「黒人差別は黒人の力では解消できない問題だと示した衝撃作なのです!」ルース・エドガー アサシンⅡさんの映画レビュー(感想・評価)
黒人差別は黒人の力では解消できない問題だと示した衝撃作なのです!
観たらもやもやするでしょう、それは特殊な設定の中で生活する人々の物語だから。
黒人の地位向上を目指して黒人生徒の魔女狩りをして黒人生徒の質向上をしようとするデブ黒人女教師。
オバマの再来と賞賛される優等生黒人生徒は仲間を護るために、デブ黒人教師の罠にわざとかかり、逆に陥れることに成功する。
二人の行動は、黒人差別の解消には寄与することがない、ある意味、凄い能力と行動力がありながら、なにも好転しない、それは主人公の最後の表情に表れている。
でも、少し光明があるとしたら、ナオミワッツの存在、黒人を養子にして育て、良心と尊厳について親子で共有しようとする姿に感動しました。
私たちも、この差別を、黒人だけ、アメリカだけの問題だと考えないで、意識して、行動する責任があると、そう、思います。
今だからこそ、アメリカの不当な人種差別に反発して、何かを変えることが必要だと実感した、映画でした。
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