「みんな、すっごく楽しそう‼」メイキング・オブ・モータウン CBさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな、すっごく楽しそう‼
1959年にデトロイトの1室でレコード会社を始めて、スティービーワンダー、マービンゲイ、シュープリームス、テンプテーションズ、ジャクソン5を輩出。ビートルズの圧倒的な人気の中で、米国の若者たちの新しい音楽として急成長していった 「モータウン」 レーベルのドキュメンタリー。(サウンド・オブ・ヤング・アメリカとまで言われたんだね)
みんな、すっごく楽しそう‼ もちろん曲がのりのりだから、ずっと楽しいわけだが、自分には、「自動車工場で学んだ、『工程ごとに作りこんでいく』 という原理原則を応用したという姿が興味深かった。発掘されたどの歌手も、作曲担当、ダンス担当、マナー担当といった工程を通って行って人気歌手になっていく、その様はなんか楽しかった。
さらに、各歌手とそれをプロモーションする人々のチームが複数あるが、その関係を示す下記の言葉は、なんか、とてもためになった。
「競争しつつ助け合う」、「よいビートを練り上げて、クールに、そしてワオって曲に」、「し烈だが建設的なんだ」、「会議では誰も本音、何を言っても許される」、「白人と黒人が共通点に気づくんだ」、「苦しむな、自ら創造しろ」
ベリーゴーディという人のリーダーシップが、強烈に印象に残る映画でした。堪能。
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