「プロデュース論」メイキング・オブ・モータウン コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
プロデュース論
創設者たちによるレーベルの成功譚を自慢げに並べたわけじゃない。
クリエーターたちが会社を立ち上げ、時代に対してどんな戦略で挑んだのかの、「プロデューサー論」と「組織論」を語ったドキュメンタリー。
物づくりの姿勢や、政治的なメッセージを歌に込めることは、今の時代にも通じて興味深い。
楽しいことばかり描いていたけど、この時期のデトロイトでは、映画『デトロイト』に描かれたような黒人虐待事件や、暴動なども起きていて、決して平和ではなかったことと。
ロスに本部を移してから営業不振になり、多数のミュージシャンが移籍し、買収されたことなどには触れられておらず(知ってるでしょ?的なあしらい)。
といった微妙さは残すものの、面白かった。
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