「今回が二度目…」ディック・ロングはなぜ死んだのか? ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
今回が二度目…
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女警官の台詞で思わず吹き出した。風変わりという一言で表せない、下らないのだけど、何とも言えない余韻を残す不思議な映画だった。思わず見返し、そうか3人とも馬小屋に入ってったわと。君と会う前から、俺とアールはコメットと…だから君は関係ない、愛してるって、どんなシチュエーションなんだ。結婚してもだめなんだと言われた妻の心境は如何に。子供は賢く、正直に真実をつく。しかし、己のため、百歩譲って、親友ディックの名誉のため、という考えを捨て、真実を初めから告げれば、いや、息があるうちに病院に担ぎ込めば、罪は免れただろう。助かったかもしれないし。しかし、家庭崩壊は免れなかったかもしれない。ディックの妻は夫が死なれ、よりにも寄って死因がそれじゃいたたまれない。人に言うことも憚られるし、消化できない。きちんと料理を作っていれば、事件は起きなかった。いやいや、そんな夫は要らないと思う方が賢明かも。アールの彼女も知らないのが不幸だが、この先3人どうするんだろう。と色々考えてしまう摩訶不思議な映画。嘘に嘘を重ねて、ドツボにハマっていく様が何とも良い。途中から好転してくれと思ってしまう自分がいた。あまりにもダメンズ達だが、その、ダメさ加減、友情?が微笑ましくも感じ、妻や娘には同情した。女警官達も良い味を出しており、人間は計り知れないという一言に尽きた。
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モアイさんのコメント
2024年7月20日
KEIさんこんにちは。
まさかこの映画をレビューされていたとは…。
映画を見終えたあとの、あの置き場所に困る感情がよみがえりました。
やっぱり名作だったのか?と少し不安になってきました。