トンチが効いていて、それらの失墜させられた富裕層達の復讐って構図だった。
で、まあ、そんな事を考えるに、かの大統領とは切り離しても良かったんではないかと思うのだが…まぁ、それも巧みな番宣の1つと思えば、さすがハリウッドと思えてしまう。
そういう設定が面白かったのだが、どの段階で大統領批判を組み込んだのか、その匂いを感じる度にクスッと笑う。つまりは…この作品へのプラスの要素ではないように思える。
だからこそスリル演出は抑えめで、ハードルを下げたのかなとも勘繰る。
海外作品のアクションに飢えてきた為、足を運んだのだけれど…アクション作品というよりは、政治色が案外強く、ちょっとゲンナリした作品だった。
よくよく考えると題名からして皮肉たっぷりだったのだなあ…。
クリスタル輝く
「ゲット・アウト」のプロデューサーという話を聞いて鑑賞。
ジャンルものの枠を使いながら現実にNOを突きつける系映画かな〜と期待
アホのふりして意識高い、みたいなやつ
「すべてが作為である」というのは、リスクの大きな設定だと思う。
どうしても緊張感が弱まってしまう。
序盤からその辺を語りのうまさでカバーしていたように思うけど、とはいえ上の問題は残ってしまったように思う。
もともと、さあゲームの始まりです系映画はあんまり食指が動かない方だけど、仕掛けた側のディテールにひとひねり加えることで、面白みを出すことには成功してると思う。
とにかく情報のコントロールがスマート。ガソリンスタンドの場面とか、流れがうまいなあと思う。
クリスタルが本領を発揮しはじめてからは、無双ぶりにしびれてずっと楽しかった。
そこもう少し長くてもよかったなあ正直。
ラスボスとの対決には、あんまり勝つための理屈がわからない部分があったりして、アクションは確かにすごいけど、そんなに盛り上がらなかった。
気合入ってるとはいえ、数ヶ月訓練しただけの素人が、曲がりなりにも兵役を通った兵隊より強いってことある…?
まあ100万ドルの女だしな…仕方ないか
すごい面白い映画ってわけじゃないけど、コンパクトだしさくっと観られる。
そしてとにかくクリスタルのキャラが出色の良さ。
もごもご、ちょっとニブそうにしゃべるところとか、内向的な役の時の中村倫也を連想しました。からの「Bitch!」のギャップにはしびれました。かわいい&かっこいい!
この作品の中では強いってことは頭が回るっていう理屈だから、超かしこなあの人も強いってことになるのかな。
本来すごい美人のはずなのに、それを感じさせない茫洋とした雰囲気もいいし、腕が見えると納得の筋肉の感じもよかった。
強い女性キャラってとかくハードボイルドでクールなキャラに傾きがちだけど、本作のこのアレンジは魅力的だしうまいなあ。
とにかくクリスタルが最高なので今後も何らかの方法で続いてほしいなと思いました。
ポスターの全部盛り具合から嫌な予感はしてました
序盤はちゃんと「人間狩り」してますが、本当に序盤だけで、以後は主人公がタラタラと反撃するのみの退屈映画に。グロ描写もほぼ序盤だけでした。
いやね、ホント序盤は良かったんですよ。誰が主人公か分からないまま、人がゴミのように狩られていって。
ただ、ワナや銃弾の数に対して標的となる「狩られる側」が少なすぎて、あっという間に残り数人になってしまったのがいただけない。
40人くらい集めて、序盤の殺害テンポをそのまま
保ってくれればねぇ…
中盤からは、「なぜ人間狩りを開催するに至ったか」がじっくり説明されますが、尺の割には大した理由じゃないので、もっとサクッとやってくれれば…こういう映画が好きな人はみんな、そんなんが見たいわけじゃないんですよ…ねぇ…
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