グッバイ、リチャード!のレビュー・感想・評価
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デップでも地雷は踏む!『自由に生きる』を間違った洗脳をするな
タマが3つ!タマじゃなくて、腫瘍じゃないか?
余命半年って言われりゃ、普通に生活していられるのは、一ヶ月くらいだと思うし、ましてや肺癌だと、酸素吸入が必要になり、間違い無く残り一ヶ月。
さて、どうする?
『パブで(生)で〇〇〇〇〇した』って。どこかの日本の芸人みたいな事やってる。
見立てた限り、『自暴自棄になって、やけのやんぱちになっている』だけに見えるけど。
『薬漬けになって、病院にがんじがらめになりたくない』って、それが病気に勝つ為の『哲學』って、出鱈目なご都合主義なお話に見える。
『人生とは鳥のさえずりだ』なにキザな事言っているんだ。
それで最後の方になって、弱音を吐き出す。
まぁ、こう言ったお話は色々な話に転用されるが、パロディな話に多い。しかも、R18、つまり、ポル◯だ。
『貴方が透明人間になったら何をやりたいですか?』の答えの様なお話と思うが。どうでしょう?
少なくとも、こんな映画見るんだったら、病院で薬漬けでいいんじゃない♥
余命宣告されたら、後は自由に生きるさ!
余命半年と宣告されたら、間違っても入院したらダメですね。
お酒もマリファナも一夜のアバンチュールもOUTですよ!
離婚や暴力疑惑でズタボロのジョニー・デップさんですが、
その渋さと独特の魅力は健在です。
2018年作のこの映画は91分の洒落た小品です。
金も地位(大学教授)も、美しい妻と娘もあるリチャード(ジョニー・デップ)が、
肺癌で余命半年を宣告されます。
FUCKを10回以上、繰り返しても・・・どすることもCAN・NOT!
した事は、
①自分の授業の生徒の選別・・・ここ面白いのでよく見てね!
②酒を浴びるほど飲む・・・仕事時間もだぜ!
③妻の不倫を許す・・・と言うか、愛はあんのか!!この夫婦!
④娘のレズも、認める。
とことん寛容なリチャードさんです。
ただ、小骨の刺さる表現もチクチクしました。
①妻の浮気は自分の彫刻を売るためでは?
②酒場のリチャードのアバンチュール、避妊はちゃんとしたの?
所々で女性差別的なんですね。
③容姿の冴えない女子学生の発言をさえぎる。
手を挙げてても可愛い女の子を指さす。
実力かも知れないけど、おブスちゃんのリポートの採点はBで、
可愛くて学長の姪のリポートはA・・・ってちょっとムッときましたぜ!!
スカッとしたのは、妻の不倫相手の学長の妻にパーティーで、ディープ・キスを長々としたところかな(笑)
リチャードの本音丸出しの生き様、エグかっこよかったです!!
ラストもフェィド・アウト・・・ところで、あのワンちゃん、どうなるんだろね!!
終わり方だけ
終わり以外ずーっと
ジョークを交えてテンポ良く、
病気や不倫とか、ショッキングなことも
笑い飛ばせるような感じで突き進んでいて
もはや気持ちいいくらいだった。
リチャードの姿にこっちも勇気が湧いたり
スッキリしていたのに
ラストだけ、なんとも気持ちよくないぜ〜!
やめてくれ〜〜
ずーっとそれまで笑えてたけど、
ラストだけ笑えね〜よ〜〜!!
これまでの感じで行くと、最後も救いある
勇気を与えるストーリーに、
いっそしてしまえばよかったのに!
なんと暗い、コメントしづらい、
オススメしづらい映画にしてしまったのさ!
ハッピーエンドにすると、チープになっちゃう感じがしたのかな。
はいはいお決まりのやつね!ってなるのが嫌だったのかな。
私としては、
こんな破天荒なことをやっちゃう人だからこそ、
どんな死に方を選ぶのか、そこにオリジナリティーを見せてほしかった。
自死は、誰でもできる、といえばとても語弊があるけれど
「その選択しちゃったのね」と
なっちゃう気がするんだよな。
現実でも、物語だとしても。
「残念」で、終わらせていいんかい?
せっかく、ジョニーデップ演じるリチャードが
いろいろやっちゃうけど
なんだかんだ憎めない人だよね ってのを
約90分でせっかく築いてきたのに、
その終わり方は、あの役がもったいないって
思っちゃったんだよなあ。
「だよね!」
「リチャードは、そういう死に方するよね!さすがだね!」というのを
見せてほしかったんじゃないかな、私。
ジョニデの演技も良かったからこそ。
こういうジョニデの役もいいね〜と思ってたからこそ。
ラストも「いいね」と言わせて欲しかったのさ。
と、一視聴者の戯言でした。
作り手には作り手の思惑やこだわりがあるのだ。
「余命宣告」を受ける幸せ
冒頭、リチャードが余命半年と告げられる。
リチャードは過去を振り返るでもなく、
(いわゆる余命宣告映画のように)残りの人生を謳歌するでもなく、
「より良くしぬために、より良く生きること」に決めた。
ラストシーンは好みではなかったが、
途中まではとてもよかった。
残念なのは、余命前のリチャードの人柄を特に表す
描写がないため、余命後どのように変わったのか比較ができない。
各エピソードにも、分かりやすく「リチャード最近変わったな」という
シーンがないからよく分からない。
今まで、夫ぽく、父ぽく、教授ぽく”こなしてきた”リチャード”だと
仮定して、”ぽく”生きるのを止めて自分らしく余命を生きる
決意したのは非常に好感が持て、共感できる。
自分らしく死ぬために。
全体的にセリフや行動に皮肉が効いていてとても良かった。
とくに、各章の副題のセンスがとても良かった。
こういうのをユニークでもコメディでもジョークでもなく、
フランス風にエスプリとでもいうのか。とても良かった。
ラスト近くなると、そのエスプリ具合が弱くなり、
皆を諭すように「よりよく自分らしく生きろ」と
感動的に話始める。
そのあたりから映画的につまらなくなってくる。
そしてラストシーン。
T字路に差し掛かり、右へ曲がれば〇〇、
左へ曲がれば××のような場面。
リチャードは道のない直進を選ぶ。
・・・ダサい。
「そしてリチャードは予め用意された道ではなく
自分の道を貫いた」的な?
・・・ダサい。
もっと皮肉を効かせてほしかった。
と、皮肉を言ってみた。
人生の目的ってなんだろうともやもやしてたのでこの映画を見てました。...
人生の目的ってなんだろうともやもやしてたのでこの映画を見てました。
テンポも良く重くなりすぎずちょうどよく見ることができました。何よりジョニーデップの髪型と髭が素敵すぎてそれを眺めるだけでも価値があると思います。
実際この立場になると自分より周りの方が落ち込むんだろうなとか、その姿を見てより自身の死を感じて怖くなるんだろうとか思いながら鑑賞。
自身の余命を知ってからの行動はぶっ飛んでるけど素敵で普段からこう過ごせるといいよな〜でも周りの目とか常識が邪魔して知らずのうちに自制してるんだよなと。
リチャードが言ってたように周りに無関心になれると強いなと思いました。
ラストはラストでとてもかっこよかった。ああいう終わりもいいなと思える作品でした。
良い死を迎えること。
死を宣告されると
自虐的になるか、病院で薬漬けになるか!
しかし
ジョニデは、自分らしく生きることを選んだ。
このテーマの作品を観ると僕は、自分らしく
生きることを決意しますが、熱が冷めると
日常にもどる。人は死ぬのはわかってるが
その日わからないからね。
人ふ産まれた時から死が背中合わせ。
いい死を迎える事が人生の目的だね。
残りの命
余命宣告を受けた男性が残りの人生を自由に生きる物語。それまでの人生は、学校の先生をしていてなんの変哲もない家族のようにみえた。だけど、それは本来見るべきものを見ていようとしてなかっただけに気づかさられる。自分の妻が浮気をしていたり、実の娘がレズビアンだったりと考えるだけでパニックになりそうな気がしました。
でも、それは自分が死ぬ事に比べたらそんな大した事ではないと感じさせられる。
主人公は、そんな事実を知ってからも麻薬をしたり、店の人をナンパをしたりとはちゃめちゃである。
それは、全部が自分が生きていた証として体験しておく事かもしれない。ならばやり残すをしないでおこうと言うメッセージだと思う。
生きるって事は、素直に色んな事を受け入れる事から始まっていく事だと思う。
そしていつしか自分がフィルターをかけて大事な事を忘れて、安易なものに飛びつきやすくなってしまっただろうな。
最後のシーン
車を走らせてつきあたってしまうけど、どちらかを選ばないといけないとなってもそれは自分で新たな道を選ぶ事も出来る。
だから可能性は、捨てないで。
そんなメッセージを感じました。
ジョニーデップ渾身の演技
ジョニーデップが残された命と向き合う文学教授を全身全霊で演じた1作。
冒頭の余命宣告を受けるアップのジョニーデップで完全に引き込まれた。少なすぎる余命に呆然としながら放送禁止用語を吐きまくるリチャードの様子を滑稽になりすぎず訴えられる演技力は彼しか持ち合わせていないと思う。
ジョニーデップだけでなくダニーヒューストンの情に脆く、心からリチャードを想う美しい友情に泣いてしまった。
リチャードが旅立つ時、それぞれの人間との精算、メッセージを伝えることで日頃から腹を割って話すことの重要性が伝わった。
ジョニーデップ渾身の演技、作品の雰囲気、キャラの魅力全て自分好みの作品だった。
これぞ…
ジョニー・デップらしい作品。余命半年を医師から告げられたことで、余生を自分の思うように過ごすことを決めた主人公とその周囲の人たちへの影響を描く。自分らしく生きる=好き勝手生きると同じように描いている気がして、あまり共感できなかった。
存在するだけじゃなく生きるんだ
映画「グッバイ、リチャード!」(ウェイン・ロバーツ監督)から。
突然の余命宣告のパターンで思い出す映画は数多い。
しかし、映画「生きる」(黒澤明監督)を超える作品は、
なかなか見当たらないのも事実。
第1章 言いたいことがある
第2章 正面からぶち当たれ
第3章 俺は本当に死ぬ
第4章 本気を出してきた
第5章 まだ言いたいことがある
第6章 ついに時が来た
珍しい章立ての展開に、少し違和感を感じながら、
妻や子どもが、夫・父親の死に対してて、
意外とあっさりしていて、ちょっぴり焦った。
メモしたフレーズを1つ選ぶとしたら、
「なぜこの人生と言う奇妙なもの中に漂い、
生きようとしないのか。生きないければダメだ。
存在するだけじゃなく生きるんだ。
もがいて失敗して正面からぶち当たれ」かな。
特に「存在するだけじゃなく生きるんだ」は、
60歳を超えた私たちには、ズシリと重く響いた。
でも・・周りに迷惑をかけずに、1日を丁寧に過ごし
存在するだけでもいいじゃないか、と思う私もいる。(汗)
歴史に名を残すほどのこともできないのだから。
サヨウナラの哲学。的な。
行き止まりのT字路。右に行こうが左に向かおうが。その先には、昼までの景色と同じ街があるだけ。サヨウナラの言葉を残して来たのだから、誰にも会わず、誰も追いかけて来ない場所が良い。それでは。突き抜けて進め!みたいな。
ジョニデのギャラだけでも、幾らになるんすか?これ、回収出来んよね。と言うか、ジョニデもギャラをディスカウントしてたりして。脇を固める役者さんも中々に贅沢で、得した気分で地味な顔芸大会を堪能させて頂きました。
リアリティは其方に置いといて。と言っても概念劇と言う程には、意味不明でも無く。笑い有り、ジワる演技も演説も有り。刺さる言葉もありで。
精一杯生きること。死を意識して生を楽しむ。いや、その通りなんですけどね。余寿命の長い若い人達には、なかなか通じないよ、これが。
ゾンビランド・ダブルタップ以来のゾーイ・ドウィッチに萌え。良いヤツやってるダニー・ヒューストンにはタジタジ。いや、マジで彼は何か企んでそうで。一度も姿を見せなかった、でも絶対に居るはずのメイドさんを見たかったかもw
良かった。大人目線でも、好きな物語りでした
ジョニー・デップの魅力溢れる作品
リチャード教授( ジョニー・デップ )の言動は、身勝手なようで本質を突いている台詞も多く、愛娘や妻、教え子と会話する場面など見応えが有りました。
親友ピーターとのやり取りにホロリとさせられました。
脚本をジョニー・デップが気に入り映画化されたとの話にも頷ける、妻と娘を深く愛するナチュラルで人間味溢れるリチャード教授でした。
ナイスミドルで魅力溢れるジョニー・デップの今後の作品も期待しています。
「人生を生きろ!」
映画館での鑑賞
深読みしようと思えば深く読めます
余命宣告されてからの奔放さに、思わず(心の中で)ツッこまずにいられませんでした。
人物や行動について、あまり説明がなされないので、
この人にとってはこれは友情の形なのかな、
なぜ彼女は彼から離れなかったんだろう、
など、見る人の読み取り方ひとつで何通りにも解釈できそうなところがたくさんある印象でした。
(ラストも含めて)
何年も経ってから、ふと見直したくなる作品かもしれません。
けっこうよかった
ジョニー・デップの最近の映画はどれもひどくつまらないものばかりだったので期待しないで見たらけっこうよかった。奥さんとはあんなに仲が悪いのに毎晩同じベッドで寝ているのがすごい。うちは特に仲が悪くないけど別々の部屋で寝ている。そういうものなのだろうか。
末期がんをつらい治療をせずに楽しく過ごすのはどうなのだろう。最近は末期がんでも頑張って治療して長く生きる人が多い。悩ましいところだ。
連れて行く?
わんちゃん連れて行っちゃだめでしょう。
必ず自分が先に逝くんだから。
誰が面倒見るんの。それが気になって感動出来なかった。
演技力なのか魅力なのかいつも引き込まれてしまいます。
そこはさすが。
でも内容は良くある話。
最後、わたしは好き
賛否両論な最後だと思います。
ジョニーだからこその最後の最期の演技、
すごくよかった。
家族の死を直面にして、
旅に出ると言った夫、あるいは父親を
涙は出るけど一切止めない家族に
違和感を感じたのは国の違いなのか?わからないけど
死に直面しているリチャードが
若者に対していつかあなたたちも死ぬんだと
話すシーン、これって大切なことだと思った。
だからこそ、とりあえず一日一日を大切にって。
久々にスッキリした映画です。
フムス追加していいですか?
頑固な背中の痛みから進行した肺癌が見つかり、余命半年と宣告された英文学の教授のジョニー・デップがやたらと fuck, fuck 言いながら、スーツのまま、白鳥のいる池にズブズブ入って、カラダを投げだすシーンから始まります。骨転移、副腎転移もあり、かなり末期ガン。抗がん剤治療を拒否することは選択肢としては悪くはありませんが、痛み止めやドラッグを飲みながら大酒喰らって過ごしてしまう。イラク系の不細工女子(失礼)やホモのがたいのいい男子学生(教授室でマリファナくれて、しゃぶってくれる)など色々な人種の学生も巻き込み、ハチャメチャなジョニー・デップを見るのは面白いのですが、ずっと元気いっぱいで、大半は会話劇ですが、いいセリフもあることはありますけど、やっぱり軽くて、上っ面感がぬぐえません。ファンタジー映画と割りきるしかないか?てなかんじで、真面目に癌での終活のあり方を模索している人へのヒントとなるようなものではありません。疎遠であった家族とも、むしろ相互理解がふかまるのに、愛犬を連れてのあのエンディング。納得いきませんです。年取ったジョニー・デップはなかなか味わいあり、よかったのですが、この映画自体はやっつけ感がものすごかったなぁという印象でした。R15なのは学生を連れて昼間からパブで学外授業(ただの飲み会)で、店員をトイレに連れ込んで、洗面台でバックから強烈ピストンする場面や奥さんが学長といたす場面が前半あるからと思われます。そんな訳で、残念な映画とさせていただきます🙏
奥さん役のローズマリーさんはなかなかエレガントな熟女で、よかったです。
映画の感想は人それぞれだと思いますが、そう感じた人もいるということで・・・・
こんな生き方をしたい。ジョニー独特のユーモアで魅力的な作品に。
まず、この作品はジョニー・デップという主役なくしては成り立たないだろう。
死を間近にした男をあれほど巧く、かつ面白おかしく演じるのは凄く難しいだろう。
ジョニー・デップのキャリアがここに集約していたと言っても過言ではない。
余命宣告を受けたら、自分はこんな最期の瞬間を迎えられるだろうか。
ほとんどの人が無理だろう。
身近な友人に告げたきりで家族には告げず。
それどころか、人生の最期に妻の不貞を、娘の同性愛を知り、
さらにはそれを思う存分許す。
本当に大切な人だから思いのままに生きてほしかったのだろう。
この価値観はなかなか共有できないだろう。
しかも、最期はこの2人に感謝を述べる。
カッコ良すぎる。
本当、身近に死を感じたら、大事な人のすべてを許したい。
リチャードは不器用ながらそれを成しえた。
またリチャードは死を間近にして、これまでの人生にほとんど意義を見出せなかった、
みたいな旨を語っていたが、本当日々の生活を有意義に生きよう!
なんて言ってる人ほど薄っぺらくて、
ほとんどの人間がが、こんなんで良いのかな?
という気持ちで生きてるんだろうな。
だからリチャードのパーティーでのスピーチは凄く感銘を受けた。
もう一つ印象的だったのだが、リチャードが随所随所で
愛犬を撫でていた事。
何でもないことだが、きっと死への不安や恐怖を慰めてくれるのが、
何も語らない愛犬だったのでは、と推測。
だから、最後はあんな感じで終わったのでは。
なかなか良い作品でした。
【”凡庸に屈するな! 迎合するな!” 余命宣告を受けた大学教授の、新たな生き方をコミカル要素を絡めて描く。“素顔”のジョニー・デップは苦み走った格好良い男である事を再認識した作品。】
■印象的なシーン
1.肺癌ステージ4の診断により、余命半年を言い渡された大学文学部教授リチャード(ジョニー・デップ)が妻と娘に夕食時告白しようとする場面。
まさかの妻ヴェロニカからの不倫宣言、しかもお相手は”タマが3つの”下衆な学長・・。
さらに、まさかの愛娘オリヴィアからのレズビアンカミングアウト・・。
-それは、生き方変わるよなあ・・リチャード。きっとまじめに働いてきたから教授にまでなっただろうに・・。可笑しいのだが、かなり同情する。-
2.リチャードの講義が大激変する様
自分の講義を受ける学生を選別するシーン。彼なりの線引きが面白い・・。”公務員何かを目指している奴は・・”
そして、生徒から調達したマリファナを燻らせながら、バーで講義。
気に入ったウェイトレスは”光の速さ”で落とし、トイレで情交・・。
で、学生たちに”帰るぞ!”
-うーむ、イロイロ問題はあるが、ジョニー・デップだから良し!-
更には、妻ヴェロニカが浮気しているアパートにより、フロントガラスに”機能した”と書いた紙を挟んで立ち去る。ークスリと笑える。ー
(夫婦喧嘩の際に、妻から”貴方のは機能するの!”と言われていたのだ・・)
生徒たちとは、学園内の芝生で自由にテーマを与えてマリファナを吸いながら、講義。
―何だか、楽しそうである・・。リチャードも憂いを浮かべながらも、破天荒で自由な振る舞いで生活を送る。親友から心配されても・・。-
3.親友のパーティで少し羽目を外し、妻を寝取られた学長にはドスの効いた声で、
”大学の予算が限られている中、ペニスのような醜悪なオブジェを次々に建てているな・・。その芸術家の夫はこの大学で働いている・・”と脅したり・・(そりゃ、そうだ)
で、学長に”強制的に”招かれたパーティでは、末席に案内されるが、ナミナミと給仕に注がせた赤ワインを片手に、妻、親友に礼を述べた後、滔々と自分の現在の状況を喋る。
ー このシーンが、何だか良かったのである、私には。
”もう、俺には怖いもんはないぜ!残りの人生、自由に生きさせてもらうからな!”
という、リチャードの皆への決別宣言に聞こえたのだ。-
■そして、満天の星空の下、T字路で一度車を止め、不敵な笑いを浮かべながら、”真っすぐに”道なき道”を突き進んでいくラストは、実に印象的であった。
余命宣告を受けた男の生き様としては、私は”是”だと思ったシーンである。
<ジョニー・デップって、矢張り良い役者だなあ・・、と思った作品。
メイクを施しての大作も良いのだが、あの役者として脂の乗った姿、色気ある渋過ぎる表情を大スクリーンで観るとなあ・・。佇まい、低い声のトーンに引き込まれるよ・・。
大作でガッポリ稼いで、今作のような作品で”素の姿”で演じる映画をもっと沢山見せて欲しいです。>
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