ザ・ハントのレビュー・感想・評価
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私は大好物の映画です
メッセージ性が弱いとか、物語の深みがないとか、主人公が強すぎるとか、残酷なシーンが多いとか、そういうことを気にする人は観てはいけません。階級格差とか陰謀論とかもただの味付けでテーマはそこにはありません。この映画はホラー映画ではなくサスペンス映画でもなく、B級ドタバタ・コメディー映画です。それも極上の。
映画が始まって最初にフォーカスされた人が最後まで生き残るというホラー映画のセオリーを逆手に取った序盤、主人公になりそうな人がみんな死んじゃってから出てくる本当の主人公、人間狩りの話はどこに行っちゃったんだよという中盤、無駄に強い主人公で立場が逆転する終盤、そしてラストの「ああ、勘違い」。これほど観客をナメた映画はありません。大好きです!
世界クラスの上級国民
控えめに言って史上最高クラスのスリラー・アクションじゃないかと思う。
主人公的な視点がどんどん切り替わる序盤は良い意味で想像を超えてくるし、
物語の着地ってとこにも単に勝った・倒した・ハッピーエンド!じゃない爽快感がある。
社会風刺もたっぷり効いていて、まさに偏見 vs. 偏見みたいな。
特に主役・クリスタルキャラクター造形というか表現というか、
もうとにかくカッコよくって、「アトミック・ブロンド」とはまた違う強さというか
個人として生き残る、強くて賢い主人公っていうのに痺れた。
それにしても、エマ・ロバーツはやっぱり美しいと思って見てたら…笑
ホラー/スリラーであり、アクションであり、コメディであり社会風刺でありっていう
よくぞ90分でここまで全部盛りみたいな作品を仕上げたなって。
ゴア描写が大丈夫だよっていう人にはぜひ強く勧めたい。
四の五の言わさずとっとと殺る。
早い展開に意味不明のままラストまで直行。
スプラッターなわりには潔い殺人に、あまり恐怖を感じることなく鑑賞できる。
内容はほとんどない。
メモ
互いが、自分の正しさを主張している。
富裕層は傲慢さ、庶民は無知によるバイアスから。
原因は違同じ状態に陥っているのは滑稽。
作中でも触れられているがジョージオーウェルの動物農場の影響を受けている作品。
ブタの名前がオーウェルだったり、主人公がスノーボールと呼ばれていたり。
序盤の「主人公風な人物がすぐに殺される描写」により物語の予測不能性から、物語の展開・結末に期待感が醸成される。加えて、多くの登場人物を交えながらテンポよくストーリーが展開される為、ワクワク感を維持しながらあっという間に見終わってしまった。
富裕層と貧困層の対立、および、その原因の傲慢、無知、共感性の欠如。インターネット上で根拠なしに発展する陰謀論、情報のリークなど現代社会の問題を扱っている。
陰謀論を唱えること自体が、その妄想を現実化させる事もあるのだと、妙に納得した。
つかみが早くて良い
いきなり理不尽な場面から物語が展開することは、定石。SNSででっち上げられた「私有地で人間狩りをしてる」というデマのせいで会社をクビになったCEOが、そのデマを現実のものにし でっち上げに関係した人間を集めて狩るという話。
何だったら、デマでクビにした会社の人間に復讐すればいいのにと思ったり。しかしそんな会話をしてた自分らを恥じずに、デマを流した人間を殺そうとする心理、「人を殺す」という「責任」を自分ではない誰かにその責任を追わせる心理描写。そこが問題点なのかなと。殺人や人間狩りのシーンより何よりその心理の動きこそ問題があって上映禁止があったのかなーと。
まぁB級だよね。
短く纏めれば、人狩りをしているという噂を信じた人間がエリートを批判して、噂で会社をクビになったエリート達が「じゃあマジにあった話にしてやるよ!」と噂を拡げた奴らをターゲットに制裁しようとするが、獲物に戦争経験者が混じっており、一方的な虐殺の筈が激しいバトルになると言う…。
こういうのがお好きな方には中々に楽しめる作品となります。
ヒラリースワンクとベティギルピンは共に肉感的な女優でラストのアクションも割に楽しめた。
服を着た豚の話はなるほど…とは思わないが、金持ちになるとやはり見栄えは変わっていくのだろうなぁ。
絶句・・・
うわさどおりのすごい映画だった。いやはや、どう言ったら、いいものか。
前半は、もう、いつ、どこで、誰が死ぬのか、まったくわからない。
あなたが登場人物の誰かを少しでも知ったような気になったら、もう、あっという間に死にます。
「リベラルのエリートでグローバリストの〇〇が、庶民50人を招く」 という表現自体が、差別プンプン匂う表現だ。
雰囲気がやや変わる後半も含めて、いやあ、とにかく、ぶっとび! こんなの、いいのかよ!? 誰にも 「観てみて」 とも言えないじゃんか・・・
素晴らしい爽快感
それぞれの立場や経歴など一切関係なく
強い者のみが勝ち残るこのストーリーは
観ていてスッキリしました!
様々なサバイバル映画がありますが
これほどハッキリとしたストーリーはなかなかないと思います。
色々な角度からの「勘違い」が自身の生死に関わることをこれほとまでに面白く描いたこの映画は、ネット依存に陥った人類のある意味リアルだと思いました。怖い怖い。
すぐ撃つ・刺す
ハンターゲーム系で戦っていくかと思ったら企画者をバンバン殺していくシーンは見物だった。
しかも主人公の設定が元軍人(..)
素人が勝ち目ないでしょ…
判断力、瞬発力、全てにおいて完璧な相手を狙っても反撃される(笑)
自称コンサルタントを殺した時はスカッとした(^^;
最後格闘してたけど、普段から鍛えてる人は死なないんだと思った。
エマロバーツ即死はショッピングだった(T_T)
私が好きなプラムハウスプロダクションの作品らしく、下手すれば三流映...
私が好きなプラムハウスプロダクションの作品らしく、下手すれば三流映画になりがちな陳腐なシナリオを演出と配役で上質なスプラッターコメディに仕上げてます。アクションも上手で展開も面白く決して裏切らない映画でした。政治的背景をトランプが怒ったんですって?懐が浅い人だったんですね(^-^)
ホラーだけど実は…
ふと目を覚ますと猿轡で森の中。
歩いて行くと開けた場所に大きめの木箱。
開けると子豚と共に大量の武器。
それを取るや否や何者かに狙われ、あれよあれよと人が死んでく。
そう、これは都市伝説と噂されていたマナーゲート。
セレブが人狩りを楽しむ荘園だと。
ハンガーゲームに近い気もする。
R-15なので、結構内臓とか出てくる。
うわぁ。
目ん玉にハイヒールぐさーとか。
お腹にぐっさり槍刺さるとか。
一体なぜ自分たちがこんなことになったのか!
黒幕をやっつけてやるぞーって。
そして何故か猛者が1人混じってる。
上から目線で人狩りを楽しむ輩を手玉にとって殺しにかかる。
さてさて、ここまでの情報でどんなイメージを持つだろうか。
バトル・ロワイアル的な、グロテスクで緊迫感溢れる殺し合いを想像しないだろうか。
しかし、見始めてすぐ分かる。
意外にもコミカル。
ハッピーデスデイとか、キャビンとか、タッカーとデイルとか、ホラーだけどコミカルな映画。
グロいシーンはあるけど、コメディチックだから気持ち悪いとかではない。
良くも悪くも予想を裏切られる。
結構面白かった!
ベティ・ギルピンが出ていなかったら底辺。
富裕層による一般市民の人間狩りから始まるこの映画。
人間狩りの映画なんて沢山あるし、案の定序盤はつまらない。
主人公である元アフガニスタン女性兵(ベティ・ギルピン)登場まで我慢出来るかが鍵の様な映画であり、登場してからは「タイトルの【ハント】はどこ行った?」感はあったものの、(登場からは)楽しませてはくれた。
ベティ・ギルピンを違うベテラン女優と勘違いしていた私。
誰だっけ?顔似てるんだよな🤔
ギルピン無双を楽しむ映画です。
評価は真っ二つ。グロ満載の異色の風刺映画!!
【賛否両論チェック】
賛:人間狩りをする富裕層とそれに抗うヒロインの、双方からの視点が、切なくもどこか滑稽に描かれるのが魅力。
否:グロいシーンがメチャメチャ多いほか、社会風刺も詰め込みすぎで、物語のツッコみどころも多すぎる印象。
まずR15指定なので、描写はかなりグロテスクです。メチャメチャグロいです。
人間狩りをし始める富裕層と、そんな不条理に抗おうとする最強のヒロイン。その双方から描かれる視点が、切なさの中にも何ともいえない滑稽さを感じさせる、不思議な魅力があります。
ただ何といいますか・・・、経済格差の問題とか人種差別の問題とか、いろんな社会風刺をとにかくいっぱい詰め合わせた印象を受ける作品でもあります。勿論その1つ1つは重大なテーマなんですが、どうもそれぞれ取ってつけた感が否めず、ある意味不謹慎感もありそうです。ストーリーの設定や展開もツッコみどころがありすぎて、その背景も併せて、かなり謎が残るお話でもありますね。
基本的には、スプラッター映画なんかが好きな方向けの作品といって、問題ないと思います。気になった方は是非。
ドキドキハラハラした
突然禰󠄀豆子の様な猿ぐつわをされた11名の男女がどこからともなく銃で撃たれたり、弓矢で射られたり、地雷で吹き飛ばされたり、尖った鉄の棒が隠されてる落とし穴に落とされたり、と狩をされる話。
誰が主人公かわからないうちにどんどん殺されていく。
さて、結末は・・・
いつどこから狙われてるかわからず、ドキドキしたし、ハラハラした。
緊張感を持って観れる作品です。
導入から序盤の展開は素晴らしかった。
出し惜しみなくお陀仏になっていくところは、そこだけなら間違いなく今年一番のインパクト。ネタ自体がバカなんだからそのまま押し通せばいいのにもったいない。説明のための説明なんかしなくていいのに。理由とか原因とかわからない方がよっぽど恐ろしいのに。
ガチンコタイマンはまあ良かったかな。
ベティ・ギルピンの顔芸が好き
コロナ禍の中劇場予告で、散々全米で上映延期だとかお下劣な人間狩り映画的に紹介されていたが、その予告の中の主役っぽい金髪白人女性の勇しさに何か感じるものがあった。内容にはきたいしてなかったが、怖いもの見たさかあってもとても田舎な我が街での上映は期待薄。しかし、奇跡的に我が地方で唯一上映館が我が街にあり、一日一上映レイトショーのみ。まさに奇跡?
狩られる側の大半が殺された上映開始後20分以上してから、若くも無く美人でも無いグラマー金髪白人女性が口許を引くつかせ自信無げに現れる。目つきも虚ろ気味でしかも丸腰だ。
突然目をひん剥いて豹変し、反撃に出る。
兎に角、ベティ・ギルピンの顔芸と身のこなしが素晴らしくて、一気にファンになりました。やる気無さそうに飄々としてからの豹変振りがインパクトあり過ぎ。
それに富裕層が貧困層を狩る理由が今風かな。
個人的には意外な拾い物。
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