「物凄い熱量」メイキング・オブ・モータウン Chiharuさんの映画レビュー(感想・評価)
物凄い熱量
たしか高校生の頃、ラジオの深夜放送で流れてきたReach Out I'll Be Thereに痺れた。
そのリズムと熱量に凄い曲を発見してしまった的な、ワクワクした感覚はすぐに思い出せる。たぶんJET STREAMだった気がする。
あの熱量がこのモータウンだったのか!そう確信出来る素晴らしい作品だった。
期待通りのReach Out I'll Be Thereのライブシーンでは、パワフル過ぎて汗だくで歌い踊る熱量に鳥肌が立った!
車を組み立てるが基本となり、ビジネスと才能を同時に確立したエンタメのお手本みたいなモータウン。こんな凄い事になっていたのか!と驚く話しや馴染みのアーティストがぞくぞくと出てくる。
レーベルにとって転機となる、溢れ出す才能達のエピソードも見応えがある。
スプリームスの社会進出の姿は美しすぎるし、マーヴィンゲイの曲の背景には惹きつけられた。
何よりすごいのは、創設者ベリーゴーディーの勢いは健在で、熱量は絶えることなく続いているところだ。
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