デンジャー・クロース 極限着弾のレビュー・感想・評価
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うん、
よかったとは思う。
戦場で何十万、それ以上の銃弾が飛び交うシーンは、いつ誰が撃たれてもおかしくない状況。
ベトナムの敵も必死、オーストラリアの兵士たちも必死、、、、こういう戦争、戦いは、もうあってはならないとつくづく思う。
いろんなとこでツッコミどころはあれど、そういう戦闘シーンに圧倒もされて、やたら悪くも評価できないくらい(笑)
最後にこの映画が実話?だったみたいだと気づいて、戦場の古いフィルムもエンドロールで流れたり。
みんなそうだけど、婚約が決まってた人(ラージ)には思い入れというか印象に残ってて、最後まで生き延びて帰国してほしかった。
死亡フラグが立ちすぎ。
ベトナム戦争でアメリカ側に着いたオーストラリア軍が、ジャングルの中でベトコン軍の大軍に襲われた実際の戦いを描いた話。
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オーストラリア映画ということで、私は誰一人としてこの映画に出てる俳優さんを見た事なかったし、ただでさえ外国人って見分けがつかないのにオーストラリア人ってもっと見分けがつかない!.
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誰が誰かわからんし、なんなら敵と味方の違いもよくわからないぐらいだった。それでもこの映画、仲間のことを見捨てず助けに行くっていうのがメインの話で、誰かわからない人が誰かわからない人を助けに来てくれても感動する。
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途中、物語の中心的な2人がお互いの家族、愛する人について語り合うシーンがあるんだけど、そこがもう死亡フラグすぎてほんとにやめて欲しかった。家族の写真なんか見せんな!結婚式に行くとか約束するな!!そんなこと言うと死ぬじゃん!!!って思ってたら本当に死んだ(笑).
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オーストラリア目線でベトナム戦争を描いた話は初めて見たし、それなりに楽しめる映画だった。
一見単調も見方を変えれば…
貯まってきたポイント消化で観賞
オーストラリアの配給というのも珍しいと…
ベトナム戦争に従軍していたオーストラリア軍が
体験した「ロングタンの戦い」の実録映像化作品
感想としては
単調に映る部分もありましたが
背景をふまえ見方を変えると印象も変わってきました
緊迫感溢れる軍記物だと思います
東南アジア条約機構に加盟するオーストラリアは
ベトナム戦争のアメリカ・南ベトナム軍側にのべ50,000人を派兵
ロングタン地域の基地のオーストラリア軍は
中核の「D中隊」は20歳前後の徴用兵中心の素人同然の部隊で
指導を行っていたスミス少佐は緊張感に欠ける兵士に苦労していましたが
ある日基地に向けて迫撃砲が次々打ち込まれる事態に陥ります
その後打ち込まれている地点をおよそ特定し
小隊を三つ編成しそこへ向かいますが行ってみると
大量の北ベトナム兵に囲まれてしまい取り残された小隊を
助けるか見捨てるかの選択に迫られながら緊迫する状況を
描いています
史実ではおよそ4時間の間にオーストラリア軍108人に対し
2000人の北ベトナム兵を相手にする羽目になったそうです
なにせ20倍の兵力ですから撃っても撃ってもどんどん現れキリがありません
さながらゲームで言うところの「無限沸き」状態です
とにかく撃って!撃たれて!撃って!撃たれて!のシーンの
繰り返しは徐々に単調に感じてくる印象も受けます
ですがこの戦闘は非常に狭い戦闘エリアで行われており
一辺数キロもない森林で行われたようですので
状況を考えれば実際そうなのかも知れません
無線で必死に味方の砲撃を誘導し
ついには味方のいるすぐ近くに砲撃を要請するハメになります
これがデンジャークロース(極限着弾)というわけですね
この4時間の戦闘でオーストラリア軍はどうにか
撃退しますが18人の犠牲者が出てしまいました
そしてこの戦いの存在は1968年から45年後にはじめて
オーストラリアでも知られるようになったそうです
前述の通り映画としては確かに単調な部分もあります
お決まりの死亡フラグも盛大におっ立てます
でも史実の凄く狭小な空間での激闘と背景をふまえると
また印象が変わってきます
銃器や兵器などの描写も細かく
オーストラリア軍が当時アメリカ軍でも最新型だった
M16アサルトライフルを使用していたのは意外でした
オーウェンというオーストラリア特有の短機関銃は
なかなか見たことがない特殊な銃でした
なんかベトナム戦争映画というともっと画面がグリーンで
生い茂るジャングルというイメージがありましたし
ベトコン特有のトラップなどがあるのかというと
全然そう言うのはないのでなんかぱっと見ベトナム戦争が
舞台に見えない感じもありますが新鮮でした
ビジュアルの迫力は非常に高かったです
あんまり公開している劇場は少ないようですが
やっていれば一度オススメしたいです
臨場感はあるかな
予告で謳っている実話というのがあまり作品内では生かされてなかったような気はした。勝手ながら実話ベースというだけあって内容のあるストーリー展開を期待していたが、銃撃戦がメインのゲームのような映画作品に思えた。
まぁそれが臨場感は少なからずある為、臨場感を楽しみながら鑑賞することはできるが、緊張感はあまりないようにも思えた。良くも悪くも第三者の視点から外から見るような作品だったというのが個人的な率直な感想か。
エンドロールでも追悼シーンがあったように、20歳そこらの若者がベトナム戦争に参加し命を落としたのは忘れてはならない事実である。
そういう点では見て良かったと思える作品だったと解釈してる。
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