まともじゃないのは君も一緒のレビュー・感想・評価
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"普通"なんかどうでもいい!すなおに好き
ンッフゥ…面白い。定量的に言うと?成田凌 × 清原果耶 = 比較的長回しの掛け合い・やり取り一生見ていてられそうなくらい。一生?それは現実的じゃないかな、いくら好きなものでも。ほら、飽きだって来るだろうし、他のものも見たくなると思うよ。あ〜うるさい!とにかく!定期的に作ってほしい、けど連ドラにはしてほしくないみたいな複雑な気持ち。噛み合わない波長が合ってる、合ってくみたい。"作戦" 魅力の相乗効果、互いをつなぐ最大公約数が絶妙の距離感で、徐々に上げられ高められていくのを感じる。こんなのずるい、好きになっちゃう。作品全体を包む風通しのよさ。かわいらしくて、すごくチャーミング。喧騒から離れた公園の緑のように。本当に合う人、心開いてる人となら、居酒屋じゃなくって定食屋だって行ける。
すなおに好き。一癖も二癖もあって"普通"じゃないロマコメ?それとも憧れていたもの(歳上への憧れや生き方・考え方の指針)の幻想打ち砕かれてまた一歩大人になるカミング・オブ・エイジ青春モノ(→米インディー系良作に多い)?『婚前特急』監督 × 脚本コンビが贈る本作、これはそのどれもでどれでもないような間口の広さで来る者拒まずな一本。例えば「アホだな〜」と笑って楽しめるエンタメ娯楽作品にも、一方で笑いながらも共感を覚えたり、まるで自分のことみたいに感じられ、人生変える大事な作品にもなるかも。90+α分という、メジャーどころな長編商業映画としては限られた本編尺をムダにしない。「あ〜もっと続いてほしい。見ていたいな」って思ったけど、多分あれくらいの時間だったから丁度よかった、というか最適だったのかも。
《森》自然の調和、その中に身を置き耳を傾ける --- 普通がいちばん…普通って何?しっかりと個性が際立っていた。例えば、大野のある特定のことしか詳しくなくて、食べ物知らなかったり常識ない感じ。秋本さんのハキハキ言っては、敢えて空気読まない感じに、自分を投影できる。感じ?キャリア的に脂乗りきって無敵モードなふたりの好演と抜群の化学反応から目が離せず、思わず笑ってしまう。興味のあること = 数学のことになると早口になったり、デートがまさかの上手くいったときには上ずった声になったりと、成田凌には普段無縁そうな雰囲気を微妙なニュアンスで出している。本人曰くスーパーの2階で70%オフになっていた黄色のアウター着て。特にあの笑い方!最高。
けど、秋本さん18歳と自分で言っている通り高3なのだとしたら、あんな風に連日他人の面倒ばっかり見て、油売っている場合じゃないのは確か。服装的に冬ではない(秋?)から、まだ間に合うかもしれないけど、口では"知識つめこみ型の受験戦争"みたいに言っている割に、少なくとも本作内からはそれを感じ取れなかった。主人公だけでなく友人や周囲もみんな。あと、宮本に関して、あれだけ警戒していたのに、ホテル出るときは素面?…とか。その後、その前、その後、その前。ともあれ見に行って正解。公開前から気になり試写会に応募したものも落ちて拗ねて(?)、見に行かずにいるとあっという間に相次ぐ高評価・話題になっていて今更…と見に行くか迷ったけど、『勝手にふるえてろ』や『カメラを止めるな』のときみたいに天邪鬼にならなくてよかった。不器用でも、その枠組みにはまらない個性を愛そう、当然だけど自分らしく生きよう。
P.S. ファーストデーで映画館の民度下がりがちだからか、両隣の席の人たち割とキツかった(臭い、言動)。"普通"じゃなかった。いや、もはやむしろあっちが普通で、自分が"普通"じゃないのか?
講師の愛した数式
成田凌扮するコミュ障の予備校講師が暴走する爆笑編かと思っていたら、さほどでもなくニヤニヤ笑いぐらいだった。自身の憧れの実業家と結ばれるために策謀を巡らす女子高生も相当「まともじゃない」と思う。
実業家のふるまいに激昂する講師を見つめながら次第にキュンとしていく女子高生を、表情だけで見せるのはうまい。ただその後、講演会場に乗り込むシーンが本来ならクライマックスになるところなのだろうが、もうちょっと他の展開の仕方がなかったものかと。何か不完全燃焼で終わった感じだ。
中身のないきれいごとを自信たっぷりに朗々と語る小泉孝太郎は、弟を彷彿させるものがあった。
まともや普通でいる必要性なんてない‼︎
普通って?
何の気無しに鑑賞したら、良かった
普通って? 好きって? それ、定量的に言うと?
考えれば考えるほど深みにハマる
小泉孝太郎のゲスい役も合ってて良かった!!笑
最後は爽やかで晴れやかな気分にさせてくれる!
息苦しい脱力系ラブコメ
主演の二人が素晴らしいのは言うまでもない気がするが、周りもとても素晴らしかった気がする。小泉弟さんなんて、ある種のセルフブラックコメディの様であり、あからさまなのだが、それを嬉々として演じてる感があり、役柄は置いておいて好感が持てました。泉さんもあまり認知してはいなかったのですが、何とも言えない立ち位置の表現と魅力が良く出ていた様に思います。そして、商店街カップル。素敵です。
あまり真っ直ぐ進んで来なかった自分としては「花束~」よりも断然刺さりました。いや、アッチ観てないので偉そうな事はいえませんけども…。
あ、オープニングが「あれ?スクリーン間違えた?」ってな位に想定と雰囲気が違ってオロオロするかもしれませんが、間違ってませんのでご安心を。え?俺だけ??
成田凌君良かったです 最初のオタク?風変わり?な感じ いたいた、う...
「まとも」じゃなくて、「普通」だよね?
まともじゃないでいいじゃない!
きた!僕の2021年邦画ベスト5級が!
すっげーおもしろい!おもしろい!おもしろーい!
脚本が見事、素晴らしい会話劇であるとともに、青春こそばゆドラマであり、そして、画一的で多数派になびくことを良しとしてんじゃない?な世の中にドロップキック一発!!な一作です!
でもって、この物語を演じる主演2人、成田さん、清原さんの演技がまぁ素晴らしい!いやはや、すんばらしい!稽古めちゃめちゃしたんじゃないかなー?2人の会話劇のキモはテンポとタイミングとリズム。そして絶妙な間。いやー、しゃべくり漫才真っ青。緩急織り交ぜて。これがあるから物語が成り立つほど。成田さんが見事だったなー、清原さんをリードしてる感。いやー素晴らしい役者さん。
清原さんも、負けず劣らずです。さすがの瞳の芝居、表情の芝居、見事だー。これこれー!これこれー!彼女の真髄でしょ?これ。
ドギマギが伝わる伝わるわっほーい!
もどかしさ伝わる伝わるー!わっほっほーい!
なぜか、経験が伴わない恋愛指南女子高生がピッタリ。けど、こそばゆくなるアオハルパートばっちり!
演出も良いです。物語全体に抑揚が効いてメリハリのある流れが心地よいです。勝手なイメージですがフランス映画っぽかったです。街中歩きながら会話するシーンとかね。
けど、本作テーマはなかなか深いと思うのです。
フツーってなに?皆と同じってなに?歩調を合わせること、自分を我慢する・・・でいいんだっけ、僕たち?
と強く強く訴えるわけです。
まともじゃないの「まとも」ってなに?それって手枷足枷になってない?って。
色んな声や音がする森。色んな形の植物や生き物がいる森。その中の一部でいいんじゃない?って。森の中の他と違う自分、自分と違う他を認めれば受け入れれば、周りの音も風景も心地よくなるんじゃないでしょうか?
とにかく可愛らしくて楽しい映画です。
春にピッタリ!
観に行くべき作品です!傑作です。
成田さん清原さんのお上手さ。
久しぶりに心穏やかに安心してみれました。
成田さんと清原さんがとにかくお上手で二人の掛け合いがとても楽しくて、感心してしまいました。
成田さんは今回も役になりきっていて本当にヤバめの人にみえました。
役によっては色香プンプンだったりもして、カメレオン度合いが本当にスゴいと改めて感じました。
監督の演出はもちろんありますが役への理解度、落とし込みにすごく長けてる方なのだなと。すごいなー、と。
清原さんも本当にお上手で、頭でっかちクレバーな所もありながら恋に翻弄されまくる空回り具合がとても可愛いかった。
成田さん清原さんお二人の関係も良かったです。公序良俗に反してない、未来を良い具合に妄想させる爽やかな関係でした。
そんなに物語に凹凸がない分けれど中弛みせずみれて、脚本お上手!と感じた作品でした。
小泉さんのクズ加減は新鮮でした。
これぞラブコメ (*´▽`*) ♪
すごく良かったです。
清原果耶さんの演技がとても良かったです。パワフルでエネルギッシュ、それでいて少しズレていて、生きづらさを抱えているヒロインを見事に演じていらっしゃいました。もともと好きな女優さんでしたが、この映画を見てさらに彼女の魅力に惹き込まれました。
もちろんもう1人の主役、成田凌さんも素晴らしかったです。純粋で不器用な”残念なイケメン”を見事に表現されていらっしゃいました。
“普通”って何だろうか、”普通”でいなきゃならないなんて誰に決められたんだろうか。
私自身も、あらゆる場面でそんな鬱々とした思いを感じたことがあります。それ故に、”普通”を追い求め、その在り方にもがく2人には共感を覚えたし、とても愛おしく感じました。本当に見て良かった作品です。
最後にもう一つ言わせていただくと、とにかく清原果耶さんがかわいい......。もうすぐ彼女がヒロインを務める朝ドラも始まりますね!とても楽しみです!
これは、また観たくなる映画
今まで数学一辺倒で生きてきて常識を知らない予備校講師大野(成田凌)は、教え子香住(清原果耶)に、”普通”の恋愛を教えて欲しいと頼みます。自分のおかしなところを遠慮なく指摘してほしい、と。一方で香住の指導もちょっと変。本当は、恋愛経験ゼロで、憧れの宮本(小泉孝太郎)に近づくために、大野をダシに使おうとしたから。
清原さんは、そんな女の子を嫌味なく演じています。
大野は食べ物の名前さえ知らない非常識ですが考察力はあるので、宮本の言葉に中身が無い事を見抜きます。香住にはそれが分からない。大野を美奈子とくっつけようとしたかと思えば、君島・柳カップルに強引になれそめを聞いたりします。
ちょっと気になったのは、宮本が、「煙草を吸っていたのは自分じゃなくてこの子」と、香住に擦り付けたこと。十代の女の子はそういうのに幻滅すると思うから、要らないシーンだったかなと。宮本の人間性は、話しているうちにボロが出てくる方が良かったですね。
宮本が、美奈子との約束の時間を遅らせてまで、香住を呼びつけてホテルに連れ込んだシーンは、下衆過ぎと思いました。連絡先交換してたっけ、というのもありますが、せめて、講演会に来た香住と話しているうちにその気になった、という方が私は好みです。
でもとにかく、大野と香住のやり取りがすごく面白く、ちょっと変な二人がとても魅力的なんです。あのシーン、あそこの会話が、また観たくなる、そんな映画です。
おー、思ってたより良作! ちゃんと笑えるところもありつつ、主題の部...
まともじゃないのを楽しんでるサブカル村の住民はどうすれば。
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ちょっと変わってる数学オタクの予備校の先生と、意識高い系薄っぺらセミナー講師のことが大好きなちょっと変わってる女子高生のラブコメディ。
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このタイトルなので、まともじゃなく見える先生だけじゃなくて、普通はこうじゃないが口癖な香住も傍から見れば十分に変わってるし、普通の幸せを手に入れてそうなセミナー講師夫婦も結局やってることがまともじゃない。
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逆に1番変わってそうな先生が1番まともなことを言ってるから、社会がおかしいのか主人公がおかしいのかって『すばらしき世界』かよとちょっと思った(笑).
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先生は普通になりたいと言うけれど、私のようなサブカルクソ野郎はかつての『花束みたいな恋をした』の麦と絹のように、みんなと違ってちょっと変わってるのが好きな自分、を楽しんでいる節があるから厄介だ。(こうやって感想にほかの作品を出してくるのも嫌なとこよな笑).
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とにかく成田凌は出る作品ごとに全く違う人に見えて最高だし、The東京カレンダーな、泉里香さんもめっちゃエロくて最高だった。
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