「シリーズ9作目と言うことだが初見だったので、人間関係の理解に苦しん...」ワイルド・スピード ジェットブレイク panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ9作目と言うことだが初見だったので、人間関係の理解に苦しん...
シリーズ9作目と言うことだが初見だったので、人間関係の理解に苦しんだ。
ハン・ルーが現れた。アジア系の顔をしている。俳優はサンカンと言って韓国系アメリカ人との事。どうやら前シリーズで死んだと思われていたが、実は生きていたって話だが初見の人からすると、その登場に対する価値が分からなかった。
また、ドミニクとジェイコブの若い頃と現在の姿にギャップがあり過ぎて、同一人物であることを理解するのに時間がかかった。
ドミニクの家庭環境も複雑みたいで、幼い子供と妻と3人で生活してるが、子供の実の母親は他界している。夫婦生活を偽装してるようなセリフがあったから、何かの組織に所属しているドミニクと女性が世間を騙すための振る舞いかと思っていたら、後半の方でキスしたりして、あれ?っと思ったら結婚しているそうだ。
最後、ジェイコブが過去を捨て正義を取り戻したが、その時に近寄ってきた女性がどういう関係なのかよく分からない。
敵側の女性リーダーもなんなのかよく分からなかった。最初は透明な板で四方を囲まれた場所の内側にいて、囚われた身なのかと思いきや、最後の方で敵側のリーダーのオットーに指示を出す立場に変わっていた。
とにかくシリーズを見ていない初見者には人物の背景までは理解できないと思う。
では、つまらないかと言うとそうでも無い。
お金を沢山投資したんだろうなと思えるほどに、アクションシーンが沢山ある。
最初のレース事故のシーンから凄い迫力だ。
飛行機墜落地点にドミニク達は行くんだけど、そこで軍隊に襲われる。この軍の兵士達の銃弾がドミニク達に全く当たらない。下手くそ過ぎるでしょ笑。ローマン・ピアースは兵士に囲まれるも無傷で返り討ちをしてしまう。どうやら強運キャラみたいだ。岩と岩の間の細い細い隙間に車が挟まって真下には地雷がある状況でも、無事に助かってしまった。
軍からの逃走で、ドミニク達は地雷原を走り抜ける。地雷を踏んでも爆発の影響を受けないためには、時速130キロを出さないといけない。瞬時に計算してしまったテズ・パーカーを見て、凄いなと思った。計算得意キャラのようだ。
軍から逃走していくと断崖絶壁に辿り着く。向こう岸まで吊り橋がある。そこを車で走り抜けた笑。ジェイコブなんて海に向かって車ごとダイブして、それを味方の飛行機がキャッチして去っていってしまった。
ここまででもまだ開始30分程度だが、退屈せずに見れるだろう。
カーアクションは沢山あるんだけれど、途中の中弛みはしんどかった。145分と上映時間は長いので、もう少しコンパクトに纏めても良いのかなと思った。
エンドロール開始で席を立つ人達がいたが、折角だから最後まで見ても良いかなと思う。と言うのは少しだけ話が続くからだ。
カーアクションは素晴らしいのではないでしょうか。どれだけ車を破壊してるんだろう。
あと、宇宙に行ったり、運転激うまのおばあちゃんが出たり、運転免許ない人が暴走したりと面白い要素が沢山あったので、力まずに楽しむための映画を望むなら、まぁまぁ楽しめるのではないでしょうか。