「感想書くために1900円払いましたね!」大怪獣のあとしまつ 鯖缶さんの映画レビュー(感想・評価)
感想書くために1900円払いましたね!
もう公開直後にクソミソに言われているのを見てしまったため、真実を確かめねば…!という義務感に近い何かに駆られました。1900円払ったので感想書きます。
個人的には劇中の「限りなくウ●コに近いゲ●」がそのまま当てはまるような、銀杏臭のすごい作品だったな…と思います。要するに中途半端です。事前に悪評しか見ないで行ったため、そんなにショックは受けませんでした。ああ…まあ…そう…みたいな感じ。小学生レベルの下ネタは嫌いではないんですが、いかんせん人間関係が謎で、何も発展しない不倫関係とか、突然訳も分からず主人公殴るヒロインの兄貴とか、なぜか足がサイボーグなヒロインの旦那とか、何も謎が解けなくて、もうもやもやしまくりで…。このもやもやしまくる人間関係が映画の大半を占めているのがなんとも。つらい。
光の巨人が死体持ってっちゃうオチとか、観てる時はまあ…そうですよね…程度で済みましたが、後からジワジワ怒りがやってきました。不思議。そもそも何故序盤で「デウスエクスマキナ…」とか言い出したのか、起承転結の結で始まり結に戻ってどうすんのか。早いわ。
このオチに持ってくならもっともっと中身をしっちゃかめっちゃかにして、どうにもこうにもどうにもならない そんな時ウルトラマンがほしい、なら分かるんですけど、そこまでどうにもなくなってもない…。臭いに終始騒いでただけで、ギャグとしても怪獣対策としても振りきれていない…。そのせいで捻りのない夢オチ爆発オチレベルの雑投げっぱなしエンドになっていて、チベスナ顔になります。これでドヤ顔で「デウスエクスマキナ…」とか言ってたら古代ギリシャ人に殴り込まれると思います。
ギャグならギャグでもっと突き抜けてたら評価もされてたと思いますが、そこすらイマイチ中途半端な、反応に困る作品でした。感想書くために観に行ったのに、感想に困るとは…。