「黒い箱の呪いが強すぎて、樹海はかすみがち」樹海村 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
黒い箱の呪いが強すぎて、樹海はかすみがち
清水崇監督の「恐怖の村シリーズ」の第2弾。
自殺の名所・無事の樹海・青木ヶ原。資料を見るとここ数年でも
毎年360~370名も自殺者がいる。大変な自殺の名所である。
この映画、
「黒い呪いの箱」が樹海より怖いのだ。
1つ、箱が置かれた家は家系が途絶える・・・
2つ、その箱を樹海に戻しに行った女性は犠牲になった・・・
意図して《呪いの箱》と樹海の話しを繋げるのが苦しい、
箱は樹海に捨てられて、そこに村を作った人間たちの呪いである?
その割にはあちこちに箱は勝手に移動して、凄惨な死が訪れる。
ストリーに一貫性が欠けている。
響(ひびき=山田杏奈)と姉の鳴(めい=山口まゆ)の姉妹。
姉妹の自殺した母親・安達祐実。
呪いの箱を安達祐実が樹海に捨てに行く・・・
無事だった姉妹の妹・響はそこから見えないものが見えたり
聞こえたりするようになり引き篭もりがちになる。
その《呪い箱》が13後に鳴の友達の引っ越し先の軒下から見つかり、
悪さをする。
飛躍していて話について行けない。
そして寺に放火した響は統合失調症として心神耗弱で
事件の責任は問われないが、精神科医院に拘束されている。
そして病室で起こる《ポルターガイスト現象》
響の身体が持ち上がり壁や天井に叩きつけられ・・・
(もう何やってんだか!!)
樹海と呪いの箱を結びつけるため、過去の自殺者が箱と山に、
死者の村を作って棲んでいる・・・とやら!!
苦しい展開だ。
第3弾の「牛首村」
それなりにヒットしているらしい「恐怖の村シリーズ」
3作目も観ようかな!
牛首村は犬鳴村より上でそこそこです。個人的感想です。お時間があれば良いかと存じます。ただ本作は私的には完全にアウトの作品でした。話の筋が支離滅裂ですし、女優が同じ髪型、同じ青っぷくれた顔で見てて観客へのイヤガラセかと思いました。ストレスフル作品でした。イイねありがとうございます😊😊😊