劇場公開日 2021年6月25日

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「モフモフ系アクション」ピーターラビット2 バーナバスの誘惑 SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5モフモフ系アクション

2021年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前作もそうだったが、ピーターラビットが実在していて役者さんと演技しているように見える、このリアル感がすごいと思う。CGだそうだが、毛並みを一本一本描いて、天候や動きに合わせて動かしているらしい。モフモフ動物ばかりなので大変な作業量だ。
脚本・監督は日本滞在経験もあるアメリカの方。あの素朴なピーターラビットの絵本からこんな風に想像が膨らむのは英国外の方だからかも。基本的なノリはカートゥーンのような、トムとジェリーのようなイタズラ感。前作よりピーター達のやらかす事も大きくなり、スピード感もアップ、カーチェイスなどのアクションも入ってきて、ハラハラ感もあった。もちろん、モフモフ仲間達がそれぞれの持ち味を生かしてピーターを助ける場面も、ピーター自身の心の成長も描かれていて、全体としては前作のように大人も子供も楽しめる愛らしいストーリーになっている。
余談だが、鹿のフェリックスくんが今回もいい仕事していた(笑)。雄鶏ルースター氏も変わらず哲学していた(笑)。そして一番体を張っていたのはマクレガーさん!あとは、(たぶん米国)出版あるあるや、原作『グロースターの仕立て屋』が設定に入ってきたり、日本の話題が出たり、ちょいちょいクスッとできるところがあった。
吹替で見たが、ピーター、バーナバスをはじめ全キャラクターの声がぴったりしていて、とても聴きやすくてよかったと思う。

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SpicaM