劇場公開日 2020年6月20日

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はちどり(2018)のレビュー・感想・評価

全135件中、21~40件目を表示

4.0何気ない日常だったりするが

2021年9月20日
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14歳の少女が経験する日常。
友人に裏切り、兄の暴力、大人のいい加減さ、大切な人を亡くす、手術・・・。
若い頃は世の中不条理なことばかりに感じる年代。
そんな年代の視点を上手に演じてた役者と、作り上げた監督の力が光る作品だと思った。

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SelfishCat

1.5淡々と…

2021年9月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

3.5少女は静かに大人になった

2021年9月15日
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ニョロ

3.0美しい世界

2021年9月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いまはそう思えない、そう思える日が来ることすら想像も出来ないかもしれない。
けど美しいと思える世界は、きっと来るに違いない。
多感な時期を過ごす心の葛藤が要所要所に散りばめられた作品だと思う。

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上みちる

3.0思春期の少女

2021年9月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

多感な中学生の心境と韓国家庭が見事に描かれていました。ストーリーに抑揚がなくハードルを上げて観てしまうと面白くはありませんでした。

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tuna

4.0思春期の歯痒さを思い出す

2021年9月9日
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【はちどり】 2018 韓米合作

時代背景がソウルオリンピック前、民主化されて間もない混乱の時代。経済が飛躍的に伸びて建設ラッシュ… 人々はどこかせわしない。どの国もこんな時代があったような…

14歳といえば、まっすぐで傷つきやすく、大人への不信感が爆発してたかも。ウニの気持ちがすごくわかる。
うちも父が封建的で、時々「親に向かってその態度はなんだ」とビンタされてたから。
でも、ムカつく父でも、ふとした時に優しいところもあったし、ウニ達と同じように、よく一緒に食卓を囲んだ。喧嘩したり揉めても、一緒に夕飯を食べた。今思えばあれが良かった。あれが全くない家だったら、グレてたかもしれないと思う。
世の中は矛盾だらけ。理不尽だらけ。
周りがみんな敵に見えるような思春期。

ウニが可愛い。みずみずしいとはこのこと。
(なんでこんな自然な演技なの??日本にはいない)

さすが女性監督、目線が優しく、メッセージがジワジワくる。

ヨンジ先生との出会いが大きかったですね。
人は、誰に出逢うかで運命が大きく変わることがありますね。
ただ話を聞いてくれるだけでもいい、ちゃんと目を見て、一人前に扱ってくれるだけでいい。
ウニの心の拠り所になっていた素敵なヨンジ先生。
私も誰かのヨンジ先生になれたらいいなとも思った。

【人生は不思議で美しい】
【人と出逢い、何かを分かち合う事は素晴らしい】

ヨンジ先生、ありがとう

ウニの人生のほんの通過点ではあるけれど、私たちにもたくさんのことを示唆してくれる映画。

パラサイトが「動」なら、これは「静」
韓国映画の奥行きを見ました。

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Mariko

4.0頑張れ、ウニ

2021年9月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ウニ(パク・ジフ)は中2の女の子、姉と兄がいて、家はお餅屋をしている。
家族の折り合いが悪く、友だちともしっくりこない。
そんな時、塾の女性の先生(キム・セビョク)と知り合い、とても慕うようになる。
皆んなとても普通で、どんな家庭にも起こりそうな話だが、ウニの心の動きが切実で感動してしまう。

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いやよセブン

4.0思春期

2021年9月5日
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自分も経験した様な事が、丁寧に描かれている。
ウニ役の少女の演技が素晴らしく、また淡々と大袈裟に演出せず見応えある作品。

先生の母から、告白されたシーンも彼女の凄さを感じた。

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ken

3.5トリックスター

2021年8月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

ぼーっと階段を上がっていると、たまに階を間違えることがあるので、冒頭笑ってしまった。
父ちゃんも兄ちゃんも泣くシーンまでは、どこか虚勢をはっていたように見える。
「不良」に憧れる時期ってあるよね。
あの彼氏はやめときなさい。
漢詩は個別に習いにいくくらい重要なんだね。

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なお

4.0はちどりの羽ばたき

2021年5月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

幸せ

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近大

4.0噛めば噛むほど

2021年5月9日
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見おわってぼやっとした印象が残る。腑におちない部分やシーンが引っかかる。もう一度観ると、何気なく見送ってた演技・演出にハッとさせられる。まだまだおかわりできる。
知人能幾人。他人も家族も分かり得ぬ。それでも進め、中学生。

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Kj

3.5少女の世界

2021年4月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

殺人や陰謀が描かれる訳でなく、少女の日常に起こる小さな出来事が描かれ、「どういうこと?」ってその理由が示されずに流れる出来事もあるので、何が面白いのか?って思う人もいると思います。主人公パク・ジフの演技、視線が素晴らしく、その年代の実物大の女子の感情がみずみずしく描かれているところが素晴らしいと思いました。

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Misty

3.0やりたい流れは分かるんだけどね。

2021年4月22日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

団地に住み、父と母は自営業、兄や姉が居て、ボーイフレンドもいる。そんなウニは14歳。
思春期な彼女が中心で、家族、友人、漢文塾の先生との交流と日常を描く。

自分に照らし合わせれば、団地に住んだ事無いし、変な涙を見せる父でも無かったし、そっけない母でも無かったし、人にケチをつける兄でも無かったし、事前悪人探しの先生もいなかったし、万引きもしたことないし、友人は変な裏切りせんかったし、周りの事なんか鵜呑みにして問い詰める家族では無かったし、なんかストーリーについていけなかったのが正直な感想である。

韓国映画は観るけど、個人的に韓国の生活文化に興味が無いのも、この映画を楽しめない理由の一つ。

一流大学に入らないと人生終わりの様な受験戦争。
1990年急激に経済成長した韓国経済。
そんな中でも色濃く残る家父長制。
そんな韓国社会をもう少し描いてくれれば、前のめりで観る気が出たかも。

この映画で描かれる子供と大人の中間的「中二病」世界。理不尽が付いてまわるこの世界。
いつの間にかも多いその世界。

韓国らしいクセがある。実際にあった事故もそう。
それに繋げたラストもそう。
クセが強すぎて自然な感じが無く、表現的にわざとらしく感じる部分も。(全体的に自然な感じなだけに)

映画的にその世界をこの可愛らしい彼女にて映し出すのは功を奏しているとは思うけど、もっと漢文塾の先生との繋がりが観たかったな。
私がついていけなかった世界観が狭くなってでも。
心の交流も唱えているのだから。

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巫女雷男

5.0「90年代韓国の孤独と素晴らしい撮影が一体になった傑作」

2021年3月1日
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鑑賞方法:映画館

1994年ソウルの団地に住む中学生ウニの物語で、全編が彼女の視線から見た日々を丹念に綴っている。

多くの方々が指摘している事ではあるが、当時の女性や女子への抑圧的な世間と家族との関わりが描かれており共感するところや自分の性別ゆえに気づかなかったところを炙り出してくる。

そんな抑圧されたウニの姿を、デビュー作とは思えない洗練された語りと抜群のカメラワークで丁寧に映像を重ねて見せてくるキム・ボラ監督の手腕に驚かされる。

同じ場所でも時間の経過やウニの心情により明らかに見え方が変わってゆく様がわかる。
出会いや別れを経験することによって狭かった世界が広がるようにカメラ位置が少し後ろに引いたりしている。

彼女が通う塾の教室や階段での微妙な広がりを感じさせる変化には唸らされる。

特に塾の階段で、ヨンジ先生と心通じる場面の窓外にある木の揺らめきと廃ビルのような階段までもがドラマチックに魅せるカットや数回通る公園や通学路の朝昼の煌きと夜の冷えた表情と静さの対比。

家の近くで目にする心あらずな様で彷徨う母親の姿を、陽光の中の不穏な雰囲気で映像に予感せる描写など。(ただしこの場面は特に後の伏線の様な感じでは無い)

ウニが通う診療所の3回のカメラワークの変化なども以外性と広がりを感じさせる。

ただ、カメラアングルの変化よって一見すると違う場所にも見えて混乱を招く事もあるところを、とても上手くまとめている。もちろん観客にも集中力が必要だが。

主役のパク・ジフの演技や脇の俳優陣も素晴らしいが、個人的にはヨンジ先生役のキム・セビョクの質素だが芯のある美しい佇まいがとても素晴らしい。

70年代の日本でも見かけた少しはすっぱな雰囲気と知性を持つヨンジ先生は、裕福な家庭に育ち大学で学生運動をしていてドロップアウトした人なのだろうか、何処か世捨て人じみているが、その優しくウニを精神的に導くメンターにも見える。

ネタバレあり

後半では韓国では有名な事件のソンス大橋崩落が起こり、それまで小さなウニの視線が大きく広がり、この悲劇を姉兄や家族と見届ける。
抑圧された影響で、歪みの様な腫瘍まで背負った彼女は、大切な人を失いながらも、立ち上がったように日常に戻る姿で深い余韻を残して映画は終わる。

商業映画デビュー作にしてこの完成度は驚異的で、キム・ボラ監督の次回作に期待が持てる。

もちろん後輩女子の変化や母親の不安な姿など伏線回収的な部分がないので、気になる人もいると思いますが、少女の目線で見て理由は、観客に委ねるのもアリだと思う。

近年の傑作揃いの韓国映画の中でもかなりの上位に値する傑作だと思うが、それでも受けて手には、若干のリテラシー(またです)は必要だと感じるところがあり、性別や世代によってはこの映画の示す事柄が飲み込めないのではとの危惧もある。

もちろん自分も分かった気になっているところはあるはず。映画自体も静かでいわゆる強烈な展開が少なくて、淡々しているので、持て余してしまう事も。

そして問題なのは、この映画は2018年10月に韓国で公開されたのに、日本公開が2020年6月とこれほどの作品が2年も上映されなかった事だと思う。

ちなみに94年の日本でも、ソンス大橋崩落はニュースで報道されていて、自分も記憶に残っているが、そのすぐ後に起きた韓国の三豊百貨店崩壊の甚太な被害によりこの映画を観るまでほとんど忘れていた。(もっとも当時の自分は車とバイクと洋画にしか興味ないアホでした)

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ミラーズ

2.0退屈だが散漫

2021年2月7日
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この長尺にして物語が少ないと鑑賞中は退屈し、鑑賞後の印象は散漫、という凡作。
自然光の中で上品な痛みの描出に序盤期待したが。
尤もらしいが。

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きねまっきい

4.0・教育実習のときの生徒と、自分の中学時代が被って、感情が揺さぶられ...

2021年1月4日
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・教育実習のときの生徒と、自分の中学時代が被って、感情が揺さぶられた
・全員が全員、苦しんでいた。みなハチドリ。それに気づいた主人公
・伏線の置き方のさりげなさ、演出の少なさが文学的で良かった
・全体を通して笑顔が少ない
・音楽がいい
・リアルな息遣い、肌の質感

「わたしのしこりはどこにいってしまったの」

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とも

4.014歳の目に写るもの。

2021年1月3日
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だいず

5.0小さな社会と大きい世界

2020年11月23日
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鑑賞方法:映画館

エピソードのほとんどが、友達と喧嘩したの恋人に女がいたのという
他人からしたらとるに足らない出来事だ。
ところが、終盤そういったとるに足らない出来事の積み重ねと
大きな社会的な出来事との対比が素晴らしかった。
ちょうど『この世界の片隅に』では絵が好きなすずさんの日常を描きながら
大きなうねりに否応なく巻き込まれていったようにダイナミックさと押しつけがましくなさ。
全てが行き届いていたと思います。

とるに足らない出来事も思春期の煌めきだけではなく重々しさ息苦しさもあり「あぁ自分もこんな不安定で多感な時代があったなぁ」という共感も大きいです。

個人的にはウニが“漫画を描くのが好き”なら
ちょろっとイラストを描く描写ではなく漫画を描いてる場面があっていいかとも思ったけど
監督のインタビューを読むとかなり削ったそうですし、
そこはまぁ素晴らしい映画の中では些細なことです。

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お人好し

2.0つまらなくはないが長い…

2020年11月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

実話ベースの、時間をたっぷりゆったり使った決して楽しくは無い青春ドラマ。

韓国人にとっては、この映画で懐かしい過去の出来事が空気感と共に蘇ることだろうが、それ以外の国の人には実話なのかフィクションなのかよく分からない話が続くことだろう。

つまらなくはない。ただ、もっと短くできなかったのかと思う。

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死亡遊戯

2.51990年代の韓国の時代背景と思春期の葛藤が分からないと楽しめない作品。

2020年10月12日
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冗長で説明不足な感じで何をこの作品で伝えたいのかって思う内容だという印象。ラストも「主人公は何を思ってるんだろう?」っていう疑問を浮かべながらエンドロールを眺めていた。
個人的に微妙だったけど、おそらく説明不足な所はこの作品の良さと捉えるべきなのかなって思った。逆に良かった点として個人的に感じたのは、一貫して主人公の主観的な視点で物語が語られること。だからこそ、この人は今何を考えてるの?って場面が多発する。邦画は時に説明し過ぎる節があると感じるのでこのぐらいが案外良いのかも。あと、一貫して閉塞感がある映像はとても良かった。進学校、集合住宅、ギクシャクした家族関係、とても主人公の窮屈さや鬱屈してしまう感じが伝わった。でも、流石に長いかも。このぐらい長尺だと展開を期待してしまうよ。音楽はマイナスかも。
タイトルはここのレビュー読んで、思った感想。

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にゃん