「診断の手がかりは行動様式だけなのさ」43年後のアイ・ラヴ・ユー shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
診断の手がかりは行動様式だけなのさ
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映画「43年後のアイ・ラヴ・ユー」(マルティン・ロセテ監督)から。
「昔の恋人がアルツハイマーのため介護施設に入ったことを知り、
自身もアルツハイマーのフリをして同じ施設に入居する」
映画だから、主人公は演劇評論家と大女優だったりするが、
私たち小市民でも、あり得る話だな・・とメモをした。
どうやら「アルツハイマー病」って、数値化できないようだ。
冒頭、友人にこの作戦を告げる時、こんな会話をする。
「顕微鏡とかスキャンでも診断はできない、死後に初めて確定する。
つまり診断の手がかりは行動様式だけなのさ」
「だからどうした?」「鈍い奴だな、バレないってことさ!」
「脳とか神経の回路でも?」・・と。
医者が病気として診断するのだから、何かしらの基準があるはず、
そう思っていた私は、完全に裏をかかれた気がする。(汗)
予告編では、インパクトのある言葉が私を引きつけた。
「今日から俺はボケ老人になる」
ボケ(もの忘れ)と認知症(痴呆症)、そしてアルツハイマーは、
別の病気のはずなんだけどなぁ・・と苦笑い。
そうか・・「診断の手がかりは行動様式だけ」なるほど・・。
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