劇場公開日 2021年9月23日

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「キャストが皆ばっちりです。寺島しのぶも、さすが。」空白 Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0キャストが皆ばっちりです。寺島しのぶも、さすが。

2021年9月24日
iPhoneアプリから投稿

圧倒される作品。見応えありました。

後半、予想外に涙涙。
子を持つ親ならきっと涙すると思います。

いや〜、それにしても古田新太さんは凄い。
娘を無残な事故で失い、怒り狂ってめちゃくちゃ怖いんだけど…
少しずつ変化する心境の変化を見事に演じ、その表情が胸に刺さる。
個人的には、「加害者その1」の喪服の母親の涙のシーンが嗚咽ものでした。あの方、上手い。

松坂桃李くんも、片や「孤狼の血2」でいかついガチ刑事やりつつ、この映画では気弱なスーパーの店長。
芸幅の広さを見せつけてくれます。
間違いなくこれからの日本映画会を背負って立つ若手の1人かと。

Mariko
Marikoさんのコメント
2021年9月25日

ノブさん、とてもよくわかります。
あれこそ、この映画の肝かもしれませんよね。

赦しとは・・・と。

同じ親としてグッときます。

Mariko
NOBUさんのコメント
2021年9月24日

今晩は。
”「加害者その1」の喪服の母親の涙のシーンが嗚咽ものでした。”
 僕は、片岡礼子さんの、自らの娘の葬儀の場でのあのセリフは驚きでもあり、𠮷田監督のヒューマニズムの発露だと思いました。
 当然、殴りかかると思っていたので、自分の狭量さと、哀しみを堪えて、添田を演じる古田新太に赦しを請う母の姿には、落涙しました。果たして、私が同様の立場になった時に、あの言葉が口に出るだろうか・・、と。
 今作は重いテーマを扱っていましたが、忘れられない作品になりました。では。

NOBU