「エロマンチックに描く殺人未遂事件」白雪姫 あなたが知らないグリム童話 どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
エロマンチックに描く殺人未遂事件
原題は『Blanche comme Neige(直訳:雪のように白い)』。
三つの章があり、ラストの章のタイトルが「Blanche‐Neige(白雪姫)」です。
一般的に有名である童話の白雪姫は、勧善懲悪でシンプル・イズ・ベストのイメージですが、なぜか私はティーンズの頃から、七人の男達と暮らす ひとりの若い女性が、一時的に仮死状態になりラストで王子とキスして結婚するという話に、エロティシズムを感じていました。
フランス・ベルギー合作の今作は、ファンタジーの世界ではありません。
自然豊かな地に住むことになった主人公クレア(ルー・ドゥ・ラージュ)が 氣持ちよさそうにセックスする姿を描いています。
赤いスーツ姿で威厳を醸し出す愛煙家女性のモード(イザベル・ユペール)の存在が、良いスパイスになっているドラマです。
クレアも時々着る真っ赤な服が似合っています。
ロケーションの美しさと、みなぎる生命力の神秘を感じました。
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