「殺されたのが白人ならばきっと未解決事件にはならなかったろうに(皮肉)」L.A.コールドケース BONNAさんの映画レビュー(感想・評価)
殺されたのが白人ならばきっと未解決事件にはならなかったろうに(皮肉)
ノトーリアス・B.I.G.と2pacの暗殺をベースに《もしも国家権力が買収されていたら、我々は一体何を信じれば良いか》について考えさせられる作品。
最低限米国ヒップホップ界の東西抗争もしくはDr.Dreかエミネムより以前のラッパーに興味を持つ必要あり。…と言いたいところですが、エミネム以降の知識しかない自分でも、それなりに楽しむことができました。
脚本やセリフまわしが正直サブスクドラマ並みのお手軽さだけど(失礼)、実話をベースにした話であるせいか内容自体は結構引き込まれます。
ただラップの成り立ちを知っていると、この展開はあまりに皮肉すぎる。
何が言いたいかと言えば、きっと殺されたのが白人アーティストだったら、速攻で犯人が特定されていただろうな、という。いろんな意味で。
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