裏アカのレビュー・感想・評価
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流行りのSNSダークサイド物語…
Twitter裏アカウントの際どい投稿に対するフォロワー達の反応に、承認欲求の闇に飲み込まれてしまう女性が主人公で、「SNSのダークサイド」をテーマにしている最近の〝流行り物〟と言えそうな作品。
企画段階でTSUTAYAのコンテスト準グランプリを獲得したらしいんだけど、何でこんな仕上がりになっちゃったの?
登場人物全てが薄味で何の深みもなく、特に「物語のカギを握ってそうな雰囲気を醸しつつ、結局最後まで何のことやらさっぱりワケワカメ」な〝ゆーと〟なる準主役は何だったの?
主人公・真知子を演じた瀧内公美さんの好演だけが救いだけど、脱がされ・犯され・嘔吐までさせられて、身体張った損みたいな作品だったな…
いろいろな映画があるのだなあ…
うーん…。
真知子は、そんなに壊れるくらい、苦しんでいたのね。最初から、ずっと見ていたのに、わかってあげられなくて、ごめんなさい。
ゆーとなんかの、どこがそんなにいいのかしら💧ゆーとも、そんなに深い闇を抱えているようには見えず、ただ単に、女好きのエッチで軽薄な奴にしか、見えませんでした💦
こんなにエロ方面にいかず、もっと、深く掘り下げて欲しかった。それとも、裏アカをしている人たちは、みんな、あんな感じなのでしょうか?
チラシを見たときは、すごく面白そう、と、ワクワクしたのに😓
最後に流れる音楽は、かっこよかったです。
完全に風向きの悪い作品、ツタヤもこういう時だってあるよね
なんだか諸々不遇な作品。賞の獲得が6年前、製作委員会が2年前では年季も入ってしまう。
シナリオが想像の範疇に収まり、役者の体当たりだけが響く。『裏アカ』と言っている以上、起こることは容易に想像がつき、これと言った大きな特徴も無く終わった印象。ただ、6年前のSNSと今のSNSは当然異なるわけで、そのスピードが早すぎて、題材にした事自体がビハインドだったのだと思う。
また、瀧内公美のこういう場面での需要が高いのも容易であんまり好意的に思えない。彼女自身が求められているからこそ出来る芝居ではあるのだけど、それをさせることが簡単だと思っている気がして寒い。彼女が放つ内なる闇や意味ありげな表情は、脱がずとも見える。だから何だかありきたりに終わったようにも取れる。
ツタヤのプロジェクトもなかなか良作揃いで、正直年々ハードルは上がっていると思う。今回のような作品は、どこに特異な気質を感じたのか教えてほしいところ。映画で今を読む難しさが伺える。
エッ!誰に見せたい映画なの?
SNSが、社会に浸透しきった今、この脚本、で映画ありですか?
設定も、展開も、結末も・・・。
しいてあげるとしたら
日本人的SNSは、発信側も受け手も
あれこれ語らない、寡黙。
会話の間を読む、想像するんだなぁー、と。
欧米や中国などは、ガンガンメッセージを発信しまくるのに、日本は、ボソボソ、なんだ。
と、いう感じをうまく表現してた。
作中で、主人公のセリフがないまま、スクリーンでは、スマホ画面の言葉少ない会話で進んでいくシーンは、自然でいい。
どちらにしても、
この作品は、誰に向けた映画なのか?
そもそも、無いのかも・・です。
【賞味期限と、生きている実感と】
真知子が感じる、世の中の女性に対する「賞味期限」のようなものが、ゆーとが言う「生きている実感のなさ」をいずれは自分も感じるのだと、切迫感のようなものに繋がったのではないのか。
だが、ゆーとの「生きている実感のなさ」は、似た者同士が共感しあう程度で軽減されたり、解消されるようなものではなく、真知子のゆーとや周囲との距離は更に広がり、孤独は深まっていく。
ゆーとは、無機質に様々ものを切り捨て、省みることなどない僕達の社会のメタファーだ。
そして、真知子の裏アカでの行為はより大胆になっていく。
真知子は何と関わろうとしていたのか、どこに自分自身を引き留めようとしていたのか。
生きている実感とは何だろうか。
自分とは異なる市井の人々を知ることなのだろうか。
ひたすら走り、吐くことで実感するのだろうか。
様々なヒントはあるだろう。
でも、答えなどない。
それが答えだ。
皆がひとり一人考え、仮に孤独であっても見出さないとだめなのだ。
作品としては、コンセプトは良いのだけれど、もう少しストーリーや展開に工夫が必要な気がするのと、演出がなんかいまいちのように感じた。
あれでは、瀧内久美さん、神尾楓珠さんが可哀想だと思う。
残念賞。
ヒロインを粗末に扱いすぎる
タイトルの「裏アカ」から連想していた通り、ネット弱者がSNSで自身を晒すような投稿をして、悪意のある人間からリアルの世界で痛めつけられる作品である。SNSに投稿することは世界中に大声でさけぶのと一緒であることに気付かないからこういうことになる。あるいは自分が窮地に陥るかもしれないスリルを、どこかで楽しんでいるのかもしれない。
アパレル業界に疎いのでリアル店舗の店長がどれだけの社会的評価を受けているのか定かでないが、人材募集の会社によると三十代の女性は一番人気で初任給も高いらしい。中学生や高校生のときに二十一世紀を迎えた世代であり、パソコンやネットのスキルが高く、しかも現実的な物の見方が出来るとのことだ。
本作品の主人公伊藤真知子はまさにその世代だが、会議での発言に見られるように精神年齢が幼い。アパレルのテーマが「本当の自分とは」というのが笑える。この台詞を言ったときの瀧内公美の演技がとてつもなく下手で、よく監督がOKを出したものだと思った。それ以外のシーンは、精神年齢が幼いまま三十代になってしまった女性の葛藤と迂闊さを上手く演じていただけにちょっと残念だ。
セックスで精神的に満たされるためには互いの信頼関係の他に、互いに尊敬できる何かが必要だ。行きずりのセックスで得られるものはいっときのオルガスムスしかない。会いたいと思う気持ちが恋で、恋のゴールがセックスで、その後共に暮らすためには体の相性の他に忍耐力がいる。忍耐力のもとになるのは相手に対する尊敬だ。尊敬できる人だから我慢できる。尊敬がなくなったら愛は終わるのだ。
とてもわかりやすい図式である。学校で教えたいくらいであるが、既に財津和夫がチューリップ時代に作った「青春の影」の歌詞で歌っている。
♬恋の喜びは愛の厳しさへのかけはしにすぎない♬
いまどきの女性はとうの昔にこんなことは知っていると思っている。誰も満たされないままに生きていくのだ。本当の自分などない。いま生きている自分が存在するだけだ。
本作品は昭和以前のノリである。ヒロインを粗末に扱いすぎる。おまけに展開は遅いし無駄なアップは多いしで、全体としてのテンポの悪さに呆れた。ラストは殆ど中二病である。この作品を製作した動機が理解できなかった。
アカ(ンわ、この映画)。
「私を見て見て病」
の主人公には辟易としました。
こいつはいつまでたっても、おひとりさまから抜け出せないだろうな・・と個人的に思います。
絶望的に人間をわかってない。
世の中をわかってない。
う〜ん、何だかなぁ(ノ_<)
テーマは時代性有り、だが、中身は陳腐そのもの。何を訴えたいのか、全く理解出来ません。先週見た「奥様は取り扱い注意」に比べたら、
料金、半分は返して欲しい満足度です。
お勧めしません。
ゆーとをあと1ミリでも魅力的に描いてほしかった。
映像も音楽も素敵
問題提起もあり
真知子の弱さ、
心の葛藤、、、
ゆーととの出逢いのシーンも素敵だった
ただ
なぜ、真知子がゆーとに
もう一度逢いたいと思うほど
ゆーとではなければいけなかったのか?
どこにも見つけられず
空っぽになってしまったゆーと、
ゆーとの中にも
何処に生きる意味をみつけたいという
一点の光があるはずで
その光に真知子は知らず知らずに
惹かれるのではと思います。
ゆーとをもう1ミリでも魅力ある人物として
描いて欲しかった。
真知子がもう一度逢いたいと思う
気持ちがどこにも見つけられなかった。
ゆーとの
現代社会にこの空虚感は一番の問題提起でもある
と感じた。
なんでも望めば手に入る
携帯でsnsで繋がってると思う感覚
人を大事するという事の大切さも
忘れてしまい
愛も忘れてしまい
自分自身が存在する意味を見つけられない
ゆーと自身も光を見つけられないでいる
でも必ず、誰の中にも唯一の光があるはずで
それが生きる希望となる
真知子がゆーとに見つけた光があるから
machi はこっち側だろという
インパクトのある言葉が深くなり
Machiの涙が心を刺す
パーティシーンでの
ゆーとの鋭い目が
(ゆーともどこかで気づいた)
より生き生きと伝わってきたのではないかと
思いました。
真知子の中の光
ゆーとの中の光が
それぞれが自分の中の光に気づき
新しい一歩を踏み出して欲しいと思いました。
瀧内公美さんの演技圧巻でした。
ゆーととの心が埋まったと
勘違いするほどの温かいシーンが
もう少し
欲しかった。
映画が生き生きとし
真知子の可愛らしさ、切なさ、葛藤が見え
真知子が違った、、、と思った時の衝撃が大きかったのではと
楽しみにしていた映画だけに
少し勿体無い感じがしました。
パンフレットの中の写真もとても美しかった。
これからの監督として期待値として星5とし
作品としての評価は
ひとつマイナスとして4としました。
最後に
映画ファンとして思うことは
良い作品を良い作品にするために
キャスト同士がデスカッションする
時間を
儲けてじっくり時間をかけて
作って欲しい。
名作として後々に残るような映画を
日本から世界へとじわじわと
浸透するような映画作りをして欲しいと
思います。
裏アカ、誰しも心の裏側があって
苦しんでいたり
毒舌を吐いたり
世界的に問題提起出来るであろう
物語だと期待していただけに
勿体無い思いです。
脱無難・無気力・無感情
小さなアパレル企業の元バイヤーで現販売店店長の30歳位の女性が、Twitterに裏アカを設置して身体を晒し巻き起こる話。
過去の仕事上のトラウマもあり、企画や買い付けに際し強く主張できなかったり、仕事の為のインスタをあまりアップせず、部下にフォロワー数で10倍以上の差を付けられていたり、そういう状況から主人公が裏アカをつくり、「ゆーと」と名乗る男と出会って目覚めて行くストーリー。
自己顕示欲か自我の崩壊か、仕事も手につかずスマホとにらめっこになっていく主人公。
流されるままから自身の主導に変わり、終わりのみえない主人公の展開や、ゆーとの主張は少し頭でっかちな感じもあったけれど、レセプションからの展開でガラッと一変。
少し狭すぎる世界での無理やりなご都合主義的な流れもあったけど、こういう崩壊感は大好物で、なんの為に生きているのか、人生の目的は?と、答えのない疑問が頭を駆けめぐった。
瀧内公美はGOOD!
瀧内公美がよかった。表情も体のラインも引き込まれるものを感じた。
仕事でもプライベートでも満たされない主人公と、イケメンで若くて女に苦労したことがなさそうな虚無な男のSNSからの出会い。
プロットはオリジナル脚本かもしれないが、登場人物にいまひとつ感情移入ができにくいのはどうしてだったんだろう。イケメンのボンが、スリルのない日常に飽きてしまって虚無になり、刺激を求めてルックスを活かして女を漁っていることに感情移入はできなかった。最後に、主人公が裏アカを表にひっぱりだされたことで、主人公の内面に何が起きたのか?前向きに生きようと思ったのか?満たされない自分のまま抱え込んだままなのか?そこは観客が感じるままにとはいえ、ひとつの映画としての主張というかテーマがみえにくかった。
【"おもしろきこともなき世"を"おもしろく・・"毎日の変わり無き日々の閉塞感に依り、女が犯した過ちを描いた作品・・。】
- 瀧内公美さんは、「日本で一番悪い奴ら」で、綾野剛とシャブセックスに溺れる婦人警官役でその存在を知り、それ以降のご活躍は周知の事実である・・。-
■観賞後に思った事
・今作品は、毎日の閉塞感に飽き足らず、刺激を求めて、"裏アカ"に手を出してしまった真知子(瀧内公美)の転落と、どん底から再生しようとする姿を描いているが「火口のふたり」で、正に全身全霊であの役を遣りきった瀧内さんは、"今作品の"後"が勝負になるのであろうな・・"と言う事である。
<現代の邦画界で、稀有なポジションを大変な覚悟と、努力の結果、獲得した瀧内公美さんの今後の一層のご活躍を、一ファンとして期待している。>
つまらない。
ヌードシーンが多い。中身がなくてつまらなかった。所々インスタ映えしそうな映像を使っていたがそれが逆に安っぽく見えた。設定も曖昧、伏線回収も微妙、結局どうなったのかわからない。
何を表現したかったのかよくわからない作品だった。
絶望がお好きのようで
なんとなーく面白そうだったので鑑賞。
特に期待もしてないし、予告も2、3回見た程度。
はぁー?何だこれ??
全然面白くないんですけど。
断トツでワースト1位。ブレイブ群青戦記を下回る映画ないと思ってたのにさ...。ショック。
仕事を後輩に取られ生きる意味を感じられなくなっていた真知子(滝内公美)は、その後輩の何気ない一言をきっかけに裏アカを作成し、自分を必要として欲しいと思い過激な写真をアップし始める。
えーっと、滝内公美は良かったです。
表情の変化が上手かった。ふせえりも田中要次も安定していて見ててホッコリ。いい所はそこだけです。
初っ端から最後までまっったく面白くない。
見所も見応えも一切無く、常に眠たかった。
ラストも思わせぶりが酷く、終わったかと思ったらまだあっての繰り返し。間延びが辛い
音楽も合ってなさすぎて驚き。
なんでこのタイミングでその曲を使おうと思った?と違和感ありまくり。オープニングから「これはまずいな...」と笑
夢や希望もなければ、絶望の描き方にも問題あり。
同じくTSUTAYAクリエーターズプログラムを受賞した「哀愁しんでれら」は、胸糞の悪さと絶望の描き方は素晴らしかったが、今作はなんとも言えない中途半端な出来。と言うか、TSUTAYAクリエーターズプログラムの審査員は絶望がお好きなんですかね?
悲しくもならないし感情移入も出来ない。
淡々としすぎて面白みに欠けるし、SNSの怖さを伝えたいのだろうけどイマイチピンと来ない。
ラストの走るシーンも何だったの?って感じ
いやー、酷かったです笑
4月初の映画だったのにな...出だし悪過ぎです。
ちなみに、今月一番楽しみな映画は「砕け散るところを見せてあげる」で、二番目は「バイプレイヤーズ」、三番目は「ザ・スイッチ」です。まともじゃないのは君も一緒を越えられるかな...?
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