「前半&中盤はそこそこ。終盤はかなり面白い。 へべれけがカッコよすぎる」きっと、またあえる kizkizさんの映画レビュー(感想・評価)
前半&中盤はそこそこ。終盤はかなり面白い。 へべれけがカッコよすぎる
受験戦争に失敗して自殺未遂をした息子を元気付けるために、負け犬と言われた自分の大学時代の話をするストーリー。
メインが大学での地位を順位付ける寮対抗スポーツ大会とは予想しなかった。学園モノのギャルゲーにありそうな設定ですね笑
こっちの予想を越える展開や綿密なプロットはないけど、演出/音楽/演技で感動するラスト約20分は必見。
下ネタ多め。インドでもこんながっつり言っちゃっていいのね。嫌いじゃない。
インド映画あるあるで主人公サイドもイタズラの度が過ぎてる。日本人感覚では完全にアウト。
負け犬と言われてる主人公たちの寮がとる行動が……せこい笑
それってどうなの?な作戦の数々。文化の違いですねー。
インド映画も結構見てきたらから慣れてきたけど……終盤の敵側のイタズラは……やりすぎじゃないか?;
しかもそれの対処方法が気合って笑
キャラは面白いのが揃ってるので楽しく見れるんだけど……インド映画のハードルを超えるほどガツンともこないってのが正直なところ。
ただ決勝は本気でグッときた。へべれけがカッコ良すぎる!
前半&中盤はそこそこ。終盤はかなり面白い。
普通のおじさん達が並んで立ってるのがアベンジャーズみたいに見えて”あ、俺この映画好きになってる”って実感した。
エンディングはインド映画お得意のダンス。
これが素晴らしくてほっこり&涙した。
正直、いままでみたインド映画のなかでは小粒。「きっと、うまくいく」みたいな大衝撃はなかったかな。
ただラスト20分のドキドキと感動はホンモノ。
いや、へべれけの活躍のためだけでも見る価値もあり。
まー、佳作ってとこでしょうか?
インド映画はとにかく期待値ハードル高い!
自殺を扱った本作の主演を演じた役者が、本作の撮影から少ししてから自殺してしまったのは心苦しいものがある。
見ながら”なぜ?なぜこの作品のあとに死んじゃうんだ?!”って思ました。