大怪獣のあとしまつのレビュー・感想・評価
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SNSの過剰さ
ネット、特にSNSで特撮好きな人等が酷評してたので正直見るのが心配になったが逆に興味が湧いたので鑑賞してきたのでそのレビューをしていきたい。
まずは悪い点から。
SNSでも指摘されていた様に過剰な下ネタやキスシーン、大臣らの生産性もない会話は本当につまらなかったし、そこ映すくらいならもっと現場にスポットを当ててほしかった。
次に良かった点。
山田涼介さんを始めとした現場に立つ人らの緊迫感ある演技や、特撮面、オダギリジョーさんが入ってから水洗便所を元にした作戦を決行するまでの流れは理由も面白くて見ごたえがあった。
そして物語のキーになってる主人公の正体も特撮見たらお決まりのパターンでニヤニヤできたので個人的には悪くないかなと思った。
結果をまとめると、ネットで過剰に叩かれるほど悪い映画ではなかった。そしてネットの感情に任せたコメントは本当に参考にならないなと改めて痛感した。
時間が経つに連れ凡作になりうる
最後は円谷さん
無能な事を丁寧に説明した
2の話の時はいらっとした😠
アイディアが湧き出てこない人の作品
後味は視聴者を馬鹿にされた感じ
コメディにもならない
ドリフを映画にしたものの方が観たいくらい😃
庵野さんのシン・シリーズの方が面白く、シンウルトラマンを観たくなった
シン・大怪獣のあとしまつを庵野さんにリメイクしてもらえたら全然違うものになるとしたら映画監督の個性の差でしかない。
ここまで鮮明に怪獣退治に取り組んだ映画、はじめて見ました!最高っす!
いやー、最近観た映画の中では最高ランクでしたね。
まあシンプルにどこがBestだったかと申しますと、
西田敏さん発する
「○ん◯の匂いか、○ロの匂いかだって? 銀○でしょう❗️」かな。
爆笑もんでした。
あざーす!w
ポップコーンも、とても美味かったっす!
鉄腕アトムの幻が見えた
◉まず戦う
怪獣との戦闘シーンから始まっても、よかったかなと思いました。「倒すよりムズくね?」と問い掛けたのだから、倒すまではシリアスで、死骸になってからはコメディ色が着いてきて、ラストは司令部に対して、やはり後始末は命懸けなんだ!と、現場のシリアスを訴えて締めるみたいな。
怪獣が死骸で登場することで、象徴性が強くなりすぎたような気がします。お片づけのテーマを面白く哀しく描いた作品でよかった。
でも、私としてはこの作品の宙ぶらりん感も嫌ではなかったです。ギャグも下ネタを多めにすることで、逆にスルーしやすかったです。
◉胸躍ったエンディング
土屋太鳳演じる雨音ユキノは光の柱を見上げて感極まった後に、凛々しく敬礼した。その時私の脳裏では、山田涼介演じるアラタが、ロケットを抱いて太陽に向かったアトムの勇姿に重なりました。アトムは地球を救わんと、ロケットで太陽を破壊するために、天空に上ったのです。
爽やかなユーモアすら湛えた、聖なるエンディング!
つまらない、くだらない、面白くもなんともない。
出てる役者に同情する。
どんなシガラミがあれば、この仕事を受けねばならなかったのだろうか…?
クソみたいな脚本だった。
スベリ芸というジャンルがあるらしいが、まさにソレ。腕のない芸人を救済するかのようなジャンルではあるが、内輪でウケてるだけで見てる側には不快感しかない。まぁ、物の見事に芝居が滑ってく。
よくやったよなホント。
演出されててバカにされてるような感情は抱かなかったのだろうか??
逆に俳優陣のプロ根性の賜物かもしれない。
昨今稀にみる酷い作品だった。
最近、韓国ドラマをよく観てて…芝居の質や発声やら雲泥の差もいいとこだ。
クサい…鼻につく…。
作品の内容とも相まって、みっともないったらなかった。…ああ、腹立たしい。
逆に、「内容もなくクソみたいな話でもアイドル使ってりゃ、そこそこ興行収入は稼げるんですよ。ね、頭使ってあれこれ考えてるのバカらしいでしょ?コレが日本映画の現状っすよ」みたいなメッセージなのだろうか?
だとしたら、大怪獣ってのは、現状のシステムそのものなのだろうな。
あー、いやだ、いやだ。
予告観てレビュー観てなかったら怒ってたかも
予告を何度も観ていて面白そう!と思って楽しみにしてたんですが、公開直後のレビューの荒れ方を観て一瞬思いとどまり、見方を変えてどこまで酷いのか確かめるために鑑賞。
監督の名前を観てコメディだと分かったはずというレビューを拝見しましたが、そんな知識を全くもたない私はシリアスな内容だと思ってました。
(観終わった後、観る前に出演者をよくよく見ていたら、シリアスな内容では無いと分かったかもしれないとは思いましたが。。。)
が、始まってみたらシリアスなのはオープニングタイトルまで。
そこから続くクスリともできないお粗末で下ネタも多いギャグの応酬に辟易。
体中からキノコが生えだすシーンでもう我慢の限界。
まともな映画だと思うのは止めました。
(耐えかねた私が体を動かしてたら、前の方に座ってた方も同じように体を動かしてて(笑)。そうでもしてないと観ていられない。。。)
終わり方も終わり方だし、面白かったという意見はよほどこの監督作品が好きな方かと。。。
小学校低学年の男子なら笑って喜ぶかな。。。
配給的には評価が低くても話題性があって興収が上がれば問題無いわけで、大成功なのでは?
ただ私としてはまんまと引っ掛かった感が否めず、何だか悔しい限り。
内容的には0点でも良いのですが、予告は良かったのと、怪獣の造形は素晴らしかったのでそれぞれに0.5点ずつ合計1点の評価で精いっぱい。
虚無の大怪獣
2022年2月、新型コロナの感染拡大が未だに続く日本に追い打ちをかけるように、新たな脅威が出現した。その脅威は悪魔的であり「令和のデビルマン」とも呼称された正に怪獣。
「大怪獣のあとしまつ(以下:大怪獣)」の襲来である。
内容としては誰もが一度は考えた「怪獣映画のその後」、死体の処理にスポットを当てた作品であり、その着眼点は非常に評価できる。また主演の山田涼介をはじめ、土屋太鳳、オダギリジョー、濱田岳、西田敏行など豪華俳優陣の演技力は非常に高い。
しかしこれは大怪獣の巧妙な罠、その実態は圧倒的虚無で我々の時間を貪る駄作である。
この映画についてのレビューを始める前に私の考えを表明すると、この映画は「令和のデビルマン」ではない。
デビルマンはあらゆる要素が噛み合い誕生した神憑り的な作品であるのに対し、大怪獣は初めから悪ふざけで作られた駄作である。
最初に述べた通り、役者の演技は決して悪くない。いやむしろ良い。問題はその演技の中身と演出である。
・死体から出るガスの臭いがゲロかウンコかを決める閣僚会議
・元号のノリで死体に名前をつける政府
・ガスマスクもつけずに行われる処理作業
・大声で行われる機密情報のやりとり
・意味もなく突然行われる不倫
・犬神家ポーズで下着を晒す女性閣僚
・男性器を「きのこ」と勘違いする総理大臣
恐ろしいことに、これらはほんの一部分である。これらの悪ふざけとしか思えない白ける演出が2時間近く続く。大怪獣がただ歩くだけで街が壊されるように、話が進むだけで我々の心と時間は虚無感により破壊されていく。
そして大怪獣の最も恐ろしいところは「倒し方がわからない」という点、どのスタンスで観ればいいのかがわからないという点だ。
まずコメディ映画として観ようとすると、絶望的に下品かつチープなネタの数々が我々に襲いかかる。コメディは言葉のキャッチボールを楽しむものだが、本作はピッチングマシーンを眺めるようなものである。無意味なネタというボールが捕手も打者もいない虚空に投げ込まれる。その様子をただ眺める時間はひたすらに虚しい。
ではヒューマン・恋愛ドラマとしてはどうか。何の伏線にもならない意味のない不倫、大した繋がりもなく深堀りもされない上辺だけの人間関係が繰り広げられ、そこに感情移入の余地はない。見所は皆無である。
ならば政治風刺やドキュメンタリーとしてはどうか。論外である。本作ではあらゆる場面で茶番が繰り広げられリアリティや切迫感は一切ない。政治風刺と呼ぶにはあまりに稚拙と言わざるを得ない。
アクション要素やSF要素もまるでなく、迫力の映像を楽しむような作品でもない。
ならばいっそ開き直って役者を見る為の映画として観るのはどうか。残念ながらそれも難しい。いくら役者が良くてもやらされている内容が三文芝居。観ていても同情と哀れみしか感じられず、むしろ目を背けたくなる。
わかった、もう単なる駄作だと諦めて、せめて怪獣がどう処理されるのかという結末だけでも見届けよう。そういったある種の悟りを開いた視聴者すら大怪獣は逃さない。本作では結局大怪獣のあとしまつは失敗に終わり、突如現れたウルトr…光の巨人がすべてを解決し唐突に映画を終わらせる。因みにそれで本当に解決したかどうかは不明である。
実はこの映画では冒頭から「デウス・エクス・マキナ」という言葉が使われており、困難をすべて解決する神という説明がなされている。まさか映画の終わらせ方に困った監督が、デウス・エクス・マキナに頼ることへの伏線だと一体誰が予想できたであろうか。
大怪獣にどう立ち向かおうとも我々の行き着く未来は「つまらない」という結末である。貴重な時間は奪われ、心には怒りも悲しみも湧かず、虚無が広がるばかりである。
よほど観たい特別な理由がないのであれば、観る価値はない。金を無駄に使いたいのであれば川に捨てた方が早い。時間を無駄にしたいのであれば散歩にでも出かけたほうが良い。クソ映画を観たいのであればより質の高い作品はいくらでもある。というか「シン・ゴジラ」のような純粋に面白い作品を観たほうが遥かに有意義である。
本当にただただつまらない、見る価値のない作品、それが大怪獣の正体だ。このレビューも奪われた時間を取り戻そうとする自分への慰めに過ぎない。
現実にデウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)はいない以上、この「大怪獣」に遭遇したら最後、あとしまつは誰にもできない。皆様は決して興味本位で近付かず、速やかに避難してほしい。そして大怪獣の被害に合われた関係者、視聴された皆様に少しでも安らぎが訪れるよう心よりお祈りし、本レビューの結びとさせていただく。
事前にネタバレ含めて見たので耐性がてきていて何とか見れた
ネタバレを見るのは好きでは無いがこうも低評価だとむしろ気になる。先にネタバレ見ておいて良かった杞憂な映画。
せっかくの良い素材や配役も下らないオヤジギャグやつまらない浮気や不倫で台無し。全部無くせとは言わないが限度って物を知らないのか?
ギャグ映画にするのも良いが下品なジョークよりもう少し知的なものにして欲しい物だ。
物語については防衛軍の攻撃も全く効かなく暴れ回った大怪獣が謎の光で突然死んだ。
人間の勝利でも何でもない突然死。
その後の滑稽な政治ショーは日本の政治の皮肉だろう。これが面白くない。何故ならリアルもそう変わらないだろうからだ。日本の政治の茶番劇を映画にした、それが全てで怪獣はオマケだ。
オマケと言うか怪獣とは原発のオマージュだ。
現代兵器で傷ひとつ入らない怪獣の解体、廃棄をどうするのかと思ったら鯨の爆発よろしく内部での腐敗によってガスが溜まりそれを何とかする事だけに奔走。観光資源にしようとか、隣国から返還とか死体で何がしたいんだ?研究材料ならともかく。
最後は怪獣をやっつけたであろう謎の巨人(売る虎○ンぽい影がw)?が宇宙に運んでチャンチャン。茶番もここまで滑稽だと笑えない。
要するに怪獣退治も処分も何も出来なかったと言う結果だけが残った。
ギャグ仕立てにしたいならもう少しやりようがあっただろうし、できれば真面目に処分する方を見たかった。それがトンデモでもこの映画よりマシだ。鯨の様に解体するとかロケットに縛って宇宙に飛ばしてくれよって感じだ。橋やダムをぶっ壊して海まで流すのも水洗トイレと同じ(作中でも言っている)で芸が無い上に根本解決になってない。
終わり方なに!?
終わり方がびっくり!理解に苦しんだ。
笑えないギャグなのにキノコのとこで笑っちゃった!
普通に位置的にわかるだろぉ笑笑
西田さんいい味出してた✨✨
ゲロかうんこ、どっちの匂いかとかどっちでもよくてうけた笑
現実でもこんなふざけてたら楽しいだろうな笑
ただの低評価とは一線を画す。
つまらない、面白くない映画、なら別にいいのだ。たくさん観ていればそんな作品にも当たるし、それはそれで楽しむ。でもこれは…導入部が下手とかラストが不評とか、そんなのぶっ飛ぶ。下品。とにかくゲスで下品なレベルの下ネタやセクハラにまったく笑えず。それも耐えて見続けたけど、後半の染谷くんのキノコネタでもうダメだった…普通に酷すぎないか?土屋太鳳に振るのも、深夜番組のセクシー女優扱いでひどい。あのくだり要る?
主役級の名優たちをずらっと揃えておいて、これは酷い。台詞も、ひとつひとつに血が通っておらず、台詞臭い台詞ばかりで、演技力をもってしても空々しい棒読みに聞こえてしまう。脚本て大事なんだと思った。
ときどき誰かが上げる変な笑い声や変な叫び声も謎すぎて不快だった。
とにかく下品…あの女性大臣への仕打ちも女性として侮辱的すぎて耐えられなかった。ウソ韓国語も侮蔑でしょう。わたしは韓国があまり好きではないけれど、それでもあれはぜったいにやってはいけない。あれ日本がやられたらわたしは許せない。子どもには観せられないと思った。十分PG12レベルだよ、この作品。
どんな作品もあまり悪いところは書きたくない方なんですが、これは無理でした。
君、物好きと言うことなかれ!
※2回目の鑑賞です。
1回目は、くだらないコント劇に頭と心が乱れ映画に集中出来なかったので、気になったところを
確認するために再鑑賞。2回目なので余計な気遣いは極力カットできたので、やっと満足できた。
スクリーン本編上映して即、光(爆発)の特撮に衝撃。核兵器ではないと米軍の解説から、スクリーン下をよーく見ると人影が写る、2回目なので誰かを容易に連想できる。
昭和生まれの筆者は、脚本的には、三木監督と違った世界での感傷となる。もっと掘り下げて欲しかった、青木家と帯刀アラタ(主演=山田涼介)との関係性。母(銀粉蝶=雨音ユキノの母)が、
「アラタさんが素敵な人でよかったわ。」と放ち、余命間もなく尽きることを悟る会話を青島涼(オダギリジョー)が母の方を寄せて感銘を覚える(もっと欲しい)。木下恵介アワーである。
大衆食堂の従業員サヨコ(二階堂ふみ)と青島との描写にも昭和の怪獣映画にあった日常の
画を懐かしく思う(もっと欲しい)。町工場の社長(松重豊)には、下町ロケットに見る日本の零細企業の頑張りも特撮的な扱い。風刺を覚える国防軍川西隊員(有薗芳記)には、北のNo2を彷彿させる。もう、やめて~離してと叫ぶ横山弁護士を思い出すシーン、劇画映画ーアキラ!の気鋭の宗教活動家の描写、役割を終えたミツハダム(八ツ場ダム?)など、突っ込みどころ満載でしたがあまり気にならないレベル。
希望(怪獣の愛称)に哀愁を覚えるストーリー(実相寺監督の脚本)があればと欲張る自分がいる。
昭和とはレベルが異なる特撮技術であるが物語に満足感が薄い。鑑賞後のパンフを読んで、三木監督に不満はないが脚本には文芸作家も面白かったかも知れない。映画としての満足感は
1回目より2回目の方が高い、なんなら3回目のムビチケを購入している自分に納得している。
最後の10分間には、涙を流した。もしかするとこれは、これから始まる「xxxxマン」のプロローグで、主人公=帯刀アラタの連続ヒーロードラマではないかと。だから、名優の無駄遣いなどないのである。特に気にいったのがアラタが跨ったバイク(ホンダNM4-01ベースの近未来的なホルム)である。あと60秒ほどウルトラセブン並みにカッコよく走らせて欲しかった。
スクリーンの最後に次回作の予告があるがこれでキャストは極少なくて良くなったなあと思った。
帯刀アラタを含む特務隊、西大立目総理、雨音総理秘書官、雨音ユキノ環境大臣秘書官、環境大臣、青島涼と母、食堂のサヨコ、町工場社長と科学者くらい。
大怪獣のあとしまつ2・・・乞うご期待。
せめてウルトラマンを出していれば
自分はウルトラマンファンではないので元ネタに詳しくないが、この題材は好きだった。
なぜか分からないけどワクワクした。
そして中身を見たらびっくりするほどくだらなかった。悪い意味で裏切られた。
壮大な料理を作るはずが途中から予算が足りないことに気づき、
ありあわせのネタで何とかごまかしました、とでも言いたげだ。
その結果どうなったか?
海外によくある「外野から笑い声がするドラマ」から、
笑い声だけが無くなったようなものに陥っていた。
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クジラのように、腐敗によって生じるガスで皮膚が破裂することを知っている。
にも関わらず生身で検査に向かい、顔も防護せずに体液を浴びまくって苦しんでいる。
蓮舫議員に似た人物が怪獣の体の上でずっこけて突き刺さり、丸出しパンツを全国放送する。
「陰毛で石鹸を泡立てた方が泡立ちやすい」といった下ネタを連発してくる。
怪獣に謎の菌糸が紛れていて、それに触れるとキノコが生えてくる。
再生数稼ぎの無謀なYoutuberが近づいて全身キノコだらけになる。
股間から別種のキノコが生えており、
「ここだけ種類が違うぞ!?」「こ、これはキノコではありません!」
とまた下ネタを繰り出す。
無駄にキスシーンが多い。
そしてヒロインは主人公と不倫している。
この時点で誰を応援していいか分からなくなる。
クライマックスでもののけ姫ばりに主人公の体からキノコが生えてくるのだが、
このキノコ、大して危険そうに見えないのでやっぱりギャグになる。
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最後にウルトラマンらしき光が現れて、破裂寸前(いや破裂し終わった?)の怪獣を空の彼方に吹き飛ばす。
何だか分からないけど最初からやれよ。というツッコミもどうやらダメらしい。
大怪獣に対して人類がやっていることの「ドラマの無さ」。
つまらない理由がそこに詰まっているように思う。
しかしこの映画を見た後に冷静に考えると、
「現実でもこんなグタグタになる」という予想ができるようになる。
この映画の存在意義を探すならば、
「大怪獣のあとしまつってどんな想像を絶することが待っているんだろう?」
という「勝手な思い込みや主観を打ち砕く」ために存在するのではないか。
実は何のドラマも無いのだ。小競り合い以外には。
続編を醸し出しているが間違いであってほしい。
少なくとも怪獣映画ではない
某国ネタや下ネタなど、ネット掲示板のノリが面白いと思ってリアルで口に出して笑ってる人を見た時のような、なんとも言えないキツさが9割を占める。
一方で現場パートは真面目に話が進んでいくから、「ネットの内輪ノリ」を見せられ続けた後の温度差に困惑し、結局登場人物の誰にも感情移入できないまま話が終わる。
こんなに感情がついていかなかった映画は初めてだ。
演技力とかストーリーとか抜きに、自分にはあの全く笑えないギャグのノリがキツかった。
ただ、主人公の秘密に限って言えば序盤から伏線もあり、確かに唐突感は否めないものの筋も通っていたと思う。
(それが面白かったかは別として)そこだけは多少評価できる点かと。
レビューほど
悪くないと個人的には思いました。
確かに岩松さん演じる官房長官の意味不明な例えとか、濱田岳や土屋太鳳、山田涼介の恋愛模様とか全く必要なく、この部分が無ければもう少しコンパクトにまとめられる気もするけど…
昭和の「怪獣世代」にはグズグズした感じは別に苦ではないなぁ…ミニラが「シェー」してた時代を過ごした子ども時代から比べたらあんなものよ?
光に包まれて2年間の空白も「光の戦士」がすぐに読めるし、そんなに酷くはないと思うな…
でも最後はそう落とすなら、最初からそれでやればいいような…
突っ込みところは多々あるのは間違いない!笑笑
それよりホントに第二弾あるの???
そっちの方が気になるわ!笑笑
パロディ映画として、充分面白いけど、、、
賛否が、特に酷評が話題の映画ですね。充分面白いと思いますが、なぜ批判されるのか。
たぶん「期待したものと違う」でしょうね。この映画は真面目な特撮やクライムサスペンスではなく、パロディ・コメディ映画です。が、宣伝が悪いのか、ちゃんとした映画を観るつもりのテンションで見てしまうと、悪い方に裏切られたと思うのかも。
なので、全く万人にはおすすめしません。正直、ポリコレ的には完全アウトですね。全体モチーフは「東日本震災の原発事故」のパロディ。あと「シン・ゴジラ」を代表する東宝に対して「あとしまつ」は松竹・東映って、ネタね。
駄々滑りの下ネタは自民党で、蓮舫のパクリが演じる空回りのリアリズムが民主党、って政治パロディ。八ッ場ダムとか、2位じゃだめなんですか、とか、懐かしいネタです。
政治パロディはまだしも、震災パロディって、攻めたな〜と思います。政治パロディも、今の日本人にはウケないでしょ〜、面白いけど。。。
話の冒頭から「デウス エキス マキナ」という「スーパーご都合主義」でやりますよ、って宣言しているのだから、それで「こんなオチって」と言われても、、、。そこは「だったら、さっさと変身せんかい!」って突っ込んで楽しむとこでしょ〜。
デウス エキス マキナが分からない、ってことかな?あ〜、1900円も払って映画観るなら、それぐらいは知っているだろう、と思うのが間違えかもしれません。
確かに品のないコメディですが、パロディ映画なんだからね〜。おそ松さんやポプテピピックに品格を求めますか?ってこと。もし批判するなら「こんな作品を作った制作陣」ではなく「こんな作品(=ちゃんとした特撮映画だ)って伝えた宣伝陣」がですね。
時効警察大好き組
最高に面白かったです…
岩松さんとふせえりさんがふざけてるだけで
もう笑えます。
身のない名言風コメントとか、ふせえりさんの目つき、〇〇かと.って言い方とか。
無防備に怪獣に近付いたり、エンドロール劇中歌にまた逢う日までを入れちゃったり。
終始クスクス…予想通り。
水が流れたときには感動でちょっと涙が出ました。
私おかしいんでしょうね、でも良いです、
大好きです。
コメディ映画だと思って観た感想
予告編から溢れ出てるコメディ感から真面目な特撮映画だと思った方はそれはそれで頭おかしいと思いますが、コメディ映画だとしても面白くないです。
なんか真面目にふざけてるのがシュールで面白いと褒めてるレビューもありますが、おふざけのレベルがいくらなんでも低俗すぎる。クスりともしません。
ストーリーに関してはオチまでちゃんとタイトル通りに進みます。ただオチでタイトルを破壊してきます。
後からネットである方のレビューを読んだところ、これは恋愛映画だとの指摘に納得しました。恋愛ものとして観ると全ての辻褄があいます。
でもこのタイトルで映画を観に行く客はそんな展開誰も期待してないし、根拠となるストーリーも薄いので気づくわけもありません。
まぁでもわざとこういう作品にしたんでしょうね。エンドロール後もそんな雰囲気を醸し出すやり取りだったし。炎上商法に近い感じかな。
主演のジャニーズかこの監督が好きな人以外は観てはいけません。お金と時間の無駄です。
基本、この切り口を見出した時点で勝ちだと思ってます
ウルトラマンだかのヒーローがやっつけた後の怪獣を、誰がどうやって片づけるのか。そのコンセプトを聞いた瞬間、期待している自分がいました。
言われてみれば、確かに。やっつけた後の怪獣がどうなってんのかなんて考えたことなかったです。元の物語──例えばウルトラマンって、ウルトラマンが特定の人間を救うことが大事なので、怪獣を倒した後の世界のことなんて描く必要がないし、むしろあったら邪魔です。だからあまり意識されることがありませんが、でも本当は、怪獣の被害にあった人もいればその家族もいるし、怪獣を片づけたり町を復興したりする人もいるはずなんですよね。
脚本家とか映画監督とかって、そういう何かが起こっている前後や裏側に目を向けなきゃならない職業だと思うんですよ。だからこの映画の予告を観たとき、「そんな切り口があったか!」と単純に驚いたし「やられたー!」と悔しくもなりました。
この誰にも手をつけられていなかった未開の地を発見し耕したというだけでも勝ちですよ。しかも『亀は意外と速く泳ぐ』の三木聡監督でしょ。これは観るしかないです!
というわけで大阪ステーションシネマに行ってきました。まあ普通に面白かったです。登場人物一人一人のキャラがちゃんと描き分けられていますし、伏線もきちんと張られています。ドラマの流れに違和感はないし、セリフも面白い。何より、これだけ大掛かりな映画を今の日本で撮れるんだ、ということにはとても驚きました。
しかし点数をつけるとしたら60点くらいかなぁ〜。切り口で大きなアドバンテージがあるにしては、平凡な点数です。
その理由はいくつかありますが、まず登場人物のキャラクターの問題です。キャラクターは描き分けられているのに画一的なんですよね。
この映画の見どころの一つは、首相や大臣たちの会話です。彼らがどんな会話をし、どんな決定をおこなうかによって物語が大きく動きます。彼らの中には、怪獣の死骸をゴミとして処分しようとする大臣もいれば、人類の資産として保存しようと言う大臣もいるし、見世物にしてインバウンドで稼ごうと言う大臣もいます。でも誰も責任を取りたくはありません。何か問題が発生すると責任のなすりつけあいが始まります。
おそらく今の日本政府のパロディがやりたかったと思うんですよね。福島第一原発事故や新型コロナウイルスの対応を思わせる描写があったので。今の日本の大臣たちの汚さとか浅ましさとか頭の悪さとかを、コメディとして描くことは、かなり意識されているはずです。
ところがその大臣たちが雑に作られているんですよ。多少の人間関係は描かれていますが、思想とか信念とか信条とかは、そもそも考えられていないように見えます。この人はちょっとエロめの例えをする、この人は何かと反対しがち、この人は裏で根回しをする、みたいな反応の仕方が使い分けられているだけ。例えば環境大臣を他の大臣の中の誰かと入れ替えても成立すると思います。
ストーリーを左右するようなキャラは、脇役と言えど、各々の人生に基づいてキャラクターが出来上がっていなくてはなりません。親がどういう人で、どんな友だちがいて、どんな幼少期を過ごして、若い時には何をしてて、何を考え、何を好み、苦手なことは何か、どんな思いで政治家になり、どういう経緯で大臣になったのか……といった人生があって、その上でキャラクターを造形すべきです。
また、残念だったのはラストです。思いっきりネタばらししちゃいますけど、このドラマのテーマで最後、ウルトラマンが片づけちゃったらダメです。ウルトラマンが怪獣を倒して地球を救ってくれた。だから次は人間が怪獣の死体を片づけるターンだ、さてどうする?っていう映画じゃないですか。なのにウルトラマンが解決しちゃったら、何の教訓もありません。
あくまで人間が解決しないと。いや、解決できなくても良いから、最後まで人間がジタバタしないとダメでしょ。
そしてもう一つ。僕はこれ、構成ミスってるなーって思っています。先ほど、この映画の見どころの一つは首相や大臣たちの会話だと書きましたが、本来描きたいのはそこではないはず。主人公・アラタとヒロイン・ユキノの物語ですよね。なのに映画館を出たら、ほとんど大臣たちの印象しか残ってないんですよ。つまり大臣たちのパートの描写が多すぎるんです。
アラタは現場の最前線で働いているので、そっちメインで描くべきです。しかしユキノは環境大臣の秘書官、ユキノの夫は総理大臣の秘書官という設定があるがために、大臣側のボリュームが増えすぎたんじゃないかと思います。あくまでアラタを主人公として描きたいのであれば、現場vs内閣にフォーカスするべきですね。何が起きるかわからない状況に対処しなければならない内閣のワチャワチャを描くなら、アラタはいらないです。
《補足》
この映画がすごく叩かれていると聞いたので、少しだけ他の人のレビューを読みました。ちょっと補足します。
まず今、日本で映画を、それもお金のかかる映画を作ろうと思ったら、明確な政治批判とかできないんですよ。メディアがひよってしまって、制作費も出ないし宣伝もできません。だからあえて「ただのキャラクターですよ」ということにした上で、コメディにしたんだと思います。
で、国防大臣が何かとエロめの例えをすることに関しては、エロじゃないけど同じように発言が下品な人いますよね。元総理で。まぁ特定の誰かでなくても、今の政治家はおしなべてこのくらい下品で知性がないということを、ストレートに表現すると映画が作れないから遠回しに批判したものと僕は受け取っています。
ただし「あれ? ひとつだけ種類の違うキノコが……」というのはやりすぎでしたね。あまりにも品性がなさすぎです。
あともう一つ、今の日本で大っぴらに批判できないものがあって、それは放射能です。政治批判と同様に、制作費の調達が難しくなりますし、少なくともテレビでは宣伝ができなくなります。
だからこの映画では最初に「怪獣から放射能は検出されない」という前振りをおこなった上で菌糸が発見され、怪獣の腐敗が進むと部分的に膨張が始まり、その膨張が破裂するとひどい臭いを放つという設定にしてましたね。
あの菌糸とか臭いが放射能の暗喩になっていると僕は受けとりました。中国だか韓国だかが「臭いが我が国に達したら抗議する」と表明するのは「放射能が我が国に達したら」と置き換えることができるし、怪獣を凍らせようとして失敗するのは凍土壁ですよね。ダムを爆破して水流で怪獣を海に沈めようとするのは汚染水の海洋放出のことで、最後どうしようもなくなって光(ウルトラマン的なもの)が怪獣を宇宙に運び出すのも、核廃棄物に解決策はないということを示していると捉えることができます。
つまり『大怪獣のあとしまつ』とは『核のあとしまつ』なんですよ。知らんけど。
ちなみに余談ですが、「ゲロかウンコか」は知性のない政治家がポロッとしてしまった失言を、知性のないメディアが、そこは絶対に論点ではないのにそこだけを切り取って追及するさまを描いたものだと思います。
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