「死んでもカメラは離さないわよ!」ライブリポート kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
死んでもカメラは離さないわよ!
警察署長の娘クローディアが誘拐され、水槽に閉じ込められ注水される映像が届く。身代金受渡しの序盤から緊張感が途切れることなく、犯人を追い詰めていく警察。しかし、激しい逃亡劇の末に犯人と対峙した警官フランク・ペニー(エッカート)は銃で威嚇するも、犯人も銃口を向けたために射殺してしまった。
「誘拐された娘の居場所を知る人間がいなくなったんだぞ」と署長に叱責されるペニーは2日間の停職、拳銃を取り上げられてしまう。責任を感じたペニーは単独で他の犯人を捜そうとするが、その現場をネット配信リポーターのエイヴァ(イートン)が撮影し続ける・・・こんな凸凹コンビで大丈夫か?クローディアの命は残り64分だ!
ド派手なカーアクションに銃撃戦、格闘戦。追い詰めながらも犯人を殺すことができないジレンマに悩み、足手まといとなるエイヴァも情報担当の相棒のグローヴァー(ルー)と連携して捜査協力する。バディムービーとしては異色の警官とリポーター。64分という期限付き殺人予告もほぼシンクロという緊張感。とにかく犯人特定、居場所特定するのだが、水槽の娘がそこに居るとは限らない・・・そして殺された犯人の兄がいきなり現れ、復讐の鬼となっていたのだった。
まぁ、SNSの配信も単独捜査もありがちで、既視感もたっぷり。犯人が時折漏らすセリフしかヒントがないといった切羽詰まった状況なのに、警察はかなり後手後手。そして犯人は元軍人でむちゃ強い。警官はかなり撃たれたみたいだったけど、死人は出なかったのか?などと軽く考えていたら、最後はかなり感動させてくれる。お前もか?お前もか?と誰か知らないけど、みんな緊迫するシーンをテレビで見てたのね・・・
今日映画館で観た『アオラレ』と同じ制作会社INGENIOUSだったから、アクション部分の雰囲気が似ていたなぁ。こちらはアラバマ州ロケだったようです。