劇場公開日 2021年6月25日

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「原作も知っている人も知らない方も。/2021年上半期個人ベスト3など。」ピーターラビット2 バーナバスの誘惑 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0原作も知っている人も知らない方も。/2021年上半期個人ベスト3など。

2021年6月27日
PCから投稿

今年74本目(合計138本目)。 ※ このあと、Song I am もみましたが、このレビューに需要はないと思うので飛ばしています。

「ピーターラビット」の本の知識は、ほぼ・まったくなく(小さいときに読んだかなぁ…)、一般知識程度で知っている程度です。
ただ、原作ないし、映画の前作(「~2」とあるので、「~1」はあるはず)を前提にするような記述はないです。
日本語吹き替え・字幕版を見ましたが、原作通り忠実な字幕版にしました(英検準1まで持っています)。

原作が絵本であることからわかる通り、絵本のようなストーリーも続いていきます(ここはネタバレ。他の方のレビューにヒントがあります。かなりそこもぶっ飛んでいます)。物語はもちろん、その「絵本」から飛び出して、ちょっとしたアクシデントに巻き込まれる(というより、主人公が悪いことに「突っ込む」?)というものですが、お子さんが見ることも想定して、ストーリーの筋は明確で混乱する要素がまったくないので、よほど動物(まぁ、ウサギだネズミだの猫だの何だのでます)アレルギーでない限り、今週お勧めです。

物語はとてもシンプルでハッピーエンド。ここはまぁ、お子さんも見ますから。むしろこの映画でバッドエンドや、「よくわからない謎の終わり方」のほうが嫌なので(お子さんが子混乱します)、そこは「ひねりがない」という点は、本映画では減点対象にしませんでした。

 特に減点対象と言えるものはないので、フルスコアです。

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 ※ 6月28日~6月末まで映画に行くことは多分ないと思うので(テレワークなので)、今年2021年上半期に見た映画のベスト3(74本中)。

 ※ 2020年以前に公開されたもので、「音響アップ版」やVODなどのものは含みません。

 (1位) ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画
 → インドを舞台とする、実話ベースの火星への探索機打ち上げもの。サイエンス映画としてはとてもわかりやすく(サイエンス映画ですが、文系の方でも全然問題なし)、今年は1月の頭からもう決まったも同然でした(あまりにそうそうに決まったので、コロナ事情で1か月ほど映画館が全部閉まっていた事実上5か月間で、これを超える作品が出るか…と思っていた)。

 (2位) サンドラの小さな家
 → お話の筋はわかりやすく、登場人物も10名を超えないものです。サンドラとその子供、せいぜいその元DV夫くらいしか出てきません。
日本でもDV問題は問題視されるところですが、一歩進んで、DV夫から逃げて行政やボランティアの力を借りながら、「自分自身の夢をかなえていく描写」がとても好きです。

 (3位) 王の願い ハングルの始まり
 → きのう(6月26日)になって公開された映画。ハングルは、韓国の名君と呼ばれた世宗大王が作ったことは間違いありませんが、その起源(完全オリジナル説、サンスクリット説、契丹文字説)や、誰がかかわったか(個人製作説、仏教関係者協力説、同・儒教)など、色々あります。
そのなかで「仏教+サンスクリット説」をとったもので、現在でも完全な決着がついていない以上、「1つの説」として見る分には、知的な映画です(韓国では、この点についての説明が少なく、かつ、儒教と仏教の対立があるため、公開当時(韓国では2019)、論争になった)。個人的に学術的な映画はとても大好きです。

yukispica
NOBUさんのコメント
2021年6月27日

今晩は
 初めまして。
 書かれた、一位と二位は面白く鑑賞しましたが、”王の願い ハングルの始まり”は、現況下では大都会に行かないと観れないのですが、”学術的な映画はとても大好きです。”と言うお言葉を信じて、いつか鑑賞したいと思いました。では、又。

NOBU