ザ・ターニング
解説
ヘンリー・ジェームズの古典怪奇小説「ねじの回転」を原作に、不気味な兄妹が暮らす屋敷で悪夢のような出来事に襲われる家庭教師を描いたスリラー。メイン州の田舎に建つ屋敷。ケイトは住み込みの家庭教師として雇われ、両親と死別した兄妹と一緒に暮らすことに。兄妹はどこか近寄りがたい雰囲気を漂わせていた。やがてケイトは屋敷内で不可解な現象に襲われるようになり、精神的に追い詰められていく。兄妹を「IT イット」シリーズのフィン・ウルフハードと「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」のブルックリン・プリンス、ケイトを「ターミネーター ニュー・フェイト」のマッケンジー・デイビスが演じる。「死霊館」のチャド・ヘイズ&ケイリー・W・ヘイズが脚本を手がけ、「ランナウェイズ」のフローリア・シジスモンディがメガホンをとった。
2020年製作/95分/アメリカ
原題:The Turning
スタッフ・キャスト
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2022年1月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
結局なんだったの最後。
先生が変なの?
母が変なの?
屋敷は妄想?
精神的な映画ならもっと最後くらい分かりやすくお願いします(-.-)
ホラー大好き私!期待したのに!原作ご存じな方はある程度理解できたのかな?何の情報も無しでみた私には訳のわかるない脚本!何が言いたいのか全然分かりません!精神の病がある母親がこの絵があなたを見守ってくれるっていう伏線はなんですか?とにかく超訳のわからない映画でした!
「ねじの回転」が原作らしいが、雰囲気だけ作り上げたはいいけどそれに頼って終始した印象。怖がらせるシーンも、お化け屋敷的びっくりか、夢オチばかりで飽きる。子役ふたりが良い意味で不気味さを出していたのに、不発で残念すぎ。
2021年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
時代は90年代。まだスマホなどはあまりなかった時代。
ケイト(マッケンジー・デイヴィス)は、田舎の古い屋敷の住み込み家庭教師として雇われる。
都会で十数人の子どもを相手にするよりは・・・という安易な思いからだった。
屋敷には家政婦と幼い娘フローラ(ブルックリン・プリンス)がいるだけ。
フローラの兄マイルズは学校の寄宿舎で暮らしているという。
ふたりの両親は事故死し、その後、何人か家庭教師を雇ったが長続きしなかった・・・
というところからはじまる物語で、典型的なゴシックホラーの雰囲気。
しかし、程なくしてケイトは、妖しい男女の睦事の声を聞くようになる。
交わされた内容から男の名はクイント、女の名はジェスル。
妖しい声を聞いたその真夜中、フローラの兄マイルズ(フィン・ウォルフハード)が突然、寄宿舎から舞い戻ってくる。
そして、クイントとは死んだ馬丁の名、ジェスルとは突然姿を消した前任の家庭教師の名だということが判明する・・・
ということがわかると、なぜ男女ふたりの幽霊が屋敷に取りついているのか、興味はそこいらあたりに移っていくが、映画はどうにもこうにもまだるっこしい。
ま、ヘンリー・ジェイムズの原作小説「ねじの回転」では、幽霊が実在するのか、それともケイトの妄想なのかは明確になっておらず、映画もその「曖昧さ」を表現しようとしたらしく(同時収録の監督のインタビューからわかる)、ケイトの母親が精神疾患で長らく入院したままになっていることが途中で描かれる。
しかしながら映画としては、「曖昧さ」というよりも「中途半端」になってしまった感がありあり。
個人的には、「ねじの回転」の前日譚として創作された映画『妖精たちの森』のエピソード(クイントとジェスルの幽霊の原因は子どもたち)を挿入して、「わかりやすい幽霊物語」にした方が良かったのではないかしらん、と思いました。
マッケンジー・デイヴィスは『ターミネーター:ニュー・フェイト』の闘うヒロイン・グレース役の女優さんですが、大幅なイメージチェンジ。ただし、今回は大幅魅力減でした。
なお、「ねじの回転」の他の映画化作品には
1961年 『回転』 ジャック・クレイトン監督 デボラ・カー主演
1971年 『妖精たちの森』(前日譚) マイケル・ウィナー監督 マーロン・ブランド主演
1992年 『ホワイト・ナイトメア』 ラスティ・レモランデ監督 パッツィ・ケンジット主演
2009年 『回転』(BBCテレビムーヴィ) ティム・ファイウェル監督 ミシェル・ドッカリー主演
があります。