メイキング・オブ・モータウンのレビュー・感想・評価
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前向きなエネルギーをもらえた
ようやく名古屋でも上映が始まったが、ここ1館のみというのは余りにも…。
単なるアメリカン・ドリームを叶えた成功譚ではなく、アメリカの歴史や文化はもちろん、差別やビジネスについても向き合って来た「モータウン・レコード」の歴史を、ポジティブに…と言っても過度な美化は抑えて描いている。
まあ、まずは語り手であるベリー・ゴーディJrとスモーキー・ロビンソンのチャーミングなこと!
TV放送やステージの映像はもちろんだが、その前後の舞台裏や会議の様子がこれだけたくさん記録に残っているっていうのもこのプロデューサーの才能なんだろう。
もちろん音楽は最高。
40代以上なら必ずどこかで聞いたことのある曲の数々。
もちろんああいう業界のことだから、彼が語るようなポジティブな話ばかりではなかっただろうが、これだけスーパースターやヒット曲を量産し、我々はそれを楽しんで来ただけに、正直あまり生臭い話を聞きたくはないという部分もある。(この前のパヴァロッティのドキュメントの時は「もっと踏み込めよ!」と思ったんだけど…)
エネルギーをもらって、気持ちよく映画館を出た。
ベリーゴーディJr.がしゃべり倒す!モータウンの社歌に感動
「メイキング・オブ・モータウン」(原題:Hitsville:The Making of Motown)。
音楽ファンなら、2020年必見のタイトル。
“モータウン”を解説した書籍・雑誌記事は数え切れず、あるいはラジオ番組では定番といってもいいほどのテーマジャンルでもあるが、この映画はそれらを凌駕する、かつてない“モータウン決定版”である。
モータウンの映画といえば、「永遠のモータウン」(2002年/原題:Standing in the Shadows of Motown)の“ファンク・ブラザース”のドキュメンタリーを思い出す。“ファンク・ブラザース”は、いわゆるスタジオミュージシャンとして活躍し、“ビートルズ、エルヴィス、ローリング・ストーンズ、ビーチ・ボーイズを合わせたよりも第1位獲得曲が多い”と、モータウンの黄金期を支えた彼らを描いた。
対して本作は、モータウンの創設者であり、楽曲制作もしていたベリーゴーディJr.元社長(90歳)ご本人と、ミラクルズのリードシンガーでやはり作詞作曲家のスモーキー・ロビンソン元副社長(80歳)の2人が出てきて、モータウンの事実をものすごい勢いでしゃべり倒すのだ! その暴露話は驚きの連続だ。とてもこの年齢の高齢者には見えない。
スティービー・ワンダー、マービン・ゲイ、ジャクソン5、スプリームスなどを輩出し、全米No.1ヒットを量産しつづけた黄金時代に何が起きていたか。この映画を観ればすべてが分かる。
日本の音楽ファンにとって、ベリーゴーディJr.のイメージはあまり宜しくない。入ってくる情報が少ないというのもある。
ミュージカル「ドリームガールズ」(2006)は、モータウンの“スプリームス”がモデルになっていた。ビヨンセが演じたディーナ・ジョーンズはダイアナ・ロス、またジェイミー・フォックス演じるマネージャーは、まさに嫌なワンマン社長で、それがベリーゴーディJr.のイメージにつながってしまう。
スティービー・ワンダーやダイアナ・ロス、あるいはジャクソンズ等のモータウンのスターとの確執といったマイナスな噂ばかりが耳に入ってくる。
しかし本作「メイキング・オブ・モータウン」では、すべてご本人が語り、当時映像や最近のインタビューで構成されている。そしてやはりモータウンは、ベリーゴーディJr.というクリエイター兼経営者がなくして生まれなかったことがわかる。
2019年にモータウンが創設60周年を迎えたということで企画されたものだが、会社はすでにかつてとは違う系列となっている。ベリー・ゴーディJr.も音楽界から引退宣言している。
エンドロールで、ベリーとスモーキーが歌う、モータウンの歌(会社の歌)が笑える。当時ほんとうにあった社歌である。感動ものだ。
ちなみに本作の字幕翻訳は映画本編では中沢志乃とクレジットされているが、ポスターやパンフレットには石田泰子となっている。どちらかが間違い。
(2020/9/19/角川シネマ有楽町/ビスタ/字幕:石田泰子じゃなくて中沢志乃/翻訳監修:林剛)
世界一陽気でイケてるじいちゃん達
ジャクソン5、スティービー・ワンダー、『ドリーム・ガールズ』のモデルのスプリームスを排出したレーベル、モータウンのドキュメンタリー。
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とにかくモータウン創立者ベリー・ゴーディと作曲家スモーキー・ロビンソンの友情が素晴らしい。2人が昔のことを語り合っているのが、終始楽しそうでずっと見ていられた。歳をとってもいつまでもあーいう感じでいれる、あんた達サイコーのじいちゃんだよ。
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黒人メインのレーベルで会社は小さな一軒家の敷地だけど、そこで働いている人は白人も女性もいて皆が競いながらも才能を磨いていたらしい。どことなくトキワ荘みたいな感じもして。
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この映画の中で私の知ってる曲はジャクソン5の有名な曲だけだったけど、十分楽しめた。というか本作がモータウンの入門になると思うので、これからスティービー・ワンダーとかもっと聞こうと思った。
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社会の「分断」を埋めるには音楽が必要というこの映画のメッセージを受け止めると、夏とか冬に長時間やる歌番組の意義が、コロナ禍の今、より分かってくるのかなと思った。
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アメリカがアメリカなる礎話し
アメリカって、自由の国と言うが全然違う。
人種問題有るし、主義論争有るし
この映画は、本来は黒人による黒人の為のレコード会社として設立されたモータウンがこれまでどうして来たのかのはなし。去年の60周年に合わせたかたちだったけど、コロナの影響で延びた。
楽しみにしてたので見られて嬉しい。
内容は伝記と言う感じ。
スモーキーとゴーディの回想で展開する。
彼らの話は本当楽しい。
今までは仲良くやっていたけど、自分自身のやりたい事がでて分裂して新たなストーリーが出来て
モータウンも葛藤が有ってそれらが文化になった。
モータウンだけピンスポ浴び過ぎて〔記念映画だからしょうがないけど〕周りの情勢も映してほしかった
それでもブラックミュージックの辞典としても申し分ない
最高に楽しかった
70年代までのモータウン
創業のきっかけから右腕となる人物、会社を支えたアーティスト、裏方社員、故人の生前インタビューまで集め1950年代〜1970年代までを総括したドキュメンタリー映画。
非常に内容が濃く、途中字幕を読むのが追いつかなくなる程だが、掛け合いトークを繰り広げるベリー・ゴーディ元社長とスモーキー・ロビンソン元副社長がとても面白い!
もちろん社長と副社長出ずっぱり映画ということは良い話しか紹介されず、ベリー・ゴーディ社長とダイアナ・ロスとの愛人関係すらファンタジー風で、それによる弊害など一切紹介されなかったという意味では本来のドキュメンタリーとは違うのかも知れないが、とにかく小規模ながらも音楽で生計をたてているような人(インディーズレーベル、地下アイドル関係者など)には一見の価値あり!!
まぁ、これはこれで、いーのかな?
モータウンの回顧録的映画。
関係者のインタビューで構成。
楽しいです。
これは、齢90にしてまだまだエネルギッシュな
ゴーディの良い方の人柄が為せることなのか?
って思えるくらいに、ゴーディのリーダーシップは
素晴らしい側面が多くあったのかなぁ?って
思います。
ドキュメンタリーとは言えないかな?
って思うのは闇エピソードが無いからです。
ほぼ。
モータウンの全てを描いてはいないと思います。
縁側でおじいちゃんの昔話を聞いてるような
映画です。思い出はみんなキレイになるんだろな。
ただ、当時業界を席巻したモータウンサウンドを
山ほど聴けます。曲がどう作られたのか?も
含め。
映像も凝っていて、マービン・ゲイの
What’s going onのあたりの見せ方、好きです。
それはそれは楽しいです。
あと、モータウンの成功は、やはり集った
「人」が全て。
それこそが奇跡だなぁと思いました。
最強
のビジネスモデル 音楽のみにとどまらず 人種差別、ジェンダー問題まで! 更にマナーまで専任が付いていて教えていたというから驚きです 80年代フィルコリンズの恋はあせらず、ホール&オーツのマンイーターがヒットした時にモータウンなる言葉を初めて知りました ロックやメタル等など万人受けはしないけど、モータウン嫌いな人はいないと ステージやカバーって彼らが元祖なのでは マーヴィンゲイ出てきた時は感涙でしたが、あの曲出す前揉めてたんですね マイガールの誕生秘話には笑ってしまいました スティービー・ワンダーって天才だからワンダー? そしてホール&オーツがなぜよくカバー出してるか納得。白人にも影響力大きいですが、ブルーアイドソウルの元祖はやっぱりビートルズなんだそう
凄いわー!モータウン!
ドリームガールズを観て以来、ソウルミュージックに嵌ってしまったけど。ホンマもんのモータウンの歴史が見れて最高。熱量半端なくて、音楽愛と黒人の地位向上のためにも頑張っていて、会社が大きくなっていく過程をサラッとキレイめに流してはいるけど、社長さんは大変だったと思うわ。明るくて声が大きくて笑顔が素敵な魅力的な人だけど、もちろん裏の顔もあるよね‥フアミリーを壊すものは許さんぞなんてね想像だけど。マイケルはモータウンに入る時点で完成されていてビックリ。ステイビーワンダーがモータウンって知らなかった。マービンゲイおじさんが若い頃超イケメンでステキ。ダイアナロスもデビュー当時は意外に○姉ちゃんで好感持てたわ。それにしてもこんだけ凄い人達が集まったって事が一番凄いわ。偉大なるモータウンだ。
元気出た!
最高です!
いろいろもっと大変なことはあったんだろうけど、
あの二人の今の元気で楽しそうなやりとり観てたら、
こっちも元気になったわ。
「競争はチャンプを生む だが愛情を失ってはダメだ」本当に良い言葉だなぁ...。
音楽業界のスタッフ、特にレコード会社!利益ばっかのやつ、これ観て考え改めよ!!
とても良い映画
創設者のベリー・ゴーディと副社長?のスモーキー・ロビンソンが、モータウン・レーベルの昔懐かしい蔵出し話を、和気あいあいと楽しげに語ってくれます(もちろん、メインとなる話は、レーベルがどの様に運営され発展していったかなんですが…)。
この作品は、正にそういう2人の和やかなトークが聞けるだけで、もうお宝のような作品なのです。
*知っている話は多かったけど、『悲しいうわさ』は、実はマーヴィン・ゲイの方が、グラディス・ナイト&ザ・ピップスよりも先にレコーディングしていた、という話は初めて知りました(結局そのバージョンは、リリースされなかった?)。ちなみに、マーヴィン・ゲイよりも先にレコーディングしていたのは、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズだったらしい(from wiki)。
モータウン・サウンドって、中学生の頃、mourn town sound だと思っていた
1959年創業のレーベル。社長ベリー・ゴーディ元気すぎ。80ははるかに越えているはず。顔テカテカ。頭ピカピカ。音楽と金と女がエネルギー。結婚三回、離婚も三回。子供はざっと両手。看板女性歌手のダイアナ・ロスにも子供生ませて、やるな。じいさん。
子供のころは新聞売り。
黒人の子供はひとりならキュートだが、ふたりだとキョーイ(笑)
なるほど名言。
プロボクサーやめて、歌手🎤に。
レコード店経営(失敗)を経て、姉さんと作曲家に。
スモーキーと出会って、彼らに背中を押され、姉さんにお金出させて、レコードレーベルを作ることに。スモーキーは特別な恩人だね。その二人が楽しそうに当時を振り返るかたちで進んでゆく。
スモーキーとミラクルズでヒット連発。
その背景には黒人がどんなにいい曲を作っても報酬はすずめの涙。それじゃ、自分たちのレコード会社作るしかない。
ブルースは14小節の単調なコードの繰り返し。歌詞もアレと失恋ばかり。当時のデトロイトの組み立て工たちはそれでもブルースを聞いていた。だが、そんなんで満足するベリー・ゴーディではなかった。黒人にも白人にも受ける曲でないと儲からん。歌詞は当然、恋愛もの中心。
やっぱり、強いリーダーが賢くないと組織はだめ。会社の理念と方針についての理路整然とした映像と説明はとても分かり易かったが、ベリー・ゴーディは実際に自動車工場で働いてはいない。
時々、ジェイミー・フォックスが出てきて、当時の黒人差別などについて後押しする(あまり刺さらなかったけど)。
ニール・ヤングも時々出てきて解説。畑違いだし、レーベルも違うけど、唯一の白人の出演者だった。インディアン(先住民)の味方なのは知っていたが、黒人ミュージシャンからも信頼される音楽界のドンなのだろう。反骨のロッカーだし。まあ、プロレスでいえばベリーに味方してくれるレフェリー役かもね。
あと白人はベリーが雇ったイタリア系の営業部長だけ。マフィアと思わせて、半ば脅しでレコード置かせる話しのくだりが実に愉快。ご本人、ご存命で白髪の老人だった。
その他、スタッフではスプリームスのお作法しつけ役の教育係が印象に残っている。スタッフメインにミュージシャンたちのインタビューや当時の写真、フィルムもたくさん見れて、聴けて大満足。
なかでも、スティービー・ワンダー、マイケル・ジャクソンの少年時代、ジャクソン5でしょう。
マーヴィン・ゲイ、タミー・テレルは早くに亡くなって残念。マーヴィン・ゲイの路線変更のくだりやダイアナ・ロスの社長に対する反抗のくだりも良かった。
メアリー・ウェルズの My Guy に対抗してテンプテーションズの My Girl ができたくだりは二人ともえらく楽しそうでした。うんと儲かったもんね。
デトロイト発のアメリカン・ドリームを堪能。
モータウン・サウンドって、中学生の頃、mourn town sound だと思っていた。年中喪中の町の音楽。ゴスペルがルーツの悲しい黒人の音楽。ちょっと勉強し過ぎだったかな。
モータウンって Motor town (デトロイト)だったんだね。
組織運営の上でためになるんじゃないかな。
当時の空気感が伝わる、貴重な音源や映像が多かったし、内容的に、ただの回顧的なものじゃなくて、興味深いことの連続。
組織運営の上で、大事だと思えることが沢山あった。
うちの社長に観せたい。
本当に魅力的な人物が多く、ベリーとスモーキーの本当に仲良く、楽しそうな掛け合いは、とても素敵だった。
スティービー・ワンダーが若い頃から才能の塊で、神がかっているのは色々と聴いてきたが、当時の映像や証言は鳥肌もの。
マイケルもしかり。
ダイアナ・ロスは気難しいのだな。
品質管理において、率直な意見を出し会えるという環境、もちろん信頼関係が基盤だけど、これで良い物ができないわけがない。
女性も対等であること。
これも無駄なマンスプレイニング野郎がいないということだろう。
自尊心を育てることや、気品を持つような社員教育、素晴らしい。
新しい意見を言える環境、保守的でありつつも、時には折れる会社体制。
色々と目からウロコ。
スプリームスが切り開いてきた、女性黒人アーティストの道や、マーヴィン・ゲイの「Whats going on」に込めた想い(彼の死に全く言及してないところもすごい)。
今の時代だかは必要なメッセージも多く、濃密な時間だった。
夢を見つけて進み続ける
コロナ渦で
もやもやとしていた気持ちを
前に上に上げてもらった気分!
売れるものを作ることは
景気を良くすること
みんなの希望を燃やすこと
明るい未来を作ることにつながる
マイケルジャクソンとスティビーワンダーの
デビュー当時の映像感動
天才ってやっぱり小さな時から天才なんだね
ワクワクした!!
モータウンのメジャーな側面だけを描いたのかもしれないけど、ワクワクして見た。
いい映画っていうのは、いろんな見方ができるのかな。このドキュメンタリー映画は、
二人の少年みたいなおじいちゃんの昔話面白トークであり、
60年代のアメリカの黒人の歴史の一側面でもあり、
生成から隆盛、衰退、分裂の危機に至る組織論でもあり、
ダイバーシティのお手本でもあり、
組織と個人の関係性の変化もテーマであり、
デトロイトの自動車の組み立て工程をスター誕生プロデュースシステムに応用した優れたビジネス理論でもあり、
レコード発売後にも録音し直してでもヒットを異次元なスケールに高めるマーケティング魂のエピソードの積み重なり
でもある。
そんなことより、少年時代のスティービーワンダーやマイケルジャクソンがいかに天才だったかを改めて改めて確認させてもらえて、Marvin GayeのWhat's Going On がどんな背景でどんな風につくられたのかを視覚的に見せてもらえる貴重な時間だった。
キング牧師もマンデラもオバマも出てきちゃうんだから、もうとにかく鉄板だモータウン。
"Motor town"
改めてマイケル・ジャクソンって凄いなぁ、ハーモニカを吹くスティーヴィー・ワンダーの少年時代が格好良い、ニール・ヤングも所属していた驚き!?
マーヴィン・ゲイやThe Temptationsの「My Girl」とか、マーサ&ヴァンデラスの「Heat Wave」をカバーした"スクーターズ"でモータウンに興味を持ったかも。
スモーキー・ロビンソンも引き気味な表情に、何とも愉快なベリー・ゴーディの語りが面白く、ダイアナ・ロスとのお惚気まで、ハイテンションな爺さんで。
人種を問わない裏方の面子、マフィアの件が笑える、アーティストよりもレーベルを作り上げた人々をメインに興味深い反面、歌唱する映像をもっと観たかったり、アーティストそれぞれを深掘りしたくなる消化不良も。
そんなにモータウンが好きな訳ではない事が分かったような、個人的にデトロイトは"Garage Rock"が最高にイカしている"Punk"なバンドが大好きな自分に変わりはない。
誰一人取り残さないSDGs経営のお手本でしょ
社長がビジネスを成功させたいがために、家族のようなスタッフの力を人種、性別関係なく最大限発揮させるマネジメントしてたら、子供だったミュージシャンたちがしっかり自分の価値観を持って、親(社長)を超えちゃったという話がもりだくさん。
ダイアナ・ロスとのすれ違いも、いい話になってるけど、「ドリーム・ガール」を併せて観れば、そんな軽いものじゃなかったはず。
ソ連や東側の若者が隠れてマイケルを聴いたのが、世界が自由を求めて同じ歌を歌った最後なのか。
マーヴィンのWhat's going onのメッセージは、今の時代の課題を乗り越えるためにも必要なのに、世界では国のトップが子供たちが恥ずかしく感じるほどの下品な口喧嘩をして何かやってるふりをしている。
No Stevie, No Lifeの私としては、ゴーディーに感謝して☆5つです。
内容も絵づくりも勿論音楽も最高だった
超メジャーな曲をクリアに、しかも場合によってはトラック分けされて聴けたので、想像以上に感動的だった。
インタビュー中心でこの手の米ドキュメンタリーだと終始褒め殺しのように推移していくとの個人的な勝手な認識なのだが、果たして、これもやはりその部類だったけれど、話の内容となるべく話すだけの映像を避けようとする作り手の信念みたいなものが伝わってきて、そのかい最初から最後までずっと楽しめた気がする。
その上、モータウンの基礎部分をしっりと理解できるし、会議や議論のやりとりの録音まで用いて構成されていて(そんなの残ってるんだ!!という感動とともに)、かなり突っ込んだところまでこのレーベルのことを知ることができて、この映画自体がもはや記念碑的存在になっているような印象。
マイ・ガールとかホワッツ・ゴーイング・オンなど今さらじっくり聴かされても─と全く思わないこの作品の奥深さと質の高さに脱帽です。
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